クルマバソウ

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クルマバソウ Asperula odorata L.

シノニム

その他

  • Asperula odorata Linn.(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > アカネ科 Rubiaceae > クルマバソウ属 Asperula

解説

  • 本種はしばしばクルマムグラと間違えられるが,以下のような違いがある.
  • 本種の果実は1個ずつ花柄につくが,クルマムグラは2個にくびれた分果である.
  • 本種は乾燥標本にすると黄褐色になり,葉質が硬いが,クルマムグラは黒っぽくなり,葉質が柔らかい.
  • クルマバソウは乾燥するとクマリン様の香りがあり,ヨーロッパでは酒の香り付けに用いる.

花期

  • 花期は5月中旬で,白い花の集団は美しい.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,吉備高原面から中国山地の渓谷に分布.とくに歩道に沿って群生することが多い.

産地

天然記念物

標本

  • 吉和村瀬戸の滝(yy-10155),比婆山(ts-435),猿政山(yy-6151),比和町布見川(yy-14219),帝釈峡(yy-10777)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 45850

文献(出典)

  • 堀川ほか(1959),広島県民の森(1972),山下(1977),土井(1983),山下(1988),吉野(1989),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

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