カワゲラ目
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カワゲラ目 Plecoptera
(pleco-たたむ -pteraはね 英名:Stonefly)
カワゲラとは
カワゲラ目は有翅昆虫(はねを持つ昆虫)の仲間ではもっとも原始的なグループの昆虫と言われています.
世界では約2000種,日本では約170種が記録されています.幼虫は大型の肉食性のものから,小型の植食性(落葉やコケ)のものまで様々です.
幼虫の特徴
カワゲラの幼虫は一見するとカゲロウの幼虫とそっくりで慣れないと区別するのが困難です.主な相違点を挙げると,
- 尾が2本(例外なし)
- 肢の爪が2本
- エラはふさ状,指状で肢の付け根,おしり,あごの付け根(全くエラのない種類もいる)
このような特徴をルーペで観察すると違いははっきりしますが,慣れてくるとカワゲラの方が体格がガッチリしていて,強そうな感じがすることからルーペを使わなくても分けることができるようになります.
幼虫どうしはそっくりなカワゲラとカゲロウ.では成虫はどうでしょうか?カゲロウは幼虫と成虫ではげきてきな変化をし,幼虫からは想像もできない繊細で美しい成虫になります.しかし,カワゲラの成虫は幼虫にそっくりそのまま翅がはえたような体型で,ひと目でカワゲラの成虫だとわかります.まさにこの親にしてこの子ありといったところです.
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