「東広島キャンパスの生き物」の版間の差分

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[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~ 広島大学デジタルミュージアム] > [[キャンパスまるごと博物館]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[東広島キャンパスの生き物]]
 
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キャンパスで現在見られる動物の情報です.写真や名前をクリックすると解説ページに移動します(黄色く反転しているリンクは作成中のページです).解説ページの写真はクリックすると拡大します.
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キャンパスで現在見られる動物の情報です.名前や写真をクリックすると解説ページに移動します.
  
 
*[[#過去のニュース|過去のニュースはこちら]]
 
*[[#過去のニュース|過去のニュースはこちら]]
*[[東広島キャンパスの花ごよみ|植物のページはこちら(東広島キャンパスの花ごよみ)]]
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*[[東広島キャンパスの花ごよみ|植物のページはこちら(東広島はキャンパスの花ごよみ)]]
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*[[湿地周辺で見られる動植物|周辺のため池やビオトープで観察される生き物はこちら]]
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*[[西条盆地の湿地保全活動|湿地をはじめとした保全活動はこちら]]
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==2024==
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===4月===
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*2024.04.13 キャンパスのため池ではトンボが見られるようになりました.[[ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス|ホソミオツネントンボ]]と[[オツネントンボ_広島大学東広島キャンパス|オツネントンボ]]は成虫で越冬するトンボであり,[[ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス|ホソミオツネントンボ]]は成熟するとオスは青色に,メスは青色になる個体と淡褐色のままの個体とがいます.[[オツネントンボとホソミオツネントンボの見分け方|オツネントンボとホソミオツネントンボの見分け方はこちら.]]
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ファイル:20240412ホソミオツネントンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9971s.JPG|250px||thumb|right|連結中のホソミオツネントンボの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 12, 2024)|link=ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240412オツネントンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_10002s.JPG|250px||thumb|right|オツネントンボの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 12, 2024)|link=オツネントンボ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240412アサヒナカワトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9962s.JPG|250px||thumb|right|アサヒナカワトンボの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 12, 2024)|link=アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240413クロイトトンボ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_10011s.JPG|250px||thumb|right|クロイトトンボの成虫(未成熟オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 13, 2024)|link=クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
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==2019==
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*2024.04.05 キャンパスの所々で湧水が染み出し, 水たまりになっています. そのような場所では, [[アカハライモリ]]やガムシの仲間, ゲンゴロウの仲間が多く見られます. ため池やビオトープでは越冬から覚めたその他水生昆虫が見られます.
===10月===
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*2019.10.15-16 東広島キャンパスで[[シロマダラ]]を観察することができました.夜行性のヘビであるため人目につかず,しばしば幻のヘビとして報道されていますが,キャンパスでも個体数は少なくないようです.そのほか巧みに[[ヨモギ]]の花序に擬態する[[ハイイロセダカモクメ_広島大学東広島キャンパス|ハイイロセダカモクメ]]の幼虫や,交接する[[アカサビザトウムシ_広島大学東広島キャンパス|アカサビザトウムシ]]などが見られました.
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ファイル:20240404 イモリ ホソクロマメゲンゴロウ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0240 740.JPG|250px|thumb|right|[[アカハライモリ]][[ホソクロマメゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス|ホソクロマメゲンゴロウ]](広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 4, 2024)
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20240405 キベリヒラタガムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0082 745.JPG|250px|thumb|right|キベリヒラタガムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 5, 2024)|link=キベリヒラタガムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240405 キベリヒラタガムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0081 746.JPG|250px|thumb|right|キイロヒラタガムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 5, 2024)|link=キイロヒラタガムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240404 メミズムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0180 742.JPG|250px|thumb|right|メミズムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 4, 2024)|link=メミズムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240404 マルチビゲンゴロウ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0152 741.JPG|250px|thumb|right|マルチビゲンゴロウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 4, 2024)|link=マルチビゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240401 カンムリセスジゲンゴロウ 広島県東広島市鏡山 有村撮影 DSCs 0765 706.JPG|250px|thumb|right|カンムリセスジゲンゴロウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 1, 2024)|link=カンムリセスジゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240409 スジヒラタガムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0180 772.JPG|250px|thumb|right|スジヒラタガムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影; 有村拓真, Arp. 8, 2024)|link=スジヒラタガムシ_広島大学東広島キャンパス
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20240404 セマルガムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0240 740.JPG|250px|thumb|right|コガタセマルガムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 4, 2024)|link=コガタセマルガムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240409 ヒメカマキリ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0328 768.JPG |250px|thumb|right|コツブゲンゴロウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 9 , 2024)|link=コツブゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240409 タマガムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0329 769.JPG|250px|thumb|right|タマガムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 9 , 2024)|link=タマガムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240409 ヒメカマキリ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0305 767.JPG|250px|thumb|right|ヒメミズカマキリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Arp. 9 , 2024)|link=ヒメミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス
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*2024.04.01 キャンパスでは[[ホオジロ]]や[[ウグイス]],[[コマドリ]]などのさえずりが聞かれます.また帰化鳥の[[ソウシチョウ]]も見られました.[[ソウシチョウ]]は[[ウグイス]]などの在来鳥類に影響を与えている可能性があります.
|[[ファイル: 20191016シロマダラ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86896s.jpg|250px|thumb|right|シロマダラの成蛇.黒い斑模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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|[[ファイル: 20191016ハイイロセダカモクメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86824s.jpg|250px|thumb|right|[[ヨモギ]]の花序に擬態するハイイロセダカモクメの幼虫.赤い矢印が示す場所にいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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ファイル:20240329ホオジロオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9004s.JPG|250px||thumb|right|ホオジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 29, 2023)|link=ホオジロ
|[[ファイル: 20191016アカサビザトウムシ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86841s.jpg|250px|thumb|right|交接するアカサビザトウムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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ファイル:20240401ウグイス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9351s.JPG|250px||thumb|right|ウグイス(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 1, 2024)|link=ウグイス
|}
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ファイル:20240401ソウシチョウ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9334s.JPG|250px|thumb|right|ソウシチョウ(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Apr. 1, 2024)|link=ソウシチョウ
  
東広島キャンパスでは様々なシジミチョウが見られます.笹薮で見られる[[ゴイシシジミ_広島大学東広島キャンパス|ゴイシシジミ]]は翅表の黒斑が大きく,碁石のような模様をしています.また,日本のシジミチョウとしては珍しく,幼虫が肉食性で[[アズマネザサ]]につくアブラムシを捕食します.[[ウラギンシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラギンシジミ]]は[[クズ]]原などで見られ,性的二型のため雌雄で翅表の模様が異なります.気温が低く,よく晴れた日に翅を開くので色の違いを観察しやすくなります.
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===3月===
|[[ファイル: 20191016ゴイシシジミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86614s.jpg|250px|thumb|right|陽を浴びるゴイシシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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*2024.03.28 [[シュレーゲルアオガエル]]の繫殖が始まっています.生体実験園やビオトープ周辺では,昼間でも「キリリリ…,コロロロ…」と鳴く声を耳にすることができます.繫殖期間のオスは湿った土の中などで鳴くので通常は発見が難しいですが,雨の日には地上に出てきて鳴いていることがあります.緑色の小型のカエルということで,[[ニホンアマガエル]]と混同されることがあります.[[アマガエルとアオガエルの見分け方|見分け方のページはこちら]].
|[[ファイル: 20191016ウラギンシジミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86583s.jpg|250px|thumb|right|開翅するウラギンシジミの成虫(オス).翅表の模様は橙色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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|[[ファイル: 20191016ウラギンシジミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_86637s.jpg|200px|thumb|right|開翅するウラギンシジミの成虫(メス).翅表の模様は銀白色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 16, 2019)]]
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ファイル:20240328シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_3224s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルのメス.オスよりも身体が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 28, 2024)|link=シュレーゲルアオガエル
|}
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ファイル:20240328シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_3253s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 28, 2024)|link=シュレーゲルアオガエル
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ファイル:20240328シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_3212s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの泡巣(卵塊)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 28, 2024)|link=シュレーゲルアオガエル
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*2019.10.7-11 東広島キャンパスでは、在来種に限定すると5種類のカマキリを観察することができます.[[チョウセンカマキリ_広島大学東広島キャンパス|チョウセンカマキリ]]は湿った草地に多く,[[ふれあいビオトープ]]などで見る機会が多いです.[[オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス|オオカマキリ]]はキャンパス全域の林縁部などに多く,時折大きい獲物を捕らえている姿が見られます.[[ヒメカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ヒメカマキリ]]は小さなカマキリで少し発見が難しいですが,オスは外灯に飛来していることが多いです.
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*2024 03.12 キャンパス周辺では, [[キクイタダキ]], [[エナガ]], [[コゲラ]]が混群をつくっています.
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ファイル:20240312 キクイタダキ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0152 575.JPG|250px||thumb|right|キクイタダキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=キクイタダキ
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ファイル:20240312 エナガ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0191 576.JPG|250px||thumb|right|エナガ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=エナガ
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ファイル:20240312 コゲラ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0066 571.JPG|250px|thumb|right|コゲラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=コゲラ
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ファイル:20240312 シジュウカラ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0156 574.JPG|250px|thumb|right|シジュウカラ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=シジュウカラ
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ファイル:20240312 アトリ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0015 573.JPG|250px|thumb|right|アトリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=アトリ
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ファイル:20240312 カワウ 広島県東広島市鏡山 有村拓真DSC 0053 570.JPG|250px|thumb|right|カワウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Mar. 12, 2024)|link=カワウ
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*2024.03.03 3月に入りましたが,東広島キャンパス周辺は雪が降る日もあり,寒い日が続いています.そんな寒い中でも[[トビモンオオエダシャク_広島大学東広島キャンパス|トビモンオオエダシャク]]が発生していました.成虫は早春のガとしては大型で,ふいに見かけると少しぎょっとするかもしれません.華やかなイメージはなくても,来たる春の訪れを告げてくれる存在の一つです.幼虫はいわゆるシャクトリムシの仲間です.
|[[ファイル: 20191009チョウセンカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81532s.jpg|200px|thumb|right|チョウセンカマキリの成虫(メス).前脚の付け根が橙色であることが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=チョウセンカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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|[[ファイル: 20191009ヒメカマキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81783s.jpg|250px|thumb|right|ヒメカマキリの成虫(オス).飛翔性が高く,灯りにもしばしば飛来する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=ヒメカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240302トビモンオオエダシャク_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1999s.JPG|250px|thumb|right|トビモンオオエダシャク成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 2, 2024)|link=トビモンオオエダシャク_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20191011オオカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_82181s.jpg|250px|thumb|right|[[マイマイカブリ_広島大学東広島キャンパス|マイマイカブリ]]を捕食するオオカマキリの成虫(メス).甲虫の頑強な鞘翅をものともせず食い破る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 11, 2019)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240303トビモンオオエダシャク_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_2012s.JPG|250px|thumb|right|トビモンオオエダシャク成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Mar. 3, 2024)|link=トビモンオオエダシャク_広島大学東広島キャンパス
|}
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秋の東広島キャンパスでは,至る所でアカネ属のトンボが数多く見られます.「赤とんぼ」を代表する[[アキアカネ_広島大学東広島キャンパス|アキアカネ]]や[[ナツアカネ_広島大学東広島キャンパス|ナツアカネ]]はもちろん,翅の先に暗色班のある[[コノシメトンボ_広島大学東広島キャンパス|コノシメトンボ]]や[[リスアカネ_広島大学東広島キャンパス|リスアカネ]],小型な[[ヒメアカネ_広島大学東広島キャンパス|ヒメアカネ]]や[[マイコアカネ_広島大学東広島キャンパス|マイコアカネ]]などです.多くの種が山中池や角脇調整池などのため池周辺で観察することができます.
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===2月===
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*早春の陽気に誘われて,顔を出していた生き物たちを紹介します.
|[[ファイル: 20191011アキアカネ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_82071s.jpg|250px|thumb|right|成熟したアキアカネの成虫(メス).ナツアカネのメスに似るが,胸部側面の黒条が尖る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 11, 2019)|link=アキアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20191007ナツアカネ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80812s.jpg|250px|thumb|right|成熟したナツアカネの成虫(メス).アキアカネのメスに似るが,胸部側面の黒条が角ばる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 7, 2019)|link=ナツアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240228ニホンカナヘビ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1995s.JPG|250px|thumb|right|若いニホンカナヘビ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 28, 2024)|link=ニホンカナヘビ
|[[ファイル: 20191009コノシメトンボ成虫成熟メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81703s.jpg|250px|thumb|right|成熟したコノシメトンボの成虫(メス).東広島キャンパスでは角脇調整池周辺に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=コノシメトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240227スモモキリガ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1950s.JPG|250px|thumb|right|灯火に飛来したスモモキリガ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 27, 2024)|link=スモモキリガ_広島大学東広島キャンパス
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|[[ファイル: 20191009マイコアカネ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81532.JPG|250px|thumb|right|成熟したマイコアカネの成虫(オス).オスは頭部が青白いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=マイコアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20191009リスアカネ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81485s.jpg|250px|thumb|right|成熟したリスアカネの成虫(オス).樹林に囲まれたため池に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=リスアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20191009ヒメアカネ成熟オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81621s.jpg|250px|thumb|right|成熟したヒメアカネの成虫(オス).キャンパスではマユタテアカネに次いでよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=ヒメアカネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
キャンパスでは[[ササキリ_広島大学東広島キャンパス|ササキリ]]のような鳴く虫だけではなく,個性的なバッタ目の昆虫が見られます.アリの巣で生活するアリヅカコオロギ科の一種である[[テラニシアリヅカコオロギ_広島大学東広島キャンパス|テラニシアリヅカコオロギ]]は,ケアリ亜属の巣に寄生します.夏場に成虫が見られた[[コロギス_広島大学東広島キャンパス|コロギス]][[ハネナシコロギス_広島大学東広島キャンパス|ハネナシコロギス]]はもう幼虫が出現しており,このまま冬を越します.
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*水生昆虫や[[ニホンアカガエル]]のオタマジャクシが発生しています.
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ファイル:240220 チビゲンゴロウ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0085 473.JPG|250px|thumb|right|チビゲンゴロウ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=チビゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:240220 ミズスマシ 広島県東広島市鏡山 じ 有村撮影DSC 0052 457.JPG|250px|thumb|right|ミズスマシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=ミズスマシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:240220 コミズムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 1054 461.JPG|250px|thumb|right|コミズムシの仲間(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=コミズムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:240220 マルミズムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0078 474.JPG|250px|thumb|right|マルミズムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=マルミズムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:240220 ミズカマキリ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0097 469.JPG|250px|thumb|right|ミズカマキリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=ミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:240220 ミズギワカメムシ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0079 476.JPG|250px|thumb|right|ミズギワカメムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=ミズギワカメムシ_広島大学東広島キャンパス
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:240220 ニホンアカガエル 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 1046 462.JPG|250px|thumb|right|[[ニホンアカガエル]]のオタマジャクシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 有村拓真, Feb. 20, 2024)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス
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*キャンパス内で,[[ウグイス]]のさえずりが聞かれるようになりました.
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*2024.02.16 東広島キャンパスの浅い水場では[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の産卵が続いています.卵塊は産み落とされた直後は小さいですが,水を吸って徐々に肥大化していきます.日当たりがいい場所では,藻類が生えてしまって緑色になっているものもよくみられます.[[ニホンアカガエル|広島県のニホンアカガエルについてはこちら.]]
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ファイル:240201 ニホンアカ 広島県東広島市鏡山 有村撮影DSC 0078 386.JPG|250px|thumb|right|抱接するニホンアカガエル(広島県東広島市鏡山 生態実験園; 撮影: 有村拓真, Feb. 1, 2024)|link=ニホンアカガエル
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ファイル:20240216ニホンアカガエル_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1340s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの卵塊(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 16, 2024)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240216ニホンアカガエル_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1335s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの卵塊(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 16, 2024)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス
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*天気のいい日には,上空を猛禽類が飛翔していることがあります.高所から獲物となる小動物や鳥類を探していますが,カラスに見つかると執拗に攻撃されてしまいます.
|[[ファイル: 20191008テラニシアリヅカコオロギ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81294s.jpg|250px|thumb|right|テラニシアリヅカコオロギの成虫(オス).ケアリ亜属をホストとする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 8, 2019)|link=テラニシアリヅカコオロギ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20191010コロギス幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_82060s.jpg|250px|thumb|right|コロギスの幼虫(オス).本種や[[ハネナシコロギス_広島大学東広島キャンパス|ハネナシコロギス]]は幼虫で越冬する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 10, 2019)|link=コロギス_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240213ハイタカ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1227s.JPG|250px|thumb|right|ハイタカ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 13, 2024)|link=ハイタカ
|[[ファイル: 20191008ササキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81252s.jpg|250px|thumb|right|ササキリの成虫(オス).生態実験園の低木上で「シリシリシリ・・・」と鳴いていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 8, 2019)|link=ササキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240213ノスリ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_1235s.JPG|250px|thumb|right|カラスに追われるノスリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Feb. 13, 2024)|link=ノスリ
|}
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</gallery>
  
