オオクチバス

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オオクチバス.ルアーフィッシングの対象魚として人気.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 鮫島裕貴, Oct. 9, 2019)
オオクチバスの稚魚の群れ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, May 25, 2018)

オオクチバス Micropterus salmoides

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > スズキ目 Perciformes > サンフィッシュ科 Centrarchidae > オオクチバス属 Micropterus > オオクチバス Micropterus salmoides

解説

  • 原産地は,カナダのオンタリオ州とケベック州,アメリカ合衆国東部(ノースカロライナ州~フロリダ半島,ミネソタ州~五大湖,ミシシッピ川流域~テキサス州).
  • 国内では,北海道~沖縄県の全国(北海道では根絶).
  • 河川・湖沼・溜池・ダム湖など淡水域に生息.
  • 体長20~50 cm,スズキに似た形をしている.
  • 類似種のコクチバスとは,成魚では主上顎骨後端が多くは眼の後縁を越えること,側線上方横列鱗数が7~9であること,生鮮時鰓ぶた後部に白色斑がないことで,幼魚では体側に1黒色縦線または縦列斑があることで識別できる.
  • 北アメリカ原産で,大正14(1925)年に日本に移入され,芦ノ湖に放流された.
  • 広島県では,昭和45(1970)年以降ルアーによる遊漁用として移入されたらしく,現在では県全体に広がりを見せている.
  • 成長が早く,放流・移植が簡単であるため安易に移入される.在来種の稚魚に対して多大な影響を与えている.
  • 広島県内水面漁業調整規則で,オオクチバス,ブルーギルなどの移植を禁止している.

天然記念物・RDB

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ブラックバス

英名

  • largemouth bass

広島県方言

  • ブラックバス

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.

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