刊行物

広島大学総合博物館研究報告 第10号

原著論文
資料
編集後記

 総合博物館研究報告10号をお届けします。本号では人文,自然双方から7 本の原著論文,4 本の資料を掲載することができました。皆さまのご支援・ご協力のたまものと感謝します。
 まず,本年度は7月の西日本豪雨に触れないわけにはいかないでしょう。 キャンパス周辺には今なお豪雨の傷跡が残っています。被災により,心身に傷を負った方,生活再建がまだ遠い方など,まだまだ多くいらっしゃいます。 大地に残る傷とは異なる目に見えない傷が広く刻み込まれています。被災された皆さまの心や暮らしが癒やされ,地域社会が復興されることを願ってやみません。
 さて,総合博物館では,本年度始めに『広島大学東広島キャンパスのサクラ』 を刊行しました。好評で瞬く間に配布終了となってしまいましたが,このようなキャンパス内の自然を紹介するガイドへのニーズの高さに驚きました。 秋には企画展『大学と埋蔵文化財』を行い,イベントの一つとしてキャンパス内の遺跡を見て歩きました。このような大学内の自然や文化財を見たり, 触れたり,学んだりする楽しみを多くの人に体験していただきたいと思います。自然の厳しさを認識するとともに,その優しさ,力強さもまた,しっか り理解することが望まれます。そして,キャンパスの自然・文化遺産を保全し活用するためには,学術的な裏付けが望まれます。それは地道な研究の積み重ねによって得ることができます。本書は,そのような地道な研究をサポートするような場となればいいなと思います。(淺野記)

編集委員

委員長 淺野 敏久 Toshihisa ASANO
    山崎 博史 Hirofumi YAMASAKI
    野島  永   Hisashi NOJIMA
    中坪 孝之 Takayuki NAKATSUBO
    本多 博之 Hiroyuki HONDA
    清水 則雄 Norio SHIMIZU
    佐藤 大規 Taiki SATO