秋型のチョウも見られます.東広島キャンパスでは[[ツマグロキチョウ_広島大学東広島キャンパス|ツマグロキチョウ]]が比較的多く,[[生態実験園]]などで[[キタキチョウ_広島大学東広島キャンパス|キタキチョウ]]とともに観察することができます.[[クロコノマチョウ_広島大学東広島キャンパス|クロコノマチョウ]]はとまっていると枯葉にそっくりなチョウで,薄暗い林縁部で見られます.[[コウモリガ_広島大学東広島キャンパス|コウモリガ]]は細長い体と太い前中脚が特徴的で,灯りにしばしば飛来します.[[クロメンガタスズメ_広島大学東広島キャンパス|クロメンガタスズメ]]の幼虫は非常に大きく,尾角が巻いており小突起が並ぶことが特徴です.
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===1月===
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*2024.01.22 キャンパスでは[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の産卵が始まりました.
  
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*キャンパスで[[マミチャジナイ]],[[ミソサザイ]],[[モズ]],[[ミヤマホオジロ]]などが見られました.[[マミチャジナイ]]は数羽が[[ツグミ]]の群れと行動を共にしており,ソヨゴなどの実を食べていました.[[ミソサザイ]]は尾羽をピンと立てる姿が特徴的で,[[ウグイス]]によく似た「チャッ,チャッ」という声で鳴いています.
|[[ファイル: 20191009ツマグロキチョウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81585s.jpg|250px|thumb|right|秋型のツマグロキチョウの成虫.後翅裏に暗色筋が2本入るのが特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=ツマグロキチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20191010クロコノマチョウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81866s.jpg|250px|thumb|right|秋型のクロコノマチョウの成虫(メス).翅の裏には小さな眼状紋が並ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 10, 2019)|link=クロコノマチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240111マミチャジナイ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2785s.JPG|250px|thumb|right|マミチャジナイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 11, 2024)|link=マミチャジナイ
|[[ファイル: 20191008コウモリガ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81204s.jpg|200px|thumb|right|コウモリガの成虫(メス).日中は樹幹や壁にしがみついていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 8, 2019)|link=コウモリガ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240116ミソサザイ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3222s.JPG|250px|thumb|right|ミソサザイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 16, 2024)|link=ミソサザイ
|[[ファイル: 20191009クロメンガタスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81750s.jpg|200px|thumb|right|クロメンガタスズメの幼虫.クサギのほか,ナス科のチョウセンアサガオやナスも食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)|link=クロメンガタスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20240113モズオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3010s.JPG|250px|thumb|right|モズ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 13, 2024)|link=モズ
|}
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ファイル:20240112ミヤマホオジロメス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2866s.JPG|250px|thumb|right|ミヤマホオジロ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 12, 2024)|link=ミヤマホオジロ
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</gallery>
  
毎週金曜日の野鳥調査で[[ノスリ]]が確認されました.これでキャンパスで確認された鳥類は69種になりました.また,[[オオバン]]の飛来も確認されました.[[モズ]]が「キチキチキチキチ……」と高鳴きしています.キャンパスの野鳥については「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」もご覧ください.
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* キャンパスでは様々な越冬昆虫が見られます.コナラなどの枝では[[コミミズク_広島大学東広島キャンパス|コミミズク]]の幼虫が,常緑樹の葉の裏では[[ヒゲナガサシガメ_広島大学東広島キャンパス|ヒゲナガサシガメ]]の幼虫が見られました.また,水辺では多くの水生昆虫が越冬している姿を観察できます.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20240113コミミズク_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3065s.JPG|250px|thumb|right|コミミズクの幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 13, 2024)|link=コミミズク_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240111ヒゲナガサシガメ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2851s.JPG|250px|thumb|right|ヒゲナガサシガメの幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 11, 2024)|link=ヒゲナガサシガメ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240119マツモムシ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3526s.JPG|250px|thumb|right|マツモムシの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 19, 2024)|link=マツモムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240119オオコオイムシ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3510s.JPG|250px|thumb|right|オオコオイムシの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 19, 2024)|link=オオコオイムシ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240118マメゲンゴロウ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3367s.JPG|250px|thumb|right|マメゲンゴロウの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 18, 2024)|link=マメゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20240122ヒメゲンゴロウ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3968s.JPG|250px|thumb|right|ヒメゲンゴロウの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2024)|link=ヒメゲンゴロウ_広島大学東広島キャンパス
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==2023==
|[[ファイル:20191011ノスリ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50191s.JPG|250px|thumb|right|ノスリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)|link=ノスリ]]
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===12月===
|[[ファイル:20191011オオバン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50200s.JPG|250px|thumb|right|オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)|link=オオバン]]
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*キャンパスで[[ルリビタキ]],[[ツグミ]][[ビンズイ]]などの冬鳥が見られました.[[ルリビタキ]]のオスは鮮やかな瑠璃色になりますが,若いオスはメスとよく似ています.
|[[ファイル:20191011モズ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50408s.JPG|250px|thumb|right|高鳴きするモズ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)|link=モズ]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20231220ルリビタキオス_東広島市鏡_國井撮影IMG_1968s.JPG|250px|thumb|right|ルリビタキの若いオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=ルリビタキ
|[[ファイル:20191011イソヒヨドリオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50313s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)]]
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ファイル:20231220ツグミ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2024s.JPG|250px|thumb|right|ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=ツグミ
|[[ファイル:20191011カワラヒワ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50120s.JPG|250px|thumb|right|カワラヒワ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)|link=カワラヒワ]]
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ファイル:20231220ビンズイ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2049s.JPG|250px|thumb|right|ビンズイ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=ビンズイ
|[[ファイル:20191011キジバト_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_50273s.JPG|250px|thumb|right|キジバト(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Oct. 11, 2019)|link=キジバト]]
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</gallery>
|}
 
  
*2019.09.30-10.4 東広島キャンパスでは[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]など多くのセミが姿を消していますが,[[チッチゼミ_広島大学東広島キャンパス|チッチゼミ]]は盛んに鳴いています.[[チッチゼミ_広島大学東広島キャンパス|チッチゼミ]]は晩秋まで観察することができます.また,成熟した[[キトンボ_広島大学東広島キャンパス|キトンボ]]や[[ウラナミシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラナミシジミ]],鳴く虫の[[クマコオロギ_広島大学東広島キャンパス|クマコオロギ]]など秋の到来を感じさせる昆虫が見られました.
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*キャンパスでは[[クロオビフユナミシャク_広島大学東広島キャンパス|クロオビフユナミシャク]][[チャバネフユエダシャク_広島大学東広島キャンパス|チャバネフユエダシャク]][[ウスバフユシャク_広島大学東広島キャンパス|ウスバフユシャク]][[ウスモンフユシャク_広島大学東広島キャンパス|ウスモンフユシャク]]などの冬尺蛾が見られます.冬尺蛾は冬に繁殖をしますが,メスは翅が退化しており,枝や手すりなどでフェロモンを放出してオスを誘引します.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20231219クロオビフユナミシャク成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1918s.JPG|250px|thumb|right|クロオビフユナミシャクの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 19, 2023)|link=クロオビフユナミシャク_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231217クロオビフユナミシャク成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1856s.JPG|250px|thumb|right|クロオビフユナミシャクの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 17, 2023)|link=クロオビフユナミシャク_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231220チャバネフユエダシャク成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2058s.JPG|250px|thumb|right|チャバネフユエダシャクの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=チャバネフユエダシャク_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231220ウスバフユシャク成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2121s.JPG|250px|thumb|right|交尾中のウスバフユシャク(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=ウスバフユシャク_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231220ウスモンフユシャク成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2107s.JPG|250px|thumb|right|ウスモンフユシャクの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Dec. 20, 2023)|link=ウスモンフユシャク_広島大学東広島キャンパス
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</gallery>
  
