「野外観察/ハシブトガラス・ハシボソガラス・ミヤマガラスの見分け方」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
(5人の利用者による、間の10版が非表示)
4行目: 4行目:
 
*広島県では[[ハシブトガラス]]と[[ハシボソガラス]]は一年中見られる留鳥で,[[ミヤマガラス]]は秋から冬に農耕地などに渡来する冬鳥である.
 
*広島県では[[ハシブトガラス]]と[[ハシボソガラス]]は一年中見られる留鳥で,[[ミヤマガラス]]は秋から冬に農耕地などに渡来する冬鳥である.
 
*頭部とくちばしの形状,大まかなからだの大きさで見分けることができる.
 
*頭部とくちばしの形状,大まかなからだの大きさで見分けることができる.
**[[ハシブトガラス]]はからだが最も大きい.横から見た頭部はおでこが大きく,くちばしが山なりに湾曲する.澄んだ声で鳴く.
+
**[[ハシブトガラス]]はからだが最も大きい.横から見た頭部はおでこが大きく,くちばしが山なりに湾曲する.「カァー,アー」と澄んだ声で鳴く.
**[[ハシボソガラス]]はからだが次に大きい.横から見た頭部はおでこが小さく,くちばしの湾曲は小さい.にごった声で鳴く.
+
**[[ハシボソガラス]]はからだが次に大きい.横から見た頭部はおでこが小さく,くちばしの湾曲は小さい.「ガァー,グワーッ」とにごった声で鳴く.
**[[ミヤマガラス]]はからだが最も小さい.横から見た頭部はおでこが前方に大きくでっぱり,くちばしの先端が鋭い.大規模な群れでいることが多い.
+
**[[ミヤマガラス]]はからだが最も小さい.横から見た頭部はおでこが前方に大きくでっぱり,くちばしの先端が鋭い.「ガァー」とにごった声で鳴く.大規模な群れでいることが多い.
  
 
==[[ハシブトガラス]]==
 
==[[ハシブトガラス]]==
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 +
ファイル:20151126ハシブトガラス三原市沼田東町池田撮影IMG_6170.JPG|200px|thumb|right|ハシブトガラス(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Nov. 26, 2015)
 +
ファイル:20170310ハシブトガラス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_17544.JPG|200px|thumb|right|ハシブトガラス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 10, 2017)
 +
ファイル:20210127ハシブトガラス_東広島市西条下見_本郷撮影_IMG_3764s.JPG|200px|thumb|right|ハシブトガラス(広島県東広島市西条下見; 撮影: 本郷圭祐, Jan. 21, 2021)
 
</gallery>
 
</gallery>
  
 
==[[ハシボソガラス]]==
 
==[[ハシボソガラス]]==
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 +
ファイル:20161112ハシボソガラス_三原市沼田東町_池田撮影_IMG_15582.JPG|200px|thumb|right|ハシボソガラス(広島県三原市沼田東町; 撮影: 池田誠慈, Nov. 12, 2016)
 +
ファイル:20170222ハシボソガラス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_17119.JPG|200px|thumb|right|ハシボソガラス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2017)
 +
ファイル:20211028ハシボソガラス_東広島市西条町下見_野崎撮影_IMG_2255s.JPG|200px|thumb|right|ハシボソガラス(広島県東広島市西条町下見; 撮影: 野崎このは, Oct. 28, 2021)
 
</gallery>
 
</gallery>
  
 
==[[ミヤマガラス]]==
 
==[[ミヤマガラス]]==
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 +
ファイル:20191221ミヤマガラス_東広島市八本松原_岩﨑撮影_DSC_1055s.JPG|200px|thumb|right|ミヤマガラス(広島県東広島市八本松原; 撮影: 岩﨑元道, Dec. 21, 2019)
 +
ファイル:20191221ミヤマガラス_東広島市八本松原_岩﨑撮影_DSC_1070s.JPG|200px|thumb|right|ミヤマガラスの群れ.(広島県東広島市八本松原; 撮影: 岩﨑元道, Dec. 21, 2019)
 
</gallery>
 
</gallery>
  
31行目: 39行目:
  
 
==見分け方に関連するページ==
 
==見分け方に関連するページ==
*[[動物総合ページ#見分け方のページ|動物の見分け方はこちら]]
+
*{{テンプレート:野鳥の見分け方}}
  
 +
 +
*[[動物総合ページ#見分け方のページ|その他の動物の見分け方はこちら]]
  
 
----
 
----
48行目: 58行目:
 
[[Category:見分け方]]
 
[[Category:見分け方]]
 
[[Category:CSR]]
 
[[Category:CSR]]
 +
[[Category:特集ページ]]

2021年11月18日 (木) 12:15時点における版

ハシブトガラス・ハシボソガラス・ミヤマガラスの見分け方

ハシブトガラスハシボソガラスミヤマガラスはみな全身がつやのある黒い羽色で,一般的に識別しにくい. ハシブトガラスハシボソガラスは都市環境にも適応し,最も普通に見られる鳥類の一つである.

  • 広島県ではハシブトガラスハシボソガラスは一年中見られる留鳥で,ミヤマガラスは秋から冬に農耕地などに渡来する冬鳥である.
  • 頭部とくちばしの形状,大まかなからだの大きさで見分けることができる.
    • ハシブトガラスはからだが最も大きい.横から見た頭部はおでこが大きく,くちばしが山なりに湾曲する.「カァー,アー」と澄んだ声で鳴く.
    • ハシボソガラスはからだが次に大きい.横から見た頭部はおでこが小さく,くちばしの湾曲は小さい.「ガァー,グワーッ」とにごった声で鳴く.
    • ミヤマガラスはからだが最も小さい.横から見た頭部はおでこが前方に大きくでっぱり,くちばしの先端が鋭い.「ガァー」とにごった声で鳴く.大規模な群れでいることが多い.

ハシブトガラス

ハシボソガラス

ミヤマガラス

関連ページ

見分け方に関連するページ