広島大学総合博物館は、キャンパスの豊かな自然も展示としたエコミュージアムです。博物館本館を中心に、キャンパス内に点在するサテライト館を結んだ散策道“発見の小径”を整備しており、ここでは四季折々の自然の移り変わりを観察することができます。 キャンパス内には絶滅危惧種を含む多様な生物が生息し、先史時代以降の約30カ所にのぼる遺跡が見つかっています。たくさんの見所を含むキャンパスを、自由な発想で、いつでも利用できるのが発見の小径の魅力です。
発見の小径 探検マップ(博物館本館等で配布中!)
池の点在する谷間では、下草刈りや耕作などの管理を行うことで、本来の里山環境を維持し、そこに生息する生きものたちを守っています。また。西条盆地の貴重な植物を、収集・展示することで、遺伝資源の保全と啓蒙を試みています。谷間のため、ほとんど建物が見えず、キャンパス内とは思えない景観が楽しめます。
【東広島植物園】
渓流と湿地の入口近くには、東広島植物園があります。ここでは、研究や学生実習が行われています。また温室が点在しており、一部は見学が可能です。
東広島植物園ニュースレター
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ぶどう池は、当初、周囲のぶどう畑に水を供給するための池として作られたため、この名がつきました。現在は安定した水質から、水中では希少な水草類が生育し、冬には多くの水鳥が飛来して羽を休める貴重な環境が保たれています。キャンパスのほぼ中央に位置し、周囲にベンチを配した憩いの空間にもなっています。池の東岸には、野鳥観察のためのバードウォールも設置されました。
池と周辺の湿地、そして隣接するアカマツ林には、昔ながらの里山環境が維持されています。下草を刈ることで維持される明るい林床は、今では稀少とされる植物や昆虫の大切なすみかになっています。池ではメダカや水生昆虫、イモリなどたくさんの生物が生息しており、観察会もしばしば実施されます。