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===11月===
|[[ファイル: 20191004チッチゼミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80525s.jpg|250px|thumb|right|チッチゼミの成虫(オス).「チッチッチッチ・・・」と単調に鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=チッチゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
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*2023.11.30 11月にキャンパスで見られた蛾です.落ち葉のような外見の[[クヌギカレハ_広島大学東広島キャンパス|クヌギカレハ]]や晩秋に見られる[[ケンモンミドリキリガ_広島大学東広島キャンパス|ケンモンミドリキリガ]],[[ナカオビアキナミシャク_広島大学東広島キャンパス|ナカオビアキナミシャク]],[[ヒメヤママユ_広島大学東広島キャンパス|ヒメヤママユ]],[[ウスタビガ_広島大学東広島キャンパス|ウスタビガ]]などが見られました.[[ウスタビガ_広島大学東広島キャンパス|ウスタビガ]]はキャンパスで見られるヤママユガ科の中で最も遅い時期に発生します.[[ヤママユガ科|キャンパスで見られるヤママユガ科はこちら.]]
|[[ファイル: 20191004キトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80319s.jpg|250px|thumb|right|キトンボの成虫(メス).メスは腹部の先の産卵弁が下方に突き出ている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=キトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20191002ウラナミシジミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79989s.jpg|250px|thumb|right|ヤブツルアズキで吸蜜するウラナミシジミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2019)|link=ウラナミシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231113クヌギカレハメス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0579s.JPG|250px|thumb|right|クヌギカレハの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 13, 2023)|link=クヌギカレハ_広島大学東広島キャンパス
|-
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ファイル:20231125ケンモンミドリキリガ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1202s.JPG|250px|thumb|right|ケンモンミドリキリガの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 25, 2023)|link=ケンモンミドリキリガ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20191004クマコオロギ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80638s.jpg|250px|thumb|right|クマコオロギの成虫(メス).湿った草地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=クマコオロギ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231130ナカオビアキナミシャク_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1397s.JPG|250px|thumb|right|ナカオビアキナミシャクの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 30, 2023)|link=ナカオビアキナミシャク_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190930コカマキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79594s.jpg|250px|thumb|right|コカマキリの成虫(オス).林縁から草地まで幅広い環境に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep.30, 2019)|link=コカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231113ヒメヤママユオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0479s.JPG|250px|thumb|right|ヒメヤママユの成虫(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 13, 2023)|link=ヒメヤママユ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190930キボシマルウンカ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79817s.jpg|250px|thumb|right|キボシマルウンカの成虫.キャンパスでは様々な植物についている姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 30, 2019)|link=キボシマルウンカ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231130ウスタビガメス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1445s.JPG|250px|thumb|right|ウスタビガの成虫(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 30, 2023)|link=ウスタビガ_広島大学東広島キャンパス
|}
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</gallery>
  
夜には秋を告げる様々なガが見られます.[[クスサン_広島大学東広島キャンパス|クスサン]][[ヤママユ_広島大学東広島キャンパス|ヤママユ]]はともにヤママユ科の大型蛾で,眼状紋が特徴的です.[[ウスバツバメガ_広島大学東広島キャンパス|ウスバツバメガ]]はサクラ並木などでよく見られます.
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*2023.11.09 冬鳥がキャンパスに渡ってきています.[[ジョウビタキ]],[[アトリ]],[[シメ]],[[イスカ]],[[アオジ]]などが見られました.また[[ツグミ]][[シロハラ]]などの声も聞かれました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20231024ジョウビタキオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9865s.JPG|250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 24, 2023)|link=ジョウビタキ
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ファイル:20231108アトリ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0181s.JPG|250px|thumb|right|アトリ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 08, 2023)|link=アトリ
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ファイル:20231109シメ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0206s.JPG|250px|thumb|right|シメ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=シメ
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ファイル:20231109イスカオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0273s.JPG|250px|thumb|right|イスカ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=イスカ
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ファイル:20231109アオジメ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0292s.JPG|250px|thumb|right|アオジ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=アオジ
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</gallery>
  
{|
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*キャンパス内のため池では[[オオバン]],[[バン]],[[キンクロハジロ]],[[ホシハジロ]],[[ヨシガモ]]などが採餌している姿が観察できました.
|[[ファイル: 20190930ヤママユ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79945s.jpg|250px|thumb|right|ヤママユの成虫(メス).晩夏を告げる大型のガである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 30, 2019)|link=ヤママユ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20191004クスサン成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80727s.jpg|250px|thumb|right|クスサンの成虫(メス).刺激を受けると後翅の眼状紋を見せつけて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=クスサン_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20231102オオバン_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9961s.JPG|250px|thumb|right|オオバン(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 02, 2023)|link=オオバン
|[[ファイル: 20191004ウスバツバメガ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80692s.jpg|250px|thumb|right|ウスバツバメガの成虫(メス).ウメやサクラなどバラ科樹木の周りで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=ウスバツバメガ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20231108バン_東広島市鏡_國井撮影IMG_0146s.JPG|250px|thumb|right|バンの幼鳥(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 08, 2023)|link=バン
|}
+
ファイル:20231109キンクロハジロオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0229s.JPG|250px|thumb|right|キンクロハジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=キンクロハジロ
 +
ファイル:20231109ホシハジロオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0279s.JPG|250px|thumb|right|ホシハジロ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=ホシハジロ
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ファイル:20231109ヨシガモオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0346s.JPG|250px|thumb|right|ヨシガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Nov. 09, 2023)|link=ヨシガモ
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</gallery>
  
個性的なクモ類も見られました.[[カトウツケオグモ_広島大学東広島キャンパス|カトウツケオグモ]]は珍種とされていますが,ががら山の林縁部でしばしば確認されています.[[ビジョオニグモ_広島大学東広島キャンパス|ビジョオニグモ]]は日中葉を巻いた巣に身を隠していますが,日が暮れると円網の中で獲物を待ちます.[[ワキグロサツマノミダマシ_広島大学東広島キャンパス|ワキグロサツマノミダマシ]]はキャンパスで広く見られ,[[サツマノミダマシ_広島大学東広島キャンパス|サツマノミダマシ]]という近縁種も見られます.
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===10月===
 +
*2023.10.14 キャンパス及び周辺では[[エゾビタキ]][[ノビタキ]]などの旅鳥や[[コサメビタキ]]が見られます.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20231011エゾビタキ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9067s.JPG|250px|thumb|right|エゾビタキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 11, 2023)|link=エゾビタキ
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ファイル:20231014ノビタキオス_東広島市_國井撮影IMG_9557s.JPG|250px|thumb|right|ノビタキ(オス)(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Oct. 14, 2023)|link=ノビタキ
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ファイル:20230915コサメビタキ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_7999s.JPG|250px|thumb|right|コサメビタキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 15, 2023)|link=コサメビタキ
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</gallery>
  
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*2023.10.12  キャンパスでは様々なバッタが発生しています.丈の低い草地では[[マダラバッタ_広島大学東広島キャンパス|マダラバッタ]],[[トノサマバッタ_広島大学東広島キャンパス|トノサマバッタ]],[[クルマバッタモドキ_広島大学東広島キャンパス|クルマバッタモドキ]]などが見られます.その他,[[クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス|クルマバッタ]]や成虫で越冬する[[ツチイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ツチイナゴ]],近年各地で減少している[[セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス|セグロイナゴ]]が見られました.
|[[ファイル: 20191004カトウツケオグモ幼体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80418s.jpg|250px|thumb|right|カトウツケオグモの幼体.臭いを放出することがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)|link=カトウツケオグモ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190930ビジョオニグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79658s.jpg|250px|thumb|right|ビジョオニグモの成体(メス).腹部に人面のような模様がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 30, 2019)|link=ビジョオニグモ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231011マダラバッタ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9127s.JPG|250px|thumb|right|褐色型のマダラバッタの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 11, 2023)|link=マダラバッタ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20191002ワキグロサツマノミダマシ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80089s.jpg|250px|thumb|right|ワキグロサツマノミダマシの成体(メス).サツマノミダマシに似るが,腹部腹面が黒褐色であることが識別点.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 2, 2019)|link=ワキグロサツマノミダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20231012トノサマバッタ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9269s.JPG|250px|thumb|right|褐色型のトノサマバッタの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 12, 2023)|link=トノサマバッタ_広島大学東広島キャンパス
|}
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ファイル:20231011クルマバッタモドキ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9131s.JPG|250px|thumb|right|褐色型のクルマバッタモドキの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 11, 2023)|link=クルマバッタモドキ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231008クルマバッタ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8975s.JPG|250px|thumb|right|褐色型のクルマバッタの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 08, 2023)|link=クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231012ツチイナゴ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_9266s.JPG|250px|thumb|right|ツチイナゴの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 12, 2023)|link=ツチイナゴ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20231005セグロイナゴ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8839s.JPG|250px|thumb|right|セグロイナゴの成虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Oct. 05, 2023)|link=セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス
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</gallery>
  
 
===9月===
 
===9月===
*2019.09.23-27 夜のキャンパスでは様々な秋の虫が鳴いています.有名な[[マツムシ_広島大学東広島キャンパス|マツムシ]]や[[エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス|エンマコオロギ]]はそれぞれ「チンチロリン」「コロコロリー」と鳴き,秋の風物詩として親しまれてきた存在です.また,名はあまり知られていませんが[[クマスズムシ_広島大学東広島キャンパス|クマスズムシ]]も見られ,こちらも「リンリンリン」と美しい声で鳴きます.いずれもキャンパスの陸上競技場の近くで鑑賞することができます.
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*2023.09.29 キャンパスでは秋の鳴く虫が見られます.[[マツムシ_広島大学東広島キャンパス|マツムシ]]や[[アオマツムシ_広島大学東広島キャンパス|アオマツムシ]][[スズムシ_広島大学東広島キャンパス|スズムシ]][[カンタン_広島大学東広島キャンパス|カンタン]][[ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス|ヒロバネカンタン]]などが鳴いている姿が見られました.[[カンタン_広島大学東広島キャンパス|カンタン]]と[[ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス|ヒロバネカンタン]]は似ていますが,[[カンタン_広島大学東広島キャンパス|カンタン]]は「ルルルルルル…」と鳴き,腹部腹面が黒いのに対し,[[ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス|ヒロバネカンタン]]は「リー・リー」と鳴き,腹部腹面が黒くないといった違いがあります.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230915マツムシ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8052s.JPG|250px|thumb|right|マツムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 15, 2023)|link=マツムシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190923マツムシ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80561s.jpg|250px|thumb|right|マツムシの成虫(オス).ススキなどの根本でチンチロリンと鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)|link=マツムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230913アオマツムシ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_7895s.JPG|250px|thumb|right|アオマツムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 13, 2023)|link=アオマツムシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190923エンマコオロギ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80572s.jpg|250px|thumb|right|エンマコオロギの成虫(オス).コロコロリーと鳴くことが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)|link=エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230925スズムシ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8406s.JPG|250px|thumb|right|スズムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 25, 2023)|link=スズムシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190923クマスズムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80493s.jpg|250px|thumb|right|クマスズムシの成虫(メス).産卵管があり,翅の筋が単純.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 23, 2019)|link=クマスズムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230925カンタン成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8397s.JPG|250px|thumb|right|カンタンの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 25, 2023)|link=カンタン_広島大学東広島キャンパス
|}
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ファイル:20230928ヒロバネカンタン成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8464s.JPG|250px|thumb|right|ヒロバネカンタンの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 28, 2023)|link=ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス
 
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</gallery>
*2019.09.20 毎週金曜日の野鳥調査の際,[[ぶどう池]]で[[ヒドリガモ]]のオス1羽を初認しました.また,[[コサメビタキ]]を確認しました.これから冬鳥が飛来する季節になります.東広島キャンパスの野鳥については,「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」という特集ページをご覧ください.
 
