カエデ科

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カエデ科 Aceraceae

特徴

  • 一般に高木の種が多い.
  • 多くは落葉樹であるが,沖縄などに分布するクスノハカエデなど常緑の種もある.
  • 温帯を中心に分布.
  • 世界で約150種.
  • 多くの種がカエデ属に分類される.カエデ属の他に,中国に分布するキンセンセキ属Dipteroniaがある.
  • APG植物分類体系では,トチノキ科とともにムクロジ科に含められる.
  • 葉は対生.イロハモミジに代表されるように,掌状に切れ込んだ羽状複葉のものが多い.ミツデカエデやメグスリノキのように3枚複葉や,チドリノキやヒトツバカエデのように単葉の種も少なくない.
  • 花は小型で,花弁が目立たない.
  • 果実は1対の翼果で,2つの果実が対称に向かい合っている.種子に翼がある翼果とよばれる果実をつける.
  • 種子が脱落する際に,くるくる回転しながら落下する.
  • 紅葉あるいは黄葉が美しいため,観賞用として植栽される.
  • メープルシロップで有名なサトウカエデはカナダの国旗にデザインされている.

広島県から報告されているもの

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文献(出典)

文献(参考)

  • Simpson, M. G. 2006. Plant Systematics. -xi + 590 pp. Elsevier Academic Press, San Diego.

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