クモラン
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動広島大学 > デジタル自然史博物館 > 植物 > 郷土の植物 > 維管束植物 > クモラン | 広島県の植物図鑑 / 和名順
クモラン Taeniophyllum glandulosum Bl.
シノニム
- Taeniophyllum aphyllum (Makino) Makino
その他
- Taeniophyllum glandulosum Blume(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)
分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > ラン科 Orchidaceae > クモラン属 Taeniophyllum
解説
- 日当たりの良い場所の樹幹に着生する多年生で小型のラン科植物.
- 東アジアの暖温帯(日本,朝鮮半島,中国)からヒマラヤ,マレーシアにかけて分布する.
- 日本では,本州(福島県以南)から琉球にかけて分布する.
- 県西部の常緑広葉樹林やアカマツ林,中間帯にやや稀に生育する.
- 茎が非常に短く,葉がなく,数cmの放射状にのびる灰緑色の根がクモの脚のように見えることからクモランと呼ばれる.
- 6月下旬から8月上旬にかけて,非常に小型の目立たないやや黄緑色がかった黄色の花を咲かせる.
- ラン科植物の根には菌類が共生しているが,クモランの根は葉緑体があるため緑色をしており,根だけで葉の代わりに光合成していると考えられる.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 県西部(rn-6343)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 広島県RDBカテゴリ: 準絶滅危惧(NT)
- 環境庁コード: 80970
- 県RDB
文献(出典)
- 関ほか(1975),土井(1983),関ほか(1983b),三上ほか(1992),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997),坪田ほか(2006)
広島大学 / デジタル自然史博物館 / 植物 / 郷土の植物 / 維管束植物 | 広島県の植物図鑑 / 和名順 にもどる