 
 
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|[[ファイル:20190920コサメビタキ_東広島市鏡山_谷口撮影_IMG_8028_10_27s.JPG|250px|thumb|right|コサメビタキ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル:20190920ヒドリガモ01_東広島市鏡山_谷口撮影_IMG_8067_10_41s.JPG|250px|thumb|right|ヒドリガモのオス.2019年冬季の初認.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)|link=ヒドリガモ]]
 
|[[ファイル:20190920ヒドリガモ02_東広島市鏡山_谷口撮影_IMG_8077_10_42s.JPG|250px|thumb|right|ヒドリガモのオス.ぶどう池にて.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 谷口昌司・範子; , Sep. 20, 2019)|link=ヒドリガモ]]
 
|}
 
 
 
*2019.09.16-20 キャンパスでは多くの両生類や爬虫類を観察することができます.今週は[[ヒバカリ]]と[[ニホンマムシ]]の幼蛇を観察することができました.マムシの幼蛇は尻尾が黄色いことが特徴です.また,休む[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]のメスを観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190920ヒバカリ幼蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80444s.jpg|250px|thumb|right|ヒバカリの幼蛇.湿った環境に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)|link=ヒバカリ]]
 
|[[ファイル: 20190918ニホンマムシ幼蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79916s.jpg|250px|thumb|right|ニホンマムシの幼蛇.尻尾が黄色い.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 18, 2019)|link=ニホンマムシ]]
 
|[[ファイル: 20190920シュレーゲルアオガエル成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80396s.jpg|200px|thumb|right|休むシュレーゲルアオガエルの成体(メス).黄色い斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
秋の虫が鳴いています.陸上競技場周辺では[[スズムシ_広島大学東広島キャンパス|スズムシ]]やマツムシに加え,[[カンタン_広島大学東広島キャンパス|カンタン]][[ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス|ヒロバネカンタン]]の鳴き声が聞こえます.両種は外見が非常に似ていますが,前者は「ルルルルルル...」と鳴き,後者は「フィリー・フィリー」と鳴きます.また,[[ヌルデ]]の樹上には翅をもつナナフシである[[タイワントビナナフシ_広島大学東広島キャンパス|タイワントビナナフシ]]が見られます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190917カンタン成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79730s.jpg|250px|thumb|right|鳴くカンタンの成虫(オス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)|link=カンタン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190917ヒロバネカンタン成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79722s.jpg|250px|thumb|right|鳴くヒロバネカンタンの成虫(オス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)|link=ヒロバネカンタン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190916タイワントビナナフシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79546s.jpg|250px|thumb|right|タイワントビナナフシの成虫(メス).単為生殖を行うため,オスはほとんど見つかっていない.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 16, 2019)|link=タイワントビナナフシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスでは初記録となる[[ネキトンボ_広島大学東広島キャンパス|ネキトンボ]]を観察することができました.また,陣ヶ平山のため池で[[オオコオイムシ_広島大学東広島キャンパス|オオコオイムシ]]を確認することができました.そのほか角脇調整池周辺の林縁部の獣糞から[[コブマルエンマコガネ_広島大学東広島キャンパス|コブマルエンマコガネ]]を見つけたり,テニスコートの灯りに飛来した[[ホソバスズメ_広島大学東広島キャンパス|ホソバスズメ]]を観察したりすることができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190916ネキトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79521s.jpg|250px|thumb|right|ネキトンボの成虫(メス).メスはショウジョウトンボやキトンボとは似ない.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 16, 2019)|link=ネキトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190918オオコオイムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79807s.jpg|250px|thumb|right|オオコオイムシの成虫.ふつうコオイムシよりも体長が大きく,全体的に黒い.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 18, 2019)|link=オオコオイムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190917コブマルエンマコガネ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79653s.jpg|250px|thumb|right|コブマルエンマコガネの成虫(オス).目立たないが頭部に角がある.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)|link=コブマルエンマコガネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190917ホソバスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79756s.jpg|250px|thumb|right|ホソバスズメの成虫.類似種が多く,模様や翅の形で識別する.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)|link=ホソバスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190917コガタスズメバチ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_79618s.jpg|250px|thumb|right|[[ヤブガラシ]]で蜜を集めるコガタスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチと色や模様が似るが,小型で頭楯の突起が3つであることで識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 17, 2019)|link=コガタスズメバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190920アミガサハゴロモ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_80426s.jpg|250px|thumb|right|アミガサハゴロモの成虫.前翅の一対の黄色斑が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 20, 2019)|link=アミガサハゴロモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
*2019.09.13 キャンパス内で[[ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス|ミンミンゼミ]]と[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]が鳴いています.間もなくセミのシーズンも終わりです.秋の虫の鳴き声が聞かれるようになりました.[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]の成虫が見られ,[[コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|コバネアオイトトンボ]]がキャンパスのため池に集まっています.
+
その他,[[ツヅレサセコオロギ_広島大学東広島キャンパス|ツヅレサセコオロギ]][[エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス|エンマコオロギ]][[クマスズムシ_広島大学東広島キャンパス|クマスズムシ]]なども見られました.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230914ツヅレサセコオロギ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_7944s.JPG|250px|thumb|right|ツヅレサセコオロギの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 14, 2023)|link=ツヅレサセコオロギ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190913ミンミンゼミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_78772s.jpg|250px|thumb|right|鳴くミンミンゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 13, 2019)|link=ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230926エンマコオロギ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8431s.JPG|250px|thumb|right|エンマコオロギの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 26, 2023)|link=エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190912ハラビロカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_78391s.jpg|250px|thumb|right|ハラビロカマキリの成虫(メス).前翅の白斑が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 12, 2019)|link=ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230926クマスズムシ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_8422s.JPG|250px|thumb|right|クマスズムシの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Sep. 26, 2023)|link=クマスズムシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190912コバネアオイトトンボ成虫オス_東広島市_南葉撮影_IMG_78508s.jpg|250px|thumb|right|コバネアオイトトンボの成虫(オス).アオイトトンボやオオアオイトトンボとは胸部の金属光沢部の範囲で識別することができる.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 12, 2019)|link=コバネアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|}
 
  
 
===8月===
 
===8月===
*2019.08.05-09 東広島キャンパスでは様々なバッタ目の成虫が見られます.各地で絶滅が心配されている[[セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス|セグロイナゴ]]や独特な顔の[[ショウリョウバッタ_広島大学東広島キャンパス|ショウリョウバッタ]][[アシグロツユムシ_広島大学東広島キャンパス|アシグロツユムシ]]などを観察することができました.
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*2023.08.08 キャンパスでは[[キイロスズメ_広島大学東広島キャンパス|キイロスズメ]][[モモスズメ_広島大学東広島キャンパス|モモスズメ]]などのスズメガが見られ,また[[オナガミズアオ_広島大学東広島キャンパス|オナガミズアオ]][[ヤママユ_広島大学東広島キャンパス|ヤママユ]]といった大型の蛾も見られます.[[ヤママユ_広島大学東広島キャンパス|ヤママユ]]の成虫は晩夏から初秋にかけて見ることができます.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
{|
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ファイル:20230807キイロスズメ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6636s.JPG|250px|thumb|right|キイロスズメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 07, 2023)|link=キイロスズメ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190809セグロイナゴ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68802s.jpg|250px|thumb|right|セグロイナゴの成虫(オス).キャンパス内でも生息域は限られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)|link=セグロイナゴ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230808モモスズメ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6688s.JPG|250px|thumb|right|モモスズメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)|link=モモスズメ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190808ショウリョウバッタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68552s.jpg|250px|thumb|right|ショウリョウバッタの成虫(メス).顔が縦に長く,独特なつくりをしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=ショウリョウバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230808オナガミズアオ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6671s.JPG|250px|thumb|right|オナガミズアオの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)|link=オナガミズアオ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190805アシグロツユムシ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68388s.jpg|250px|thumb|right|ヘクソカズラの花とアシグロツユムシの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)|link=アシグロツユムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230808ヤママユ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6677s.JPG|250px|thumb|right|ヤママユの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 08, 2023)|link=ヤママユ_広島大学東広島キャンパス
|}
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</gallery>
 
 
灯りや樹液にはガが見られます.枯葉に見える翅をもつ[[クチバスズメ_広島大学東広島キャンパス|クチバスズメ]]や,枝に見える[[クロツマキシャチホコ_広島大学東広島キャンパス|クロツマキシャチホコ]],白い帯模様が特徴の[[シロスジカラスヨトウ_広島大学東広島キャンパス|シロスジカラスヨトウ]]などです.また,蛇のような姿をした[[ベニスズメ_広島大学東広島キャンパス|ベニスズメ]]の幼虫を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190808クチバスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68639s.jpg|250px|thumb|right|クチバスズメの成虫.モモスズメとともによく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=クチバスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190808クロツマキシャチホコ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68714s.jpg|250px|thumb|right|クロツマキシャチホコの成虫.翅を閉じると枝の切れ端のようである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=クロツマキシャチホコ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190805シロスジカラスヨトウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68369s.jpg|250px|thumb|right|シロスジカラスヨトウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)|link=シロスジカラスヨトウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190809ベニスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68836s.jpg|200px|thumb|right|アレチマツヨイグサにつくベニスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)|link=ベニスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
東広島キャンパスは夏真っ只中で[[ミンミンゼミ_広島大学東広島キャンパス|ミンミンゼミ]]も鳴き始めましたが,夜は[[エンマコオロギ_広島大学東広島キャンパス|エンマコオロギ]]や[[スズムシ_広島大学東広島キャンパス|スズムシ]]の鳴き声が聞こえてくるようになり,秋の兆しも感じられます.また,[[オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス|オオカマキリ]]の成虫や[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]などを観察することができました.そして[[サムライアリ_広島大学東広島キャンパス|サムライアリ]]が[[クロヤマアリ_広島大学東広島キャンパス|クロヤマアリ]]の巣を襲撃して奴隷狩りをする様子も見られました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190805サムライアリ働きアリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68221s.jpg|250px|thumb|right|サムライアリの働きアリ.クロヤマアリの繭を持ち運んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)|link=サムライアリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190808スズムシ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68702s.jpg|250px|thumb|right|鳴くスズムシの成虫(オス).草深い場所で鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=スズムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190808オオカマキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68664s.jpg|250px|thumb|right|オオカマキリの成虫(オス).夜間は複眼が黒くなる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190805ツクツクボウシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68384s.jpg|200px|thumb|right|羽化直後のツクツクボウシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)|link=ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
[[イナズマハエトリ_広島大学東広島キャンパス|イナズマハエトリ]]や[[ヤマジハエトリ_広島大学東広島キャンパス|ヤマジハエトリ]]などのハエトリグモや[[クリチャササグモ_広島大学東広島キャンパス|クリチャササグモ]]を観察することができました.
+
キャンパスではトリノフンダマシ類が多く見られます.日中は葉の裏などで休んでおり,湿度の高い夜間になると巣を張ります.
 
