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ノスリ
 (ワシカタ科)

ノスリ (ワシカタ科)

 日本全国でトビについで普通に見ることのできるタカです。大きさはトビより少し小さく全長56センチメートル、翼開長130センチメートル程です。上面かっ色で下面は黄白色をしています。 繁殖は四国以北の低山の林でしていて、冬になると全国の低地の農耕地や開けた河原、公園地にでてきます。宮島には9月から10月にかけて現れ越冬して3月下旬には渡去します。生息域は、大砂利の農地周辺、包ヶ浦の公園と林、それに多々良の農地と林などで、山白浦や大川などでもまれに見ることができます。越冬個体数も2〜3羽以上いると思われますが、生息域が広く、群生活をしないためはっきりしていません。餌は主にネズミでまれにヘビやカエルなども捕るようです。


冬鳥として越冬する、島の海岸部で多く見られる、秋に渡るのが鷹巣浦で見られる、10月中頃広島の北寄りから進入してきて、鷹巣浦から獅子岩で上昇して渡るのが1日10〜20羽位見ることができる。春は3月には渡去する。

(厳島の鳥を知る会 熊谷 美登/写真撮影 熊谷 美登)


この記事は1985年2月の広報みやじまに掲載されたものです