当館の概要

エコミュージアム

広島大学総合博物館は開館以来、キャンパスをまるごと博物館とみなしたエコミュージアム活動を推進してきました。 近年は、賀茂台地などの地域を博物館とみなす「東広島エコミュージアム」の活動を開始しています。

エコミュージアムとは?

エコミュージアムは1960年代後半に国際博物館会議の会長G.H.リヴィエールが提唱した新しい博物館の考え方です。日本では、地域をひとつの博物館とみなし、そこの地域の遺産を見出し、保全し、教育や地域づくりに生かしていく活動です。日本のエコミュージアム憲章2009では「エコミュージアムは、地域社会の内発的・持続的な発展に寄与することを目的に、一定の地域において、住民の参加により環境と人間との関わりを探る活動としくみである」と定義されています。


エコミュージアムのイメージ図

キャンパスまるごと博物館

広島大学総合博物館は、本館、サテライト館で構成され、本館を中心にこれらをネットワーク化させています。さらに、エコミュージアムの考え方を取り入れ、豊かな自然環境を有するキャンパス全体を広く含み込んだ博物館活動を、発見の小径などを中心に展開しています。

東広島エコミュージアム

広島大学東広島キャンパスが所在する賀茂台地などの地域を博物館とみなす「東広島エコミュージアム」の活動を開始しています。2019年度には、令和元(平成31)年度 大学連携政策課題共同研究事業 市提案型共同研究(ニーズ型)「エコミュージアム構想に基づく周遊観光ツアーに関する研究」を実施しました。地域の取り組むべき課題のうち、地域の自然遺産・文化遺産の保全と活用、域内(特に中心市街地と周辺地域)の人びとの関わり合いの弱さの克服、産業面での観光の特色づくり、 大学の活用などに総合的に対応する方策として、エコミュージアム構想を用いた地域遺産の保全・活用と域内ネットワークの強化を具体的に検討しました。

活動紹介【プロモーションビデオ】