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テイカカズラ
Apocynaceae キョウチクトウ科
Trachelospermum asiaticum (Sieb. et Zuc



2001/05/21 午後 04:28:48

2001/05/21 午後 04:28:59

2003/01/06 午後 03:24:34

開花時期 5月中旬から6月下旬にかkて
テイカカズラ(キョウチクトウ科)
宮島には多い植物であるが、花を咲かせるほど大きなつるは少ない。5月ごろ、白い花を咲かせて美しい。実は長いさや状で、種子には白い毛がついていて冬になると、さやがさけ種子が飛び出して風で散布される。藤原定家の名をとったといわれている。
高さが30mもの梢(こずえ)にまでまきついて、根本は直径が5cmにもなる大きなかずらである。五月晴の青空をバックに白い花が一面に咲く。その頃、古い葉が紅葉してちらちら見え、なかなか美しい。ロープウェイの紅葉谷駅を出ると、眼下の梢にまきつく姿が眺められる。
若い株で石垣などにへばりついているのは、小さなちじれた葉で、白い斑があって、別の植物に見える。このような株を盆栽にして、「雪駄かずら」と呼んでいる。
本種は、宮島のどこにでもあるが、常緑広葉樹林の代表である。