世界に2科2属約150種が知られる.日本には1属約35種が分布する.
ほとんどの種は湿地に生育する.
植物体はあまり分枝しないで直立する硬い茎をもち,節が発達し,そこから開出する枝と垂下する枝が生じる.
ふつう枝につく葉と茎につく葉の形や大きさが異なる.葉身細胞には小型で線形〜うじ虫状の葉緑細胞と大型で透明の透明細胞の2種の細胞が分化し,数個の葉緑細胞が1個の透明細胞を囲むように規則正しく配列する.大型細胞にはふつう孔か偽孔,細胞内面壁に線状肥厚が発達し,水を蓄える.
凾ヘ球形で,短い剳ソをもつ.その足は偽柄とよばれる茎の先端部がのびて葉をつけていない部分の先端部に埋まっている.凾ノは剋浮ェ発達しない.剳ヌの表面には偽気孔があるが,気孔はない.帽は発達しない.
葉状の原糸体をもつ.
胞子にはY字条線がある.