アメリカネナシカズラ
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アメリカネナシカズラ Cuscuta campestris Yuncker
シノニム
- Cuscuta pentagona Engelm.[広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)で採用.]
- Cuscuta pentagona Engelm. var. calycina Engelm.
- Cuscuta pentagona auct. non Engelm.
その他
分類
維管束植物門 Tracheophyta > 種子植物亜門 Spermatophytina > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > ナス目 Solanales > ヒルガオ科 Convolvulaceae > ネナシカズラ属 Cuscuta
旧分類
種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ヒルガオ科 Convolvulaceae > ネナシカズラ属 Cuscuta
解説
- 宮島の海岸にもハマゴウ上に多数寄生している.
- 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)の中で,関ほか(1975)でハマネナシカズラとして報告されたものはアメリカネナシカズラであると訂正している.
- 乾・本田(1930),加藤(1939),堀川(1942d)などの宮島の文献に,ハマネナシカズラがまったく出てこないので,おそらく戦後に侵入したものであろう.
花期
分布・産地・天然記念物
分布
- 近年,広島県沿岸部に広まりつつある.
- 宮島では海岸に限られ,島の内部には見られない.海岸へのごみの漂着から発芽したものでろう.
産地
天然記念物
標本
- 廿日市市地御前(yw-9683),広島市宇品(rn-10151),黒瀬町黒瀬川(mt-7015),倉橋島長谷(yw-5561),福山市芦田川(yy-9505),宮島[ts-860,ハマネナシカズラとして関ほか(1975)が報告したもの]
慣用名・英名・広島県方言
慣用名
- アメリカネナシカヅラ
英名
広島県方言
備考
- 環境庁コード: 47125
- 帰化
文献(出典)
- 橋本ほか(1980),太刀掛(1982),江塚・松本(1985),関ほか(1994),渡辺ほか(1996),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)
引用文献
- 乾 環・本田正次.1930. 厳島瀰山原始林調査報告.文部省編,天然記念物調査報告植物之部第10輯.pp. 25-28. 文部省,東京.
- 堀川芳雄.1942d. 厳島の植物.広島県教育委員会編,広島県史跡名勝天然記念物調査報告第5輯.pp. 157-212. pls. 44-52. 広島県教育委員会,広島.
- 加藤(林)弥栄.1939. 宮島植物誌.植物趣味 8: 173-193; 8: 256-274.
- 関太郎・中西弘樹・鈴木兵二・堀川芳雄. 1975. 厳島(宮島)の維管束植物. 天然記念物瀰山原始林・特別名勝厳島緊急調査委員会(編), 厳島の自然, 総合学術調査研究報告, pp. 211-332 + pls. XLII-XLIII. 宮島町, 広島.
インターネットリソース
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