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サカキカズラ
Apocynaceae キョウチクトウ科
Anodendron affine (Hook. et Arn.) Druce



2002/05/09 午後 03:18:30

2001/10/19 午後 04:56:08

2002/03/16 午後 05:26:46

2001/11/12 午後 10:18:24

開花時期 5月中旬から6月上旬にかけて
 葉がサカキに似ているのでこの名がある。広島県ではたいへんめずらしい植物で、宮島以外には知られていない。南方系のつるで、大きくなると幹の直径は5cmにも達する。宮島付近が分布の北のはしに当たるので、寒さに弱く先年の異常低温の年には、葉が脱落して、花が咲かなかった。5月から6月に黄色い小さな花をつける。サカキカズラの花はあまり美しいとはいえないが、種子はとても見事である。2個の果実がくっついて角のように成長し、長さ6〜7cmになる。3月頃その果実が裂けて、美しい白い毛をつけた種子が飛び出す。毛の長さは5cmくらいあり、風に乗って飛んでいく。種子は平たく、両端がとがっていてねじれている。宮島に多いテイカカズラは、本種に近い植物である。