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
{|
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ファイル:20230724シロオビトリノフンダマシ成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6195s.JPG|250px|thumb|right|シロオビトリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 24, 2023)|link=シロオビトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190809イナズマハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68763s.jpg|250px|thumb|right|イナズマハエトリの成体(オス).体には白斑が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)|link=イナズマハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230804トリノフンダマシ成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6356s.JPG|250px|thumb|right|トリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 04, 2023)|link=トリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190809ヤマジハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68861s.jpg|250px|thumb|right|クリの実の上のヤマジハエトリの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 9, 2019)|link=ヤマジハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230805アカイロトリノフンダマシ成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_6538s.JPG|250px|thumb|right|アカイロトリノフンダマシの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Aug. 05, 2023)|link=アカイロトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190808クリチャササグモ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68662s.jpg|250px|thumb|right|クリチャササグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=クリチャササグモ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|}
 
 
 
小型のイラガ類の幼虫も観察することができました.いずれもユニークな姿をしていますが棘には毒があるので触らないよう注意が必要です.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190808アカイラガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68455s.jpg|250px|thumb|right|アカイラガの幼虫.赤い突起のある半透明の房は刺激を受けると外れる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=アカイラガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190808クロシタアオイラガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68673s.jpg|250px|thumb|right|クロシタアオイラガの幼虫.背面には青く縁取られた赤い線が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 8, 2019)|link=クロシタアオイラガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190805ムラサキイラガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68367s.jpg|250px|thumb|right|ムラサキイラガの幼虫.トゲは根本も先端も太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 5, 2019)|link=ムラサキイラガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2019.07.29-08.02 東広島キャンパスで[[アオダイショウ]]と[[ヒバカリ]]と[[ニホンマムシ]]を観察することができました.[[アオダイショウ]]と[[ヒバカリ]]はともにナミヘビ科のヘビで,毒はありません.しかしマムシはクサリヘビ科のヘビで,大変危険な毒を持ちます.キャンパスでは主に陸上競技場の周辺の林縁部で見られるため,その周辺を通るときは咬まれないようご注意ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190802アオダイショウ亜成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71242s.jpg|250px|thumb|right|威嚇するアオダイショウの亜成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=アオダイショウ]]
 
|[[ファイル: 20190801ヒバカリ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70879s.jpg|250px|thumb|right|ヒバカリの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)|link=ヒバカリ]]
 
|[[ファイル: 20190802マムシ幼蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71485s.jpg|250px|thumb|right|ニホンマムシの幼蛇.マムシといえば太くて短い体型の印象が強いが,幼蛇は比較的に細いので要注意.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=ニホンマムシ]]
 
|}
 
 
 
夜のキャンパスでは,様々な昆虫の羽化の様子を観察することができます.乾ききっていない半透明の翅はどの昆虫であろうと美しく,神秘性を感じられます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190801オオカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70890s.jpg|200px|thumb|right|羽化直後のオオカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190802クサキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71534s.jpg|200px|thumb|right|羽化直後のクサキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=クサキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190802ヒグラシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71466s.jpg|200px|thumb|right|羽化直後のヒグラシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[クマゼミ_広島大学東広島キャンパス|クマゼミ]]や[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]も鳴き始めました.[[クマゼミ_広島大学東広島キャンパス|クマゼミ]]はアカデミック地区内では少ないですが,交番裏のサクラ並木やキャンパス外周のケヤキ並木で鳴き声を聞くことができます.また,[[セスジアシナガサシガメ_広島大学東広島キャンパス|セスジアシナガサシガメ]]というナナフシのような特徴的な見た目をしているカメムシを観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190802クマゼミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71269s.jpg|250px|thumb|right|クマゼミの成虫(メス).本土のセミでは最大級の大きさを誇る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=クマゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190801ツクツクボウシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70800s.jpg|250px|thumb|right|ツクツクボウシの成虫.夏の終わりのイメージがあるが,実際は7月にはもう出現していることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)|link=ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
| [[ファイル: 20190802セスジアシナガサシガメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71036s.jpg|250px|thumb|right|林床を歩くセスジアシナガサシガメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=セスジアシナガサシガメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
樹液では[[アオカナブン_広島大学東広島キャンパス|アオカナブン]]を観察することができました.[[カナブン_広島大学東広島キャンパス|カナブン]]に比べるとキャンパスでの個体数は少ないようです.また,角脇調整池周辺で[[ガムシ_広島大学東広島キャンパス|ガムシ]]が見られました.ゲンゴロウに匹敵する大型の水生甲虫です.バッタの多い乾燥した草地では狩りバチの[[キアシハナダカバチモドキ_広島大学東広島キャンパス|キアシハナダカバチモドキ]]を観察することができました.環境省RDBで絶滅危惧II類に指定されている希少なハチです.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190730アオカナブン成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70148s.jpg|250px|thumb|right|アオカナブンの成虫.カナブンの緑色型よりも鮮やかな光沢を放つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)|link=アオカナブン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190731ガムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70655s.jpg|250px|thumb|right|ガムシの成虫.日本のガムシ科では最大.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 31, 2019)|link=ガムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
| [[ファイル: 20190802キアシハナダカバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71356s.jpg|250px|thumb|right|ショウリョウバッタモドキを狩るキアシハナダカバチモドキの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=キアシハナダカバチモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
ため池では数多くのトンボが見られます.開けて水生植物の豊かなため池では[[ギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|ギンヤンマ]]や[[タイワンウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス|タイワンウチワヤンマ]]を観察することができます.前者は休みなく飛び回っていますが後者は水面に突き出た枝や杭にとまっていることが多いです.また少数ながら[[アジアイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アジアイトトンボ]]も見られました.木々に囲まれ日照の悪いため池では[[ヤブヤンマ_広島大学東広島キャンパス|ヤブヤンマ]]が見られます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190729アジアイトトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69328s.jpg|250px|thumb|right|アジアイトトンボの成虫(オス).アオモンイトトンボに似るが,より小型で腹部第9節の全体が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)|link=アジアイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190729タイワンウチワヤンマ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69246s.jpg|250px|thumb|right|タイワンウチワヤンマの成虫.近年北上している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)|link=タイワンウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190729ギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69620s.jpg|250px|thumb|right|ギンヤンマの成虫(オス).ため池や開けた場所を巡回飛行する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 29, 2019)|link=ギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190802ヤブヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71124s.jpg|200px|thumb|right|ヤブヤンマの成虫(オス).日当たりの悪いため池に見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=ヤブヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
バッタ目の昆虫も多くが成虫になっています.夜は林縁部で[[ミドリササキリモドキ_広島大学東広島キャンパス|ミドリササキリモドキ]]が見られ,[[ハヤシノウマオイ_広島大学東広島キャンパス|ハヤシノウマオイ]]の鳴き声が響き渡ります.昼は限られた草地で[[クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス|クルマバッタ]]の姿が見られます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190801ミドリササキリモドキ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70835s.jpg|250px|thumb|right|ミドリササキリモドキの成虫(メス).セスジササキリモドキに似るが,背面は黒くならない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 1, 2019)|link=ミドリササキリモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190802ハヤシノウマオイ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71542s.jpg|250px|thumb|right|ハヤシノウマオイの成虫(オス).ハタケノウマオイとは外見上の違いはほとんど無いが,本種のほうが鳴き声のテンポがゆっくりであることで識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=ハヤシノウマオイ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190802クルマバッタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_71359s.jpg|250px|thumb|right|クルマバッタの成虫(オス).飛翔するときに後翅に黒い輪のような模様が見える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2019)|link=クルマバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[アオスジアゲハ_広島大学東広島キャンパス|アオスジアゲハ]]や[[ジャコウアゲハ_広島大学東広島キャンパス|ジャコウアゲハ]]などアゲハチョウの仲間も観察することができました.また,[[アケビコノハ_広島大学東広島キャンパス|アケビコノハ]]の成虫も見られました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190730アオスジアゲハ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70231s.jpg|250px|thumb|right|休息するアオスジアゲハの成虫.近年北上している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)|link=アオスジアゲハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190730ジャコウアゲハ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70261s.jpg|250px|thumb|right|ジャコウアゲハの成虫(メス).アゲハチョウの中では比較的ゆったりと飛翔する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 30, 2019)|link=ジャコウアゲハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190731アケビコノハ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_70779s.jpg|250px|thumb|right|アケビコノハの成虫.驚くと翅を広げて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 31, 2019)|link=アケビコノハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
 
===7月===
 
===7月===
*2019.07.22-26 東広島キャンパスでは梅雨が明けて,現在キノコがあちらこちらで確認されています.[[キタマゴタケ_広島大学東広島キャンパス|キタマゴタケ]]もその一つで,卵のような白いツボから傘が出てきます.また[[ヤマトヒロバカゲロウ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトヒロバカゲロウ]]や夜間樹上で休息する[[ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス|ハンミョウ(ナミハンミョウ)]]なども観察することができました.
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*2023.07.16 キャンパスでは[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]][[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]],[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]],[[ツクツクボウシ_広島大学東広島キャンパス|ツクツクボウシ]]などのセミが発生し,各所で鳴き声が聞かれます.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
{|
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ファイル:20230706ニイニイゼミ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5415s.JPG|250px|thumb|right|ニイニイゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)|link=ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190726キタマゴタケ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68749s.jpg|250px|thumb|right|キタマゴタケ.有毒種のタマゴタケモドキに似るが,タマゴタケモドキはヒダとツバがともに白い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=キタマゴタケ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230710ヒグラシ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5534s.JPG|250px|thumb|right|ヒグラシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 10, 2023)|link=ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190722ヤマトヒロバカゲロウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68119s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトヒロバカゲロウの成虫.画像では確認しづらいが,前翅後縁の中央付近に小さな黒斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)|link=ヤマトヒロバカゲロウ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230716アブラゼミ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5761s.JPG|250px|thumb|right|アブラゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 16, 2023)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190726ハンミョウ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69045s.jpg|250px|thumb|right|ハンミョウの成虫.夜間は樹上で休息する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=ハンミョウ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|}
 
 
 
キャンパスでは直翅目の昆虫がたくさん見られます.しかし,[[ヤブキリ_広島大学東広島キャンパス|ヤブキリ]]は生息域が狭く,農場や池ノ上学生寮周辺など鏡山に近い林縁部でしか見られません.また,カマドウマ類は主に[[マダラカマドウマ_広島大学東広島キャンパス|マダラカマドウマ]],[[カマドウマ_広島大学東広島キャンパス|カマドウマ]],[[も_広島大学東広島キャンパス|モリズミウマ]]の3種が観察されます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190722ヤブキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68175s.jpg|250px|thumb|right|ヤブキリの成虫(オス).オスの成虫はクズなどが茂った林縁で「シリリ・シリリリ」と鳴く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)|link=ヤブキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724セスジササキリモドキ幼虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68199s.jpg|250px|thumb|right|セスジササキリモドキの幼虫(オス).複眼が赤い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=セスジササキリモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724ハネナシコロギス成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68229s.jpg|250px|thumb|right|ハネナシコロギスの成虫(メス).体表は艶やか.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=ハネナシコロギス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190724カマドウマオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68323s.jpg|250px|thumb|right|カマドウマのオス.マダラカマドウマのような派手な模様はなく,一様に茶褐色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=カマドウマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190726モリズミウマオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69088s.jpg|250px|thumb|right|モリズミウマのオス.林床などで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=モリズミウマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
夜の樹液に集まる昆虫は当然ながら[[カブトムシ_広島大学東広島キャンパス|カブトムシ]]やクワガタムシなどの甲虫だけではありません.ヤガ科のシタバガ亜科([[シロシタバ_広島大学東広島キャンパス|シロシタバ]]や[[キシタバ_広島大学東広島キャンパス|キシタバ]]など)や[[オオトモエ_広島大学東広島キャンパス|オオトモエ]]なども集まります.また,灯火には[[セダカシャチホコ_広島大学東広島キャンパス|セダカシャチホコ]]や[[モンクロシャチホコ_広島大学東広島キャンパス|モンクロシャチホコ]]も見られます.[[コシロシタバ_広島大学東広島キャンパス|コシロシタバ]]は環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190724シロシタバ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68409s.jpg|250px|thumb|right|シロシタバの成虫.大型で後翅が白を基調としている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=シロシタバ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724キシタバ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68389s.jpg|250px|thumb|right|キシタバの成虫.類似種が多いが,本種は特に大型.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=キシタバ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724コシロシタバ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68415s.jpg|250px|thumb|right|コシロシタバの成虫.前翅表中央の白斑が目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=コシロシタバ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190722オオトモエ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68157s.jpg|250px|thumb|right|オオトモエの成虫.灯火にもしばしば飛来する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)|link=オオトモエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724オスグロトモエ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68287s.jpg|250px|thumb|right|オスグロトモエの成虫(オス).オスはハグルマトモエとはあまり似ていないので容易に識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=オスグロトモエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190724セダカシャチホコ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68362s.jpg|250px|thumb|right|セダカシャチホコの成虫.胸部背面の盛り上がった毛束が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=セダカシャチホコ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190726モンクロシャチホコ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69075s.jpg|250px|thumb|right|モンクロシャチホコの成虫.翅の黒斑は銀色に光る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=モンクロシャチホコ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
また,キャンパスの各所でイラガの仲間の幼虫が見られます.距離を置いて観察する分には危険ではありませんが,作業中や木の下をくぐり抜ける際に誤ってこれらのケムシに触れると毒針が刺ってしまい激しい痛みを伴いますのでご注意ください.また,トゲに触れるとビリビリと痛みを感じることから「デンキムシ」という地方名が存在します.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190726イラガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68877s.jpg|250px|thumb|right|イラガの幼虫.カキノキなどに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=イラガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190726ヒロヘリアオイラガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68903s.jpg|250px|thumb|right|ヒロヘリアオイラガの幼虫.キブシなど様々な広葉樹につく.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=ヒロヘリアオイラガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20190726ヒメクロイラガ幼虫_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_46697s.JPG|250px|thumb|right|ヒメクロイラガの幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jul. 26, 2019)]]
 
|}
 
 
 
