カワツルモ
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カワツルモ Ruppia rostellata Koch
シノニム
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > ユリ上目 Lilianae [= Monocotyledones 単子葉植物] > オモダカ目 Alismatales > カワツルモ科 Ruppiaceae > カワツルモ属 Ruppia
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 単子葉植物綱 Monocotyledoneae > ヒルムシロ科 Potamogetonaceae) > カワツルモ属 Ruppia
解説
- 広島県内では,福山市芦田川から藤井(1978)の報告があるが,河口堰のために絶滅したもようである.
- 土井(1983)は三原市と竹原市忠海から報告しているが,現状は不明である.
- 三上幸三は,1987年ころに,竹原市と安芸津町で確認していたが,埋め立てられてしまった.
- 安浦町の生育地は海岸に近い水田の水路であるが, 1987年に大量に生育していたのに,1990年ころに消滅し,現在にいたるも回復していない.水路の環境は変化していないので,異常潮位による塩分濃度の影響かもしれない.
- 下記の標本のうち,生口島の現状は不明である.現在,確実な生育地は呉市と宮島であり,宮島では最近,大量の生育が確認された.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
産地
天然記念物
標本
- 生口島(rn-6785),呉市(hh-8450),安浦町(hh-8453),宮島(ts-970910;三上幸三 採集)
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
英名
広島県方言
備考
- 広島県RDBカテゴリ(2003):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2011):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 広島県RDBカテゴリ(2021):絶滅危惧I類(CR+EN)
- 環境庁RDBカテゴリ:準絶滅危惧(NT)
- 環境庁コード: 61040
- 環境庁RDB,県RDB
文献(出典)
- 橋本ほか(1980),土井(1983),井波(1990),広島県(1995),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 土井美夫. 1983. 広島県植物目録. Pp. 148. 博新館, 広島.
- 藤井茂美.1978. 芦田川の植生.187 pp. 建設省福山工事事務所,広島.
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