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ヒコビアミニレタ− No. 317  2006年5月2日

 2006年4月23日の第442回植物観察会は帝釈峡で行われた。休暇村帝釈峡前駐車場に10時集合。前日の雨も止んで絶好の日和となる。参加者61名。休暇村から神竜湖紅葉橋方面に下り、湖畔を周回するコ−スを行く。山の桜は満開であったが、ほとんどの桜は
エドヒガンであった。チョウジザクラの花やヤマトレンギョウの花がわずかに咲き残っていた。チョウジガマズミはまだ蕾である。イブキスミレ、ナガバタチツボスミレ、タチツボスミレ、シハイスミレ、ヒナスミレ等のスミレ類の花や、イチリンソウ、ニリンソウ、ヒトリシズカ、ヤマルリソウ、ホタルカズラ、ケスハマソウ等の花を見ることができた。カタクリの花も咲き残るものを見ることができた。帝釈峡に初めて来たのは昭和30年代であるが、その当時に比べて随分草花が少なくなってしまったが、それでも春の帝釈峡はすばらしいところである。観察会終了時のミ−テイングで関先生からつる植物の巻き方にの呼称について提案があった。牧野図鑑や保育社の図鑑と平凡社の図鑑とでは右巻きと左巻きが逆になっていて非常に紛らわしいので、これからはフジ型とヤマフジ型を使おうではないかというものであり、観察会ではこの呼び方をすることにした。(Toyohara記)