夜は夜行性のクモが営巣する姿が見られます.トリノフンダマシ類は特殊な水平円網を張り,[[オニグモ_広島大学東広島キャンパス|オニグモ]]は垂直円網を張ります.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190722トリノフンダマシメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68139s.jpg|250px|thumb|right|網を張るトリノフンダマシのメス.オオトリノフンダマシよりも白っぽい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 22, 2019)|link=トリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724アカイロトリノフンダマシ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68283s.jpg|250px|thumb|right|網を張るアカイロトリノフンダマシの成体(メス).巣は目が粗く,横糸は大きく弛んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=アカイロトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190724オニグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68305s.jpg|250px|thumb|right|オニグモの成体(メス).非常に大型のクモで,夜に営巣する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 24, 2019)|link=オニグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
その他観察することができた雑木林の昆虫を紹介します.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190726シロスジカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69056s.jpg|250px|thumb|right|シロスジカミキリの成虫.複眼が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 26, 2019)|link=シロスジカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190725カナブン成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68605s.jpg|250px|thumb|right|カナブンの成虫.アオカナブンに似た色だが,胴が太短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 25, 2019)|link=カナブン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190725ヨツボシキシキスイ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68622s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシケシキスイの成虫(オス).小さいので樹皮の隙間に潜り込んで樹液をなめることができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 25, 2019)|link=ヨツボシケシキスイ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2019.07.15-17 東広島キャンパスで[[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]]を観察することができました.[[生態実験園]]などの林内に入ると驚いて飛んで逃げることが多いです.また,[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]]と[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]の羽化を観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190715ヒグラシ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67328s.jpg|250px|thumb|right|ヒグラシの成虫(オス).薄暗い林内に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717ニイニイゼミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68104s.jpg|250px|thumb|right|羽化後しばらく経ったニイニイゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717アブラゼミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68101s.jpg|200px|thumb|right|羽化直後のアブラゼミの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
東広島キャンパスでトゲグモ,タカネトンボ,コオイムシを観察することができました.トゲグモは腹部が硬質でドクロのような模様があることが特徴です.タカネトンボは陣が平山の林縁部でゆったりと飛翔していました.コオイムシは角脇調整池で見られ,[[生態実験園]]などに多いオオコオイムシとは生息場所を異にしているようです.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190715トゲグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67425s.jpg|250px|thumb|right|トゲグモの成体(メス).山地に見られ,木々の間に網を張る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=トゲグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190715タカネトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67286s.jpg|250px|thumb|right|タカネトンボの成虫(メス).タカネは高嶺を意味するが,低地でも見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=タカネトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717コオイムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67953s.jpg|250px|thumb|right|コオイムシの成虫.オオコオイムシよりも低地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=コオイムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
オオモンクロクモバチが狩った[[コアシダカグモ_広島大学東広島キャンパス|コアシダカグモ]]を運ぶ様子や,休むキイロスズメバチ,[[カバキコマチグモ_広島大学東広島キャンパス|カバキコマチグモ]]の産室などを観察することができました.キイロスズメバチは攻撃性が高く,ときに人にも危害を及ぼす恐れがあります.また[[カバキコマチグモ_広島大学東広島キャンパス|カバキコマチグモ]]は強い毒をもつと言われていますが,無理やり産室をこじ開けたり,成体をむやみに掴んだりしなければ基本的に安全です.
 
その他様々な甲虫を観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190717オオモンクロクモバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67971s.jpg|250px|thumb|right|オオモンクロクモバチの成虫.コアシダカグモを捕らえ,巣に運んでいる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=オオモンクロクモバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717キイロスズメバチ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67897s.jpg|250px|thumb|right|木陰で休むキイロスズメバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=キイロスズメバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190716カバキコマチグモ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67733s.jpg|250px|thumb|right|カバキコマチグモの産室.ちまき型をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)|link=カバキコマチグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190715ヒラタクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67521s.jpg|250px|thumb|right|ヒラタクワガタの成虫(オス).樹皮裏に潜んでいることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=ヒラタクワガタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190716ヘリグロテントウノミハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67722s.jpg|250px|thumb|right|ヘリグロテントウノミハムシの成虫.ヒイラギモクセイなどに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)|link=ヘリグロテントウノミハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
バッタ目の昆虫も昼夜問わず多数観察することができました.[[マダラバッタ_広島大学東広島キャンパス|マダラバッタ]]は乾燥した草地に,[[ヒメギス_広島大学東広島キャンパス|ヒメギス]]は草深い藪に多いです.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190716マダラバッタ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67785s.jpg|250px|thumb|right|マダラバッタの成虫(緑色型メス).色彩変異に富む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)|link=マダラバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190715ヒメギス成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67614s.jpg|250px|thumb|right|ヒメギスの成虫(オス).キリギリス同様驚くと藪の奥へと逃げる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=ヒメギス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717マダラカマドウマメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_68030s.jpg|250px|thumb|right|マダラカマドウマのメス.人家で見られるが,林床にも多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=マダラカマドウマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
その他クロバネツリアブやスズメガ類の幼虫が見られました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190717クロバネツリアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67917s.jpg|250px|thumb|right|クロバネツリアブの成虫(メス).ビロードツリアブと同様に砂とりを行い,卵を砂でコーティングする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=クロバネツリアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190715クロスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67467s.jpg|250px|thumb|right|アカマツの葉につくクロスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 15, 2019)|link=クロスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190717ホシホウジャク幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_67930s.jpg|250px|thumb|right|ホシホウジャクの幼虫.ホシヒメホウジャク同様ヘクソカズラが食草.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 17, 2019)|link=ホシホウジャク_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2019.07.11-12 東広島キャンパスで[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]が発生しています.また,[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]が[[ふれあいビオトープ]]や[[生態実験園]]で上陸しています.[[コナラ]]や[[アベマキ]]の生える林内では[[アイタケ_広島大学東広島キャンパス|アイタケ]]が見られます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190711シュレーゲルアオガエル幼体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66529s.jpg|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの幼体.尾がほとんど吸収されている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711アブラゼミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_65939s.jpg|250px|thumb|right|アブラゼミの成虫(オス).羽化後間もない個体は翅脈が緑色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711アイタケ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66674s.jpg|250px|thumb|right|アイタケ.ブナ科の樹木が生える林床に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=アイタケ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスではトリノフンダマシ類も多く観察することができます.昼は植物の葉裏で休んでいますが,日没とともに巣を張りはじめます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190712アカイロトリノフンダマシ成体メス_東広島市鏡山_IMG_67016s.jpg|250px|thumb|right|アカイロトリノフンダマシの成体(メス).赤みの強い個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)|link=アカイロトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711オオトリノフンダマシ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66011s.jpg|250px|thumb|right|オオトリノフンダマシの成体(メス).大きな一対の目玉模様が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=オオトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711シロオビトリノフンダマシ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66156s.jpg|250px|thumb|right|シロオビトリノフンダマシの成体.昼はイネ科草本の裏で休んでいる場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)|link=シロオビトリノフンダマシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスの南部では[[コロギス_広島大学東広島キャンパス|コロギス]]と[[タンボコオロギ_広島大学東広島キャンパス|タンボコオロギ]]を観察することができました.また,[[ふれあいビオトープ]]の林縁では[[ササキリ_広島大学東広島キャンパス|ササキリ]]の初齢幼虫を観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190711コロギス成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66822s.jpg|250px|thumb|right|威嚇するコロギスの成虫(メス).つつくと咬みつこうとしてくる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=コロギス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711タンボコオロギ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66892s.jpg|250px|thumb|right|タンボコオロギの成虫(メス).複眼と複眼とを結ぶ黄白色の線が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=タンボコオロギ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711ササキリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66264s.jpg|250px|thumb|right|ササキリの幼虫.頭部が赤い特徴的な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=ササキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスで見られた個性的なイモムシを紹介します.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190711トビモンオオエダシャク幼虫_東広島市鏡山_IMG_66710s.jpg|250px|thumb|right|トビモンオオエダシャクの幼虫の顔.猫耳のような突起がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=トビモンオオエダシャク_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190712オオトモエ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66953s.jpg|250px|thumb|right|オオトモエの幼虫.刺激を受けると上半身を巻き,眼状紋を見せつけて威嚇する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)|link=オオトモエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711キイロスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66282s.jpg|250px|thumb|right|キイロスズメの幼虫.ヤマノイモを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=キイロスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
その他見られた生き物を紹介します.
 
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|[[ファイル: 20190712クロタマムシ成虫メス東広島市鏡山南葉撮影IMG_67097s.jpg|250px|thumb|right|クロタマムシの成虫(メス).全身が黒っぽく,鈍い金属光沢をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 12, 2019)|link=クロタマムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711ハグロトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66106s.jpg|250px|thumb|right|ハグロトンボの成虫(オス).カミサマトンボの別称をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=ハグロトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711ホソバセセリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66051s.jpg|250px|thumb|right|アザミで吸蜜するホソバセセリの成虫.ふれあいビオトープに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=ホソバセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190711スジコガネ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66085s.jpg|250px|thumb|right|スジコガネの成虫.針葉樹の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=スジコガネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711アオメアブ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66274s.jpg|250px|thumb|right|アオメアブの成虫.夕暮れに草地で多く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=アオメアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190711ニセノコギリカミキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_66925s.jpg|250px|thumb|right|ニセノコギリカミキリの成虫(メス).ノコギリカミキリよりも胸部の光沢が鈍い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 11, 2019)|link=ニセノコギリカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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*2019.07.01-05 東広島キャンパスで[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]]と[[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]]が鳴き始めました.
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また,多くのジャノメチョウ類も見られます.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230613オオヒカゲ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4267s.JPG|250px|thumb|right|オオヒカゲの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)|link=オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190704ニイニイゼミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62113s.jpg|250px|thumb|right|ニイニイゼミの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230701ヒメジャノメ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5279s.JPG|250px|thumb|right|ヒメジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 01, 2023)|link=ヒメジャノメ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190704トノサマバッタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61971s.jpg|250px|thumb|right|トノサマバッタの成虫(メス)の褐色型.年に2回発生する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=トノサマバッタ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230706クロヒカゲ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5368s.JPG|250px|thumb|right|クロヒカゲの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)|link=クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190705ハリカメムシとウズラカメムシ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52322s.jpg|250px|thumb|right|ハリカメムシ(右)とウズラカメムシ(左)(それぞれともに成虫).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=ウズラカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230706ジャノメチョウ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5434s.JPG|250px|thumb|right|ジャノメチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jul. 06, 2023)|link=ジャノメチョウ_広島大学東広島キャンパス
|}
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</gallery>
 
 
キャンパスで[[コシアカツバメ]]や[[ツバメ]]が飛んでいます.また,変態した[[ニホンアマガエル]]も観察することができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190705コシアカツバメ_東広島市鏡山南葉撮影_IMG_52336s.jpg|250px|thumb|right|旋回するコシアカツバメ.胸から腹にかけて縦斑がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=コシアカツバメ]]
 
|[[ファイル: 20190705ツバメ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62349s.jpg|250px|thumb|right|ツバメ.腰の部分にはコシアカツバメのような橙色の帯はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=ツバメ]]
 
|[[ファイル: 20190701ニホンアマガエル幼体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61623s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアマガエルの幼体.ササの葉の上などで静止している姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=ニホンアマガエル]]
 
|}
 
 
 
