キシノウエトタテグモ 広島大学東広島キャンパス

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キシノウエトタテグモの成体(メス).雨上がりに徘徊していることがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2023)
キシノウエトタテグモの成体(メス).腹部に対をなす淡い斑紋が並ぶ個体が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2023)
キシノウエトタテグモの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Nov. 17, 2023)

キシノウエトタテグモ(広島大学東広島キャンパス)

和名

  • キシノウエトタテグモ

学名

  • Latouchia typica

分類

  • トタテグモ科 Ctenizidae

分布

  • 本州(東北地方南部以南),四国,九州.

解説

  • 体長はメスで10-20mm,オスで8-15mm.
  • キノボリトタテグモに似るが,腹部に数対の淡い斑紋が並ぶ.
  • 公園や神社の石垣や地面などに営巣することが多い.
  • 地面に片開きの扉がついた袋状の巣をつくる.
  • 巣の近くを通りかかった小昆虫を捕食する.
  • 9~11月に,メスを求めて徘徊するオスが目立つようになる.
  • 東広島キャンパス内での個体数は少なく,生息地も限定されていることから土地の改変によって容易に絶滅するおそれがある.
  • 環境省RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
  • 広島県RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)

備考

参考文献

  • 馬場友希・谷川明男. 2015. クモ ハンドブック. 111 pp. 文一総合出版, 東京.
  • 新海栄一. 2017. 日本のクモ, 増補改訂版. 408 pp. 文一総合出版, 東京.

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