ウリハダカエデ

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 植物メインページ > 郷土の植物 > 維管束植物 > ウリハダカエデ | 広島県の植物図鑑 / 和名順

ウリハダカエデ(広島県尾道市 生口島 観音山; 撮影: 垰田 宏, Apr. 17, 2011)
ウリハダカエデ(雄花)(庄原市西城町 岩樋山; 撮影: 垰田 宏, May 10, 2009)
ウリハダカエデの花(雌花)(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 内田慎治, Apr. 23, 2021)
ウリハダカエデの花(雌花)(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 内田慎治, Apr. 23, 2021)
ウリハダカエデの果実.果実に翼(よく)がある.(広島県廿日市市宮島町; 撮影: 池田誠慈, Dec. 7, 2016)

ウリハダカエデ Acer rufinerve Siebold & Zucc.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > バラ上目 Rosanae > ムクロジ目 Sapindales > ムクロジ科 Sapindaceae > カエデ属 Acer

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > カエデ科 Aceraceae > カエデ属 Acer

解説

  • 落葉亜高木.
  • アカマツ林,クリ-コナラ林,ミズナラ林,ブナ林などいろいろな植生に見られるが,常緑広葉樹林には少ない.
  • 宮島の対岸の大野町の方言はシラハシといい,以前は「宮島のシラハシが紅葉したら麦を蒔け」といわれたという.シラハシというのは,厳島神社の神饌に用いる箸をウリハダカエデで作るところから由来したものであろう.現在,大野町では麦作は行われなくなった.
  • 紅葉の時期はイロハモミジより遅く,11月下旬から12月上旬である.
  • 宮島のモミジ類については坪田ほか(2021)でまとめられている.

花期

  • 4月~5月

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,島嶼部の波打ち際から中国山地の高所まで広く分布する.

産地

天然記念物

標本

  • 比婆山(yy-9660),臥竜山(yy-3198),猿政山(yy-6141),広島市呉娑々宇山(yw-788),野呂山(mt-7461),吉和村中津谷(km-83031),庄原市大黒目山(yw-4917),三段峡(yw-5059),女亀山(yw-5165),吉和村十方林道(ht-83549),安芸津町三津(hh-6909),極楽寺山(yw-5978),熊野町土岐城山(mt-13548),三原市大峰山(sf-4350),口和町宮内(hn-991),生口島(sf-4563),君田村船山(yw-11545),芸北町大暮川(sy-245),倉橋町(sy-591),東城町森(hn-1400),大和町下徳良(yk-7485),神石郡三和町星居山(kk-1916),因島(yk-8202),上下町岳山(yk-8473),尾道市木ノ庄町(yk-8953),上蒲刈島(mh-11312),佐伯町中道(hh-8831)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • ウリハダ

英名

広島県方言

  • アオキ
  • ウリギ
  • ウリダニ
  • ウリンドウ
  • カエデ
  • シラハシ
  • シラハセ
  • シロガキ
  • ハシギ
  • ハシノキ
  • モミジ

備考

DNA data/barcording

cp rbcL gene

cp psbA-trnH region

文献(出典)

引用文献

ギャラリー Gallery 画廊

関連ページ


広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 植物メインページ > 郷土の植物 > 維管束植物 > ウリハダカエデ | 広島県の植物図鑑 / 和名順