雑木林では[[シロスジカミキリ_広島大学東広島キャンパス|シロスジカミキリ]]が見られます.また,キャンパスの材置き場ではカミキリムシやタマムシの仲間など様々な甲虫類を観察することができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190701シロスジカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61713s.jpg|250px|thumb|right|カシの幹を登るシロスジカミキリの成虫.胸部や鞘翅の斑紋は生存時は黄色いが,死ぬと白化する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=シロスジカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190701クロトラカミキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61448s.jpg|250px|thumb|right|クロトラカミキリの成虫(メス).エグリトラカミキリに似るが,J字紋の払い部分が翅の肩にある黒紋に繋がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=クロトラカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190701クビアカトラカミキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61501s.jpg|250px|thumb|right|クビアカトラカミキリの成虫(オス).胸部が赤い特徴的なカミキリムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=クビアカトラカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190701カタジロゴマフカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61533s.jpg|250px|thumb|right|カタジロゴマフカミキリ成虫.ナガゴマフカミキリに似るが,鞘翅の肩周りが白い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=カタジロゴマフカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190704マツノマダラカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62094s.jpg|250px|thumb|right|マツノマダラカミキリの成虫.マツノザイセンチュウを媒介し,「マツ枯れ」を引き起こす要因とされる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=マツノマダラカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190701ムツボシタマムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61572s.jpg|250px|thumb|right|ムツボシタマムシの成虫(メス).オオムツボシタマムシに似るが,本種のほうがより小型で斑紋が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=ムツボシタマムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパス中のため池で[[チョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|チョウトンボ]]が舞っていたり,[[ウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス|ウチワヤンマ]]が縄張りを張っていたりしています.また,南方系のナナフシである[[タイワントビナナフシ_広島大学東広島キャンパス|タイワントビナナフシ]]の幼虫を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190705チョウトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62508s.jpg|250px|thumb|right|飛翔するチョウトンボの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=チョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190705ウチワヤンマ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62421s.jpg|250px|thumb|right|枝の先にとまるウチワヤンマの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=ウチワヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190705タイワントビナナフシ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62552s.jpg|250px|thumb|right|タイワントビナナフシの幼虫.分布を北に拡大している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=タイワントビナナフシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
昼行性のガである[[スキバホウジャク_広島大学東広島キャンパス|スキバホウジャク]]や,その他の夜行性のガやイモムシなどを観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190705スキバホウジャク成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62297s.jpg|250px|thumb|right|スイカズラに産卵のため訪れるスキバホウジャクの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=スキバホウジャク_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190705オオゴマダラエダシャク_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62364s.jpg|250px|thumb|right|オオゴマダラエダシャクの成虫.大変大きなエダシャクで,翅の縁の黒斑は繋がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=オオゴマダラエダシャク_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190704アカスジシロコケガ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62232s.jpg|250px|thumb|right|アカスジシロコケガの成虫(オス).オスの前翅の黒斑は二つに分かれて並ぶことが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=アカスジシロコケガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190703メンガタスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61855s.jpg|200px|thumb|right|メンガタスズメの成虫.胸部に黒い人面のような模様がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 3, 2019)|link=メンガタスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190704コスズメ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62010s.jpg|250px|thumb|right|ヤブガラシの花を食べるコスズメの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=コスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190704オオエグリシャチホコ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61944s.jpg|250px|thumb|right|オオエグリシャチホコの幼虫.マメ科植物を食べて生育する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=オオエグリシャチホコ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190628ウンモンスズメ幼虫_東広島市鏡山_岩崎撮影_DSC_0596s.JPG|250px|thumb|right|ウンモンスズメ幼虫(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩崎元道,Jun . 28, 2019)|link=ウンモンスズメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
狩りバチや寄生バチ,スズメバチの仲間も観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190604ベッコウクモバチ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61894s.jpg|250px|thumb|right|獲物を探すベッコウクモバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=ベッコウクモバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190704スズバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62038s.jpg|250px|thumb|right|ヤブガラシの蜜を吸うスズバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=スズバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190705オオホシオナガバチ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62440s.jpg|250px|thumb|right|産卵するオオホシオナガバチの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=オオホシオナガバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
 
 
キャンパスでは,鹿児島以南の島々に分布するオオスミコガネグモや南西諸島に分布するナガマルコガネグモを除けば,日本産コガネグモ属の全種を観察することができます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190701コガネグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61644s.jpg|250px|thumb|right|コガネグモの成体(メス).日本のコガネグモ属では最大.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 1, 2019)|link=コガネグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190704ムシバミコガネグモメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61935s.jpg|250px|thumb|right|ムシバミコガネグモのメス.コガタコガネグモに似るが,模様がガタガタしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 4, 2019)|link=ムシバミコガネグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190705ナガコガネグモ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_62315s.jpg|250px|thumb|right|ナガコガネグモのメス.隠れ帯は縦につける.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 5, 2019)|link=ナガコガネグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
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*2023.07.06 キャンパスでは[[ヒグラシ_広島大学東広島キャンパス|ヒグラシ]]と[[アブラゼミ_広島大学東広島キャンパス|アブラゼミ]]が鳴き始めました.
 
===6月===
 
===6月===
*2019.06.22-28 キャンパスの[[コナラ]]や[[アベマキ]]の樹液などにクワガタムシやカブトムシが集まっています.
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*2023.06.28 [[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]と[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]の変態したばかりの幼体や[[トノサマガエル_広島大学東広島キャンパス|トノサマガエル]]が鳴いている姿が見られました.また,カエルの多い場所では[[シマヘビ]]や[[ヒバカリ]]などのヘビも見られます.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230612ニホンアカガエル幼体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4214s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 12, 2023)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230624シュレーゲルアオガエル幼体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5113s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 24, 2023)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230617トノサマガエルオス成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4778s.JPG|250px|thumb|right|鳴くトノサマガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 17, 2023)|link=トノサマガエル_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230613シマヘビ成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4261s.JPG|250px|thumb|right|シマヘビの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)|link=シマヘビ
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ファイル:20230628ヒバカリ幼体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5194s.JPG|250px|thumb|right|ヒバカリの幼蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 28, 2023)|link=ヒバカリ
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</gallery>
  
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キャンパスでは[[ネブトクワガタ_広島大学東広島キャンパス|ネブトクワガタ]]や[[ヒラタクワガタ_広島大学東広島キャンパス|ヒラタクワガタ]][[ミヤマクワガタ_広島大学東広島キャンパス|ミヤマクワガタ]]などのクワガタが樹液に集まっている姿を観察できます.
|[[ファイル: 20190624カブトムシ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59893s.jpg|250px|thumb|right|カナブンとともに樹液を吸うカブトムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)|link=カブトムシ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190624ヒラタクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60064s.jpg|250px|thumb|right|ヒラタクワガタの成虫(オス).樹皮が剥がれてできた隙間を好む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)|link=ヒラタクワガタ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230624ネブトクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5116s.JPG|250px|thumb|right|ネブトクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 24, 2023)|link=ネブトクワガタ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190628ノコギリクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51128s.jpg|250px|thumb|right|ノコギリクワガタの成虫(オス).ショックを受けると落下して死んだふりをすることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=ノコギリクワガタ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230627ヒラタクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5163s.JPG|250px|thumb|right|ヒラタクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 27, 2023)|link=ヒラタクワガタ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230627ミヤマクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_5174s.JPG|250px|thumb|right|ミヤマクワガタの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 27, 2023)|link=ミヤマクワガタ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190628ノコギリクワガタ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61107s.jpg|250px|thumb|right|ノコギリクワガタの成虫(メス).体が赤褐色で丸みを帯びるのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=ノコギリクワガタ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|[[ファイル: 20190628ネブトクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61194s.jpg|250px|thumb|right|ネブトクワガタの成虫(オス).針葉樹の樹液にも集まるなど,他のクワガタには見られない生態をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=ネブトクワガタ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
夜のキャンパスでは[[シンジュサン_広島大学東広島キャンパス|シンジュサン]]が灯りに飛来することがあります.また,[[オオウラギンスジヒョウモン_広島大学東広島キャンパス|オオウラギンスジヒョウモン]]はアザミで吸蜜する姿が,[[ウラナミアカシジミ_広島大学東広島キャンパス|ウラナミアカシジミ]]が各所の[[アベマキ]]や[[クヌギ]]の若木の周りで見られます.
 
  
{|
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*2023.06.23 キャンパスでは[[ニイニイゼミ_広島大学東広島キャンパス|ニイニイゼミ]]が鳴き始めました.
|[[ファイル: 20190622シンジュサン成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59416.jpg|250px|thumb|right|シンジュサンの成虫(メス).開張すると120mm以上にもなる非常に大きなガ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 22, 2019)|link=シンジュサン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190628オオウラギンスジヒョウモン成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60792s.jpg|250px|thumb|right|オオウラギンスジヒョウモンの成虫(オス).ウラギンスジヒョウモンに似るが,翅頂が尖るなどの差異がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=オオウラギンスジヒョウモン_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190624ウラナミアカシジミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59768s.jpg|250px|thumb|right|ウラナミアカシジミの成虫.夕方になると活発に飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)|link=ウラナミアカシジミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
 
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*2023.06.13 今の時期に鳴く虫が見られます.[[ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ナキイナゴ]]は日中,ススキが生える草地などで「シャカシャカ...」と鳴いています.夜間には[[キンヒバリ_広島大学東広島キャンパス|キンヒバリ]]が「リッリッリッリー」と鳴き,[[コガタコオロギ_広島大学東広島キャンパス|コガタコオロギ]]が「ビー!」と鳴いている姿を観察できます.
キャンパスでは[[ヤマカガシ]]をはじめとした毒のある生き物も見られます.観察する場合はむやみに触る,刺激するなどしないようご注意ください.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
また,キリギリスの仲間が発生しています.今週は[[ホシササキリ_広島大学東広島キャンパス|ホシササキリ]]と[[キリギリス_広島大学東広島キャンパス|キリギリス(ニシキリギリス)]]を観察することができました.
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ファイル:20230610ナキイナゴ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4098s.JPG|250px|thumb|right|ナキイナゴの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 10, 2023)|link=ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス
 
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ファイル:20230613キンヒバリ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4279s.JPG|250px|thumb|right|キンヒバリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 13, 2023)|link=キンヒバリ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230607コガタコオロギ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_4026s.JPG|250px|thumb|right|コガタコオロギの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jun. 07, 2023)|link=コガタコオロギ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190628ヤマカガシ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61012s.jpg|250px|thumb|right|ヤマカガシの成蛇.赤色の色素が抜け,体色が白と黒の二色になっている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=ヤマカガシ]]
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</gallery>
|[[ファイル: 20190624ホシササキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59722s.jpg|250px|thumb|right|ホシササキリの成虫(メス).前翅に黒い点列をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190628ニシキリギリス成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60734s.jpg|250px|thumb|right|ニシキリギリスの成虫(オス).丈の高い草むらを好む.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)|link=キリギリス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスではヤンマの黄昏飛翔を観察することができます.また,[[生態実験園]]の水田では[[オオシオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオシオカラトンボ]]の産卵も見られます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190625オニヤンマ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60391s.jpg|250px|thumb|right|林縁部を巡回するオニヤンマの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)|link=オニヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190624ギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69459s.jpg|250px|thumb|right|ギンヤンマの成虫(オス).オスは腹部と胸部の境界が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)|link=ギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190625ヤブヤンマ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60260s.jpg|250px|thumb|right|黄昏飛翔中のヤブヤンマの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)|link=ヤブヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190624オオシオカラトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_69597s.jpg|250px|thumb|right|打水産卵をするオオシオカラトンボの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2019)|link=オオシオカラトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190625コフキトンボ成虫未成熟オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60442.jpg|250px|thumb|right|コフキトンボの成虫(未成熟オス).シオカラトンボ属に似るが,小型で胸部に複雑な模様を有する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 25, 2019)|link=コフキトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
その他[[トゲアリ_広島大学東広島キャンパス|トゲアリ]]やハエトリグモ,カミキリムシ,[[ウシカメムシ_広島大学東広島キャンパス|ウシカメムシ]],[[スジアオゴミムシ_広島大学東広島キャンパス|スジアオゴミムシ]]などを観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190628トゲアリ成虫はたらきアリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60891s.jpg|250px|thumb|right|トゲアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,胸部にトゲがあるのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190628ヒメカラスハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60913s.jpg|250px|thumb|right|ヒメカラスハエトリの成体(オス).カラスハエトリに似るが,小型で頭胸部が丸みを帯びる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190626キレワハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60506s.jpg|250px|thumb|right|キレワハエトリの成体(オス).ウデブトハエトリに似るが,腹部に白帯が入らない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 26, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190628ナガゴマフカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60567s.jpg|250px|thumb|right|ナガゴマフカミキリの成虫.斑模様は樹皮に溶け込みやすい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190628リンゴカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61071s.jpg|250px|thumb|right|リンゴカミキリの成虫.サクラなどの葉脈を齧る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190628キボシカミキリ_成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61272s.jpg|250px|thumb|right|キボシカミキリの成虫.幼虫成虫ともにクワやイチジクの害虫になりうる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190628クロカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51336s.jpg|250px|thumb|right|クロカミキリ成虫.触角が短く大アゴが発達しているため,クワガタやゴミムシと間違われることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190626ウシカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_60533s.jpg|250px|thumb|right|口吻を掃除するウシカメムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 26, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190628スジアオゴミムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_61067s.jpg|250px|thumb|right|スジアオゴミムシの成虫.アオゴミムシよりも大型で,翅には何本もの筋がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|}
 
