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提供: 広島大学デジタル博物館
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全国苔庭めぐり

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立田自然公園泰勝寺(たいしょうじ)跡庭園

見どころ

熊本市の北東部,熊本大学の北西部にある立田山の麓に位置する.泰勝寺細川家の菩提寺として建立された.寛永14年(1637)肥後藩主細川田忠利が泰勝院として建立,寛永19年(1642)に京都から大渕和尚を住職として招き,泰勝寺と改称した.細川初代藤孝夫妻と二代忠興とその妻玉子(ガラシャ)の「四つ御廟」や宮本武蔵の供養塔,茶室「仰松軒(こうしょうけん)」とともに,杉木立に抱かれて,自然生のものを育てて作られたと思われる苔園(こけえん)などがある.苔園には,トヤマシノブゴケ,トサカホウオウゴケ,コツボゴケなどのセン類が地面を覆っている.部分的にタイ類のケゼニゴケが暗緑色のリボン状の植物体を広げている.石灯篭や墓碑は黒緑色のケギボウシゴケが目立つ.

場所

熊本県熊本市黒髪4-610  Fax:

交通

入園料金

大人 200円

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泰勝寺庭園碑 苔むした宮本武蔵供養塔
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黒緑色のケギボウシゴケGrimmia piliferaの生える石灯篭 自然生えのコケを活かした苔園 トヤマシノブゴケ,トサカホウオウゴケ,コツボゴケが主要なコケ
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自然生えのコケを活かした苔園 自然生えのコケを活かした苔園
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苔園のコツボゴケPlagiomnium acutum 苔園のトヤマシノブゴケThuidium kanedae
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苔園のトサカホウオウゴケFissidens dubius 苔園脇のラセンゴケHerpetineuron toccoae

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