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阿品台中学校より職場体験学習として来所

 この度、阿品台中学校より依頼があり是非宮島自然植物実験所を職場体験の場として利用させて欲しいとの要望により受け入れを行った。8月30日〜31日までの一泊二日の日程で当宮島自然植物実験所に阿品台中学校3年生が職場体験学習として3名来所されました。
 宮島自然植物実験所としても初めてだったことで、どのように計画をして、子供のために如何に役立つかを中心に無理のない計画で実行させてもらった。
体験学習の生徒は、阿品台中学校3年生 藤井洋君、日高詠奨君、豊原昇君の3名が職場体験ということで来所してもらいましたが、実験所本来の仕事をするには、ちょっと無理があるようなので、中学生に応じた無理のない職場体験をしてもらいました。
学校側の目的としては、
1.働く人々の姿や考え方を知り、将来の進路選択に関する心構えや知識を身につけることとともに、自己の適性を発見した り、自己の生き方を見つめ直していくきっかけとすること。
2.働くことの喜びや苦労、厳しさなどを体験し、働くことの意義や価値を体験から学ぶこと。
3.社会人としての基本的な行動様式を理解すること。
4.地域社会がどのような職業によって支えられているかを理解するとともに、地域社会の一員としての自覚を持つことなど ですが、
上記のようなことを全て網羅して指導することは、なかなか難しいので、上記のことを考慮しつつ指導させてもらいました。
 特にこの年代では、職場体験として仕事の全てをしてもらうことは無理であることから、当日の午前中は、職場紹介と職場での具体的仕事の全般を説明するにとどめ、その後、この職場で中学生に出来る範囲の中で頑張ってもらうようにしました。
そこで中学生が仕事を通して前向きで興味が持てることが一番かと思われ、仕事していることが楽しく飽きない範囲で頑張ってもらいました。そして、もっと興味をもって、働くことが楽しいのだと思えるようになることの方が重要だと思い、今回の職場体験は、それに沿って指導させて頂きました。
今回職場体験に来られた、3名の学生は、全員真面目で礼儀正しく言われたことは忠実に頑張ってくれました。

体験内容 1.海岸のゴミ清掃(特に海岸に漂着物の撤去)
       2.実験所内の建物の窓の清掃作業
       3.園内の自然観察路の通路の清掃作業
       4.自然観察会の案内状の作成
       5.宮島の自然の美しさを知ってもらうためボートで宮島世界遺産を海から眺める。
       その他、夕食を取りながら、実験所職員・大学生達と懇談をした。

世界遺産である厳島神社を背景に3人でスナップ
向かって左から豊原君・日高君・藤井君
来所当日は、技術専門職員(向井誠二氏)より具体的仕事の内容の説明を聞いているところ・・
午前中、海岸の清掃作業があった。
昼食後の休憩時間に卓球を楽しんでいる様子。
当日職場体験後に、宮島の自然の美しさを知ってもらうためにボートで宮島世界遺産を海から眺める・・
左から豊原君・日高君・藤井君
1日目の職場体験後の夕食のひととき、当日は、カレーだったが皆美味しそうに食べていました。
(実験所の学生と一緒の食事風景)
2日目の午前中は、3人で実験所園内の自然観察路の掃除をしてもらいました。
2日目の午後は、宮島自然植物実験所主催の自然観察会の案内の発送の手伝いをしているところ。
2日目の夕方は、園内の植物の水やり作業。
藤井君が、宮島の貴重植物に水をやっているところ。