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〜2006年度島嶼生態学実習が行われる〜
12月23日〜26日まで、坪田博美准教授が指導教官のもとに今年は、総勢7名の参加者で、3泊4日の日程
      にて実習が行われ、無事完了することが出来た。
今回は、現地集合にして例年に比べ実習日数を少なくしました。直接西表島の竹盛旅館を集合場所として計
      画し石垣島での実習は行われませんでした。
24日は、西表島のマングローブと海浜植生の観察が行われ、仲間川河口での調査とデータ収集・
      その後、マイクロバスで豊原海岸まで行き、海浜植物の調査を行う。
25日は、終日西表島で実習、マングローブと森林植生の観察・・船で仲間川上流へ行き、横断道を下る。
26日は、天然記念物サキシマスオウノキ生育地周辺の観察
      現地解散

今年度参加者・・指導教官  坪田博美 補助 技術専門職員の向井 誠二 
                  中原美保・長谷信二
           学 生   毛利智恵・岩間崇浩・久保晴盛・桝崎浩亮の総勢7名

西表島・・豊原海岸にて・・2006年12月24日

毎年、学生達の冬休みを利用して実施され、宮島の植物(暖温帯林)と、亜熱帯の植物を比較し、その違いを
生で体験してもらう目的で実施され、授業の一環となっている。
また、石垣島や西表島で、マングローブ林、海浜植物、海岸林、石灰岩林の植物を観察しながら植生データ
をとったりして、宮島生態学実習で学習したこと等のレポートを提出する。
実習中は、宿に帰り当日出会った植物の検索確認したり、当日とった植生データをチェックしたりと毎日ハードである。
たまには、息抜きに川平湾にて遊覧ボートで海底を見学したり出来るのが学生達も楽しみの一つであったりする。
今回は、石垣島石垣島での実習は行わなかったが、植物は殆ど西表島に出現することから実習日程を早めた。
仲間川河口でのマングローブの調査
海岸から陸に近づくにつれて、植生が変わる
様子を調べているところ。
仲間川の河口の調査値からトランセクトで塩分
濃度等を計りながら植物のリデータとっている
ところ。
竹盛旅館に帰ってから、もって帰った植物の検索をしたり、
出現した植物のリストの読み合わせをしているところ。
仲間川から船に乗って上流に向かってマングローブ
毎年利用している竹盛旅館での食事風景。
いつも、沖縄の自然の食材を出してもらっております。
豊原海岸での集合写真。
後ろの岩は、ナンゴククサスギカズラ、ハマボッス、
ハリツルマサキ、ホソバワダン、ミズガンピ、コゴメミズ、
アオガンピ、イソマツ、ソナレムグラなどが生えている。
サキシマスオウノキの前で集合写真。
いつも観光客でにぎわっているところ
です。
坪田戦死え仲間川の途中で下船し横断道に入ったところ。
豊原海岸にてハマヒルガオの調査をしているところ。
ハマアズキが群生しているところの植生データ
を取っているところ。
海岸には、モンパノキ、ヤエヤマアオキ、ミルスベリヒユ、
ハマタイゲキ、ハマセンナ、ハマズキ、ハマサガオ、
ナハカモノハシ、ハマユウ、ハマボウウフウ、マルバアサガオ、
ハマダイコン、イボタクダギ、クサトベラ、オオシマコバンノキ、
グンバイヒルガオ、クロヨナ、シマシラキ、ソコベニヒルガオ、
イソフジなどが生えている。
マングローブでの調査風景・・
ヤエヤマヒルギの近辺にて

西表島では、ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、
メヒルギ、マヤプシキ、ヒルギモドキ等が
生えている。
西表島にて集合写真。