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ミヤマガマズミ
Caprifoliaceae スイカズラ科
Viburnum wrightii Miq.



2001/04/28 午後 01:52:00

2001/04/28 午後 01:54:42

2002/10/01 午後 04:33:23

開花時期 4月下旬から5月中旬にかけて白い花を咲かせる
宮島の日当たりのよい所に多い木で、高さは2〜3mである。材が粘り強いので、金鎚の柄などに用いられる。花は4月の下旬に開き、白色で新芽と共になれなか美しい。しかし、10月の紅く熟した実の万が見ごたえがある。その頃には、葉も暗い紫色の斑点ができて、鮮やかな果実と対照的に、渋い味わいを見せている。広島県には、ガマズミと名のつく植物は、ガマズミ・コバノガマズミ・チョウジガマズミと本種の4種がある。帝釈峡にしか見られないチョウジガマズミは別としてあとの3種は県内でいつも一緒に生えている。ところが宮島にはミヤマガマズミしか見られない。まことにふしぎな分布であるが、島の植物には時々こうした奇妙なことがある。ミヤマガマズミの光沢のある紅い実は、果実酒にすると美味しい。