キノボリトタテグモ 広島大学東広島キャンパス

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巣穴から体を出すキノボリトタテグモの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 5, 2020)
メスを求めて徘徊するキノボリトタテグモの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Mar. 21, 2022)
キノボリトタテグモの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 8, 2020)


キノボリトタテグモ(広島大学東広島キャンパス)

和名

  • キノボリトタテグモ

学名

  • Ummidia fragaria

分類

  • トタテグモ科 Ctenizidae

分布

  • 本州,四国,九州,南西諸島.

解説

  • キシノウエトタテグモに似るが,腹部に目立った斑紋がない.
  • 林縁部や神社仏閣の社叢林などで営巣することが多い.
  • 樹木の幹や根本,土の岸壁などで片開きの扉がついた袋状の巣をつくる.
  • 巣の近くを通りかかった小昆虫を捕食する.
  • 3月下旬~4月上旬に繁殖期をむかえ,徘徊するオスが目立つようになる.
  • 東広島キャンパス内での個体数は多く,ヒノキアカマツの幹やコナラの根元に巣が見られた.
  • 環境省RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)

備考

参考文献

  • 馬場友希・谷川明男. 2015. クモ ハンドブック. 111 pp. 文一総合出版, 東京.
  • 新海栄一. 2017. 日本のクモ, 増補改訂版. 408 pp. 文一総合出版, 東京.

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