アカマツ-クロバイ群集
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アカマツ-クロバイ群集(アカマツ-クロバイ林)
解説
宮島の面積の約88 %(26.6 km2)は,過去に伐採や山火事に影響をうけたアカマツ二次林である.本土側の松林は伐採や下刈りがひんぱんに行われるが,宮島では過去の人為的影響は小さく,60-120年生のアカマツの大木が多い.それだけ宮島のアカマツ林は自然度が高く,遷移の段階の進んだもので,クロバイ,シキミ,ヤブツバキ,シロダモ,イヌガシなどの常緑広葉樹がよく茂っている.本土側の松林に多いコナラ,クヌギ,アベマキなどの落葉広葉樹やネザサなどのササ類が宮島に分布していないことも大きな特徴である.これらの点から宮島のアカマツ林はアカマツ-クロバイ群集と名づけられ,他所には例を見ない独特の森林である.
現地の看板より(2018年12月26日確認,誤字一部修正)
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