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平成17年度 海洋生物等モニタリング調査で宮島自然植物実験所来所
今回、広島工業大学11名、日本ミクニヤ株式会社 4名、広島大学9名に上嶋教授の総勢24名が宮島自然植物実験所に来られた。その後、宮島自然植物実験所で向井技術専門職員より宮島の植物についての説明をプロジェクターで行った。
今回のモニタリング調査は、主に海岸の生物を中心とするもので、上室浜地区、革篭崎地区、腰細地区の3地点を下記のような手法で行われた。
1.潮間帯生物調査
調査起点において2mごとに調査対象生物の数または占有率をカウントしながら前進し、園長300m間をブロックごとに観察する。
2.ゴミ・漂着物調査
ゴミの種類、量、漂着位置を観察帳に記録する。なお、ゴミ・漂着物を人間の生活から排出されるゴミ(生活系)、主に水産業から排出されるゴミ(産業系)、剥離した海藻、貝殻(自然系)の3つに分類し確認する。
3.基質調査
基質調査は、確認された基質を鹿島出版会「土質実験法」を参考に分類する。
4.海浜植物調査
各調査地区において海岸線に沿って生育している対象生物の成育密度、生育位置を確認する。
以上の4点を各ブロックに分けて行われることになった。
宮島自然植物実験所も今回、海浜植物について宮島での植生状況を説明した。