前ページへ

平成19年度ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会(第2回)実施される
平成19年12月26日(水) 13時30分より17時まで
 会場  広島県県庁内
ミヤジマトンボ保護管理連絡協議会事務局 自然環境保全室主催にて開催されました。
                当日出席者 
        鍵本文吾 日本蜻蛉学会ミヤジマトンボ保護部会 部会長
        坂本   充 広島市森林公園昆虫館      技師
        岡崎   環 廿日市市教育委員会文化課   課長
        佃   雅文 廿日市市驚喜委員会文化課   協議会構成員
        水田 國康 広島虫の会              会長
        向井 誠二 広島県野生生物保護推進委員  協議会構成員
        中尾 光秀 広島森林管理署           協議会構成員
        西   大輔 環境省中四国地方環境事務所  協議会構成員
        岩見 潤治 広島県環境保険協会生物調査課 課長補佐
        西丸 一則 広島地域事務所農林局林務第一課 専門員
        清水 由梨         同上          主事
        中重 和郎 広島県環境部環境対策局自然環境保全室 室長
        相良伊知朗        同上        野生生物グループ 主査
        花房 敏明         同上        野生生物グループ 専門員
                        以上14名出席のもとに
        花房氏より会議の内容の説明がされたあと、水田先生(議長)挨拶のもとに会議が行われました。
        議題
        1.ミヤジマトンボの保護対策について
          西 氏より平成19年度の環境省での調査実績や現況に説明したあと、調査依頼を受けた
          環境保険協会の岩見氏より、調査にもとずく資料の説明をされ、意見の交換がありました。
          今年度は、かなり綿密な調査・観察がなされ、貴重なデータでした。
        2.平成19年度における今後の予定について
          広島県より予算の申請について、広島県の実情からは、かなり厳しい状況であるこなど説
          明されました。水田先生の見解によると、保護のための予算の削減は厳しいのではないか、
          県の方で特別指定種に選定している重要な生物であるにかかわらず、もっと検討してもらい
          たいとの見解を示された。また、水田氏はヨシの生育環境の悪化がミヤジマトンボの生息に
          かなり、悪影響を及ぼしているのではないか、学識経験者によるヨシの復活に向けての調査
          をしてもらいたいこと等。また、坂本氏より人口飼育による成果と業務との難しさなどについて、
          今後坂本氏のみでの人工飼育は、業務に差し支えるので難しい事など、
        3.平成20年度以降の方向性について
          各種ボランティア活動の協力を得たり、地域の小中学校及び地域からのミヤジマトンボの保護
          の必要性をアピールする事による、盛り上がりが必要ではないか、また予算の要求とビデオト
          ープ創出・モニタリング調査、その他環境省においても今年度の調査を継続して行う方向であ
          ること等。
       

当日行われた会議の様子(当日は、マスコミRCC(広島テレビ)による取材があった。