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   1.国立大学植物園長・植物園協会施設長会議実施
   2.技術専門職員の技術交流会実施
   3.シカ被害の実情の把握及び対策について見学
                              が行われました。
さる、10月1日−2日は、植物園園長会議が東京大学大学院理学研究科附属植物園日光分園(通称日光植物園)で実施されました。広大宮島自然植物実験所からは、出口教授・坪田准教授・向井技術専門職員の3名で出席しました。毎年行われているの植物園園長会議は、植物園同士の施設の現状と問題点等やこれからの植物園のあり方など意見交換の場として重要な会議であり、各植物園の園長は親交を計っていることも重要であると思われる。
技術職員は、当日は、日光植物園で施設の案内をされ職場での業務内容等の紹介など行われた。
その後、教職員全員で懇親会が行われた。
10月2日は、シカの被害状況と被害を受けないためのシカ対策について環境省 日光自然環境事務所を訪れ、現状と対策について、自然保護官に説明を聞いて被害地である戦場ヶ原と小田代原を視察に行った。

日光植物園内にて集合写真
各植物園の園長向かって左より出口先生(広大)・鈴木先生(東北大)・岡田先生(大阪市立大)・加藤先生(科博)・邑田先生(東大)
園長会議風景(日光植物園内)
植物園内の見学風景
園内に植えられている樹木の多くは開園当時広く日本各地から集めたものであり、いまでは起伏に富んだ地形と相俟って自然林を思わせる景観をなしている。
園内には、日本の高山ならびに温帯から亜寒帯に生育する種類、及びそれらに関係の深い外国の種類を主に集めており、シダ植物130種、裸子植物70種、被子植物2000種が植栽されているようです。
日光植物園付近の「ロードハウスイン植物園」にて懇親会が行われました。
懇親会風景
日光植物園で保存されている種子標本の保管状況など見せてもらいました。
高等植物の標本、ここでは約10000点弱保存されているとのことでした。主に日光植物園内の標本とその近辺の植物標本。
標本の保管状況
植物園の技術専門職員より冬場と夏場の温室での管理状況の説明をされているところ。
当日は、東北大学より2名技術専門職員も参加され、種子からの発芽の技術的説明をされているところ。
名札の見本・・旧型は、手書きで書いていたが、新型は、業者に発注して作ってもらっているようでした。
小田代原の景色手前は、シカの電気柵がしてある。
案内板
シカの通過状況を自動カメラで把握するために、環境省が設置している。
シカが通りにくいようにグレーチングしていた。ただ、縁のコンクリート部分は、シカが通過できるように思えるが? 
間伐材は、防腐処理を施していないので埋めているところが腐りやすく、パイプで囲っていた。
小田代原全体を電気柵状で囲っていた。支柱は、間伐材を使っていた。