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平成17年度中国・四国地区国立大学法人等技術研修に参加

                              技術センタ−(理学部等部門)向井誠二・塩路恒生
                                       (生物圏科学研究科部門)積山 義昌
1.はじめに(目的等)
  中国・四国地区国立大学法人等の技術職員を対象にその職務に必要な基本的、一般的知識及び新たな専門 知識、技術等を習得し職員としての資質の向上を図ることを目的と して行われ、今回生物系Tを3名受講し修了 することが出来ました。
2.期間・場所
  平成17年8月24日(水)〜26日(金)
   島根大学生物資源科学部(全体講義会場)
   分野別生物系T(附属生物資源教育研究センター本庄農場)
3.参加者等
  今回、広島大学からは合計7名参加し、その内(生物系T)では、向井及び塩路氏並びに積山氏の3名が受講 参加しました。
4.研修内容
  全体講義として
   「法人化した高等教育関係の技術職員に期待するもの」「産学連携によるベンチャーの立上げ」「 核磁気共鳴 装置(MRI)のしくみと原理」「宍道湖・中海の自然を再生するには?」「リアルタイムPCRと 等温核酸増幅法につ いて」
 分野別講義・・・生物系T
   「植物色素”アントシアニン”とは」
3.まとめと感想
   今回の研修は2泊3日の研修であったが、最初に行われた全体講義5講義のうち3講義は、分かりやすく今回 の研修では有意義であった。他の2講義については、今の職場から全く分野の違う講義であったため、理解し 難かった。また、「高等教育関係の技術職員に期待するもの」では、知識と研究の知的資源がいかに生かされ社会との繋がりがどうあるべきか、その中での技術系職員の役割とかを参加者全員が我が事のごとく真剣に聞き入っていた。
また、大学における知的基盤社会の構築と社会貢献について技術系職員にも大いに参考となった。

後半は、分野別講義Tの「植物色素”アントシアニン”とは」であったが、島根大学にある本庄農場にて葡萄の果 実採集により外観評価・物理特性的評価・化学特性評価(糖度・滴定酸含量・アントシアニン含量)など実際に検 査などを行って作物(葡萄)の品質評価の仕方を学んだ。

  また、技術研修は、ただ単に研修のみに終わらず、研修中や懇親会を通じて他の大学の技術系職員との対話の場であったり、情報交換の場であったり、職場の悩みとか色んな面で親交を図る絶好の場でもあるのでもっと積極的に他大学との交流を図るべきだと思いました。今回の研修には、施設訪問とかは無かったが、本来自分の興味有る施設訪問とか有れば、もっと有意義だったと思います。島根大学は広島大学と比較すると規模こそ小さいが、キャンパス全体に島根大学独特の違った味わいが有りました。
島根大学正面入口より全景
技術研修に参加された全職員、
「法人化した高等教育関係の技術職員に期待
するもの」「産学連携によるベンチャーの立上げ」
等の講演
全体講義を受けているところ。「 核磁気共鳴 装置(MRI)のしくみと原理」「宍道湖・中海の自然を再生するには?」「リアルタイムPCRと 等温核酸増幅法につ いて」等
分野別実習が行われている最中。今生物系T
を受講しレポートを作成しているところ。
   植物色素”アントシアニン”について
分野別実習が行われている。今回は、生物系T
を受講し附属生物資源教育センターの伴助手に説明を受けているところ。
生物系T・・本庄農場にて葡萄(ベーリーA)の
採集風景。
葡萄を採集したサンプルを糖度計にて調べているところ。
有機酸含有量を測定しているところ。