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ヒドリガモ 
(ガンカモ科)

ヒドリガモ (ガンカモ科)

 宮島に渡ってくるカモの仲間は数種いますが、最も多く渡ってくるのがヒドリガモです。特に包ヶ浦の池には、毎年11月末ごろには数十羽ものヒドリガモが休息のために渡ってきます。 その他、大砂利や入浜、青海苔、山白方面の海辺でも少数を見ることができますが、これらのカモたちは八幡川へ越冬のため渡ってくる何千羽ものカモの内の一部と思われます。しかし、同じ仲間と思われる宮島のカモたちは、八幡川河口に居るものと比較して神経質で人を恐れます。これは心ない人たちが追い回したり、石を投げたりするためです。現在は全国的に自然を大切にする心がうんぬんされている時期に残念なことと言えます。カモやその他の野鳥に対する冬期の人工的な給餌も各地で行われていますが、宮島では自然もまだまだ多く残されているので餌付けまでしなくても良いようですが、もっとかわいがる心を持って欲しいものです。


1979.12.17包ケ浦の池で、オス一羽、メス一羽を記録してから、1980年代1990年代と増カロして、2002年現在は島全域で最も多く見られる種となっている。

(厳島の鳥を知る会 熊谷 美登/写真撮影 豊原源太郎)


この記事は1984年11月の広報みやじまに掲載されたものです。