 
 
*2019.06.17-21 夜のキャンパスの生き物の様子を紹介します.山中谷川や角脇川では[[ゲンジボタル_広島大学東広島キャンパス|ゲンジボタル]]が見頃を迎えています.またクワガタムシなど樹液に集まる虫も活発になっています.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190620ゲンジボタル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58703as.jpg|250px|thumb|right|山中谷川で舞うゲンジボタル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620ネブトクワガタ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58679s.jpg|250px|thumb|right|ネブトクワガタの成虫(オス).キャンパスではコナラの樹液に集まっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620コクワガタ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58682s.jpg|250px|thumb|right|戦うコクワガタの成虫(オス)同士.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190620カナブン成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58552s.jpg|250px|thumb|right|カナブンの成虫.日中よく樹液に集まる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620ヨツボシケシキスイ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58567s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシケシキスイの成虫(オス).オスは左右非対称の大アゴが発達する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190621オオゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59331s.jpg|250px|thumb|right|オオゾウムシの成虫.外来種のヤシオサゾウムシを除けば日本最大のゾウムシである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)]]
 
|}
 
 
 
山中谷川ではホタルだけではなく,5種類以上と多くのアメンボを観察することができます.今回はその一部を紹介します.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190620シマアメンボ成虫無翅型_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58180s.jpg|250px|thumb|right|シマアメンボの成虫(無翅型).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=シマアメンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190620オオアメンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57993s.jpg|250px|thumb|right|昆虫を捕らえているオオアメンボの成虫(オス).他のアメンボに比べると極端に体が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=オオアメンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190620コセアカアメンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57977s.jpg|250px|thumb|right|コセアカアメンボの成虫.流れをあまり好まないためか淀みで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|}
 
 
 
キャンパス内の水辺ではいつも様々なトンボを観察することができます.今回紹介している[[アオヤンマ_広島大学東広島キャンパス|アオヤンマ]],[[グンバイトンボ_広島大学東広島キャンパス|グンバイトンボ]],[[ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|ベニイトトンボ]]はいずれも環境省のレッドデータブックにて準絶滅危惧種に指定されています.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190621アオヤンマ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59026s.jpg|200px|thumb|right|アオヤンマの成虫.抽水植物の豊かなため池に見られ,営巣性のクモを狩る生態が知られている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190617グンバイトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57057s.jpg|250px|thumb|right|グンバイトンボの成虫(メス).メスの脚は軍配状になっておらず,モノサシトンボとの識別が少し難しくなる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620ベニイトトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58403s.jpg|250px|thumb|right|ベニイトトンボの成虫(オス).環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されているが,キャンパスでは個体数が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=ベニイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190620モノサシトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58297s.jpg|250px|thumb|right|モノサシトンボの成虫(オス).他のイトトンボなどに比べると眼が離れている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190621ウスバキトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59303s.jpg|250px|thumb|right|ウスバキトンボの成虫(オス).最もふつうに見られるトンボで,日中はヒラヒラと空中を漂っていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190619ハラビロトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57495s.jpg|250px|thumb|right|ハラビロトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)|link=ハラビロトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
チョウも多くの種類を観察することができます.[[オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|オオヒカゲ]]は発生が進んでおり,[[ふれあいビオトープ]]でも確認することができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190621オオヒカゲ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_59102s.jpg|250px|thumb|right|オオヒカゲの成虫(オス).キャンパスではササの生い茂る場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)|link=オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190618ヒメアカタテハ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57244s.jpg|250px|thumb|right|ヒメアカタテハの成虫.アカタテハに似るがより小型で,後翅の橙色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190617ルリタテハ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57075s.jpg|250px|thumb|right|ルリタテハの成虫(オス).オスは見晴らしのよい場所でテリトリーを張る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190617キアゲハ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56977s.jpg|250px|thumb|right|キアゲハの成虫(オス).ナミアゲハに似るが,前翅の付け根周辺の模様が黒いモザイク状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190621ムラサキシジミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58785s.jpg|250px|thumb|right|ムラサキシジミの成虫(メス).カシやコナラなどが生えている林縁部で見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190618ルリシジミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57186s.jpg|250px|thumb|right|ルリシジミの成虫(メス).フジやハギなどに産卵する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)]]
 
|}
 
 
 
ガも多数観察することができました.[[ヤホシホソマダラ_広島大学東広島キャンパス|ヤホシホソマダラ]]は環境省のレッドデータブックにて準絶滅危惧種に指定されています.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190620ヤホシホソマダラ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58371s.jpg|250px|thumb|right|ヤホシホソマダラの成虫(メス).キャンパスではササが茂っており,かつ開けている環境に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620エビガラスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57783s.jpg|250px|thumb|right|エビガラスズメの成虫.翅を閉じているとシモフリスズメに似る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190619キハダカノコ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57481s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のキハダカノコ.カノコガに似るが腹部の模様が異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)]]
 
|}
 
 
 
中~大型のコガネムシも観察することができます.いずれも様々な広葉樹の葉を食べます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190617オオコフキコガネ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56750s.jpg|250px|thumb|right|オオコフキコガネの成虫(メス).コフキコガネに似るが,体にふく粉がより灰白色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190617アオドウガネ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57001s.jpg|250px|thumb|right|アオドウガネの成虫.金属光沢はほとんどない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620ドウガネブイブイ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58487s.jpg|250px|thumb|right|ドウガネブイブイの成虫.銅色の光沢をもつコガネムシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)]]
 
|}
 
 
 
その他見られた生き物を紹介します.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190618シマヘビ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57203s.jpg|250px|thumb|right|シマヘビの成蛇.縞模様が目立たない個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)|link=シマヘビ]]
 
|[[ファイル: 20190620ニホンアカガエル成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57936s.jpg|250px|thumb|right|正面から見たニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190618ヒバリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57390s.jpg|250px|thumb|right|2羽のヒバリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190619カタオカハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57650s.jpg|250px|thumb|right|カタオカハエトリの成体(オス).第一歩脚が橙色をしている非常に特徴的なハエトリグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 19, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190620マミジロハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57958s.jpg|250px|thumb|right|チャイロアサヒハエトリを捕食しているマミジロハエトリの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=マミジロハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190620キバネツノトンボ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58320s.jpg|250px|thumb|right|孵化したキバネツノトンボの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190618ゴマダラカミキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57132s.jpg|250px|thumb|right|ゴマダラカミキリの成虫.幼虫は様々な広葉樹の生木を食害することで知られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)|link=ゴマダラカミキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190617ベニヘリテントウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56877s.jpg|250px|thumb|right|ベニヘリテントウの成虫.オオワラジカイガラムシを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)|link=ベニヘリテントウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190621マイマイカブリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58802s.jpg|250px|thumb|right|マイマイカブリの幼虫.幼虫も成虫同様カタツムリを襲う.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 21, 2019)|link=マイマイカブリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
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|[[ファイル: 20190620オオカマキリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_58420s.jpg|250px|thumb|right|脱皮するオオカマキリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 20, 2019)|link=オオカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190617ハネナシコロギス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57091s.jpg|250px|thumb|right|ハネナシコロギスのオス.成虫になっても翅を欠く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 17, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190618ハマベアワフキ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_57365s.jpg|250px|thumb|right|ハマベアワフキの成虫.低地の草地に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 18, 2019)]]
 
|}
 
 
 
*2019.06.10-14 キャンパスで[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]が羽化しています.[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]は大型のテントウムシで,名前の通り腹面が黒いことが特徴です.また,山中谷川や角脇川で[[ゲンジボタル_広島大学東広島キャンパス|ゲンジボタル]]が飛んでいます.その他[[ノコギリカミキリ_広島大学東広島キャンパス|ノコギリカミキリ]]や[[コガネムシ_広島大学東広島キャンパス|コガネムシ]],[[キマワリ_広島大学東広島キャンパス|キマワリ]]など,様々な甲虫を観察することができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20160613ハラグロオオテントウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56316s.jpg|250px|thumb|right|ハラグロオオテントウの成虫.大変大きなテントウムシで,10mm以上ある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)|link=ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190612ゲンジボタル成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56115s.jpg|250px|thumb|right|ゲンジボタルの成虫(オス).オスは発光器がメスよりも大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190614ノコギリカミキリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56637s.jpg|250px|thumb|right|ノコギリカミキリの成虫(オス).ニセノコギリカミキリに似るが,本種のほうが前胸の光沢が強い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190614コガネムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56665s.jpg|250px|thumb|right|コガネムシの成虫.キャンパスでは生態実験園の林縁に生える植物上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190610キマワリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55569s.jpg|250px|thumb|right|キマワリの成虫.立ち枯れした木や生木の幹についている場合が多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190610オオヒラタシデムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55584s.jpg|250px|thumb|right|オオヒラタシデムシの成虫.動物の死骸やその他腐食物を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|}
 
 
 
キャンパス内で[[クロアナバチ_広島大学東広島キャンパス|クロアナバチ]]や[[サトジガバチ_広島大学東広島キャンパス|サトジガバチ]]といった狩りバチや[[ヒメスズメバチ_広島大学東広島キャンパス|ヒメスズメバチ]]など様々なハチが見られます.[[オオスズメバチ_広島大学東広島キャンパス|オオスズメバチ]]やキイロスズメバチといった攻撃性の高い種も見られるので刺激しないよう注意が必要です.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190610クロアナバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55554s.jpg|250px|thumb|right|クロアナバチの成虫.キリギリスの幼虫を捕らえている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190611サトジガバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55834s.jpg|250px|thumb|right|休むサトジガバチの成虫.ヤマジガバチに似るが,より小型で中胸背板に皺がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190611ヒメスズメバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55879s.jpg|250px|thumb|right|ヒメスズメバチの成虫(メス).オオスズメバチや他のスズメバチに似るが,腹部の先端が黒いのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
 
|}
 
 
 
色々な昆虫の幼虫を観察することができました.[[スゲドクガ_広島大学東広島キャンパス|スゲドクガ]]の幼虫は環境省RDBで準絶滅危惧種に指定されています.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190610ハラビロカマキリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55623s.jpg|250px|thumb|right|ハラビロカマキリの幼虫.腹部を上げる姿が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190612ナナフシモドキ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56105s.jpg|250px|thumb|right|ナナフシモドキの幼虫.エダナナフシに似るが,触角がより短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)|link=ナナフシモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190611スゲドクガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55797s.jpg|250px|thumb|right|スゲドクガの幼虫.カヤツリグサ科やイネ科の植物の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190614シャチホコガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56609s.jpg|200px|thumb|right|シャチホコガの幼虫.ヒメシャチホコの幼虫に似るが,腹脚の黒斑の有無で識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]やぶどう池で[[コシアキトンボ_広島大学東広島キャンパス|コシアキトンボ]]が飛んでいます.また,未成熟の[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]]もキャンパス各所で見られます.アブの仲間ではムシヒキアブ科の[[シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス|シオヤアブ]]も発生しています.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190613コシアキトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56366s.jpg|250px|thumb|right|縄張りを往復するコシアキトンボの成虫.同種のオスやオオシオカラトンボやショウジョウトンボと争う姿を観察することができる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 13, 2019)|link=コシアキトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190612アオイトトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55911s.jpg|250px|thumb|right|アオイトトンボの成虫(メス).胸部に黒い模様が入っている個体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)|link=アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190610シオヤアブ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55568s.jpg|250px|thumb|right|昆虫を捕食するシオヤアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)|link=シオヤアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパスではシャクガ類をはじめとした蛾の仲間を観察することができます.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190612オオミズアオ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56137s.jpg|250px|thumb|right|オオミズアオの成虫(オス).オナガミズアオに似るが,触角が茶色っぽく,翅先が丸い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190611ハグルマトモエ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55810s.jpg|250px|thumb|right|ハグルマトモエの成虫(オス).オスグロトモエに似るが,前翅の2本筋が広がる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 11, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190610キマダラコウモリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55726s.jpg|200px|thumb|right|キマダラコウモリの成虫.コウモリガに似るが,前翅の銀白色紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
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|[[ファイル: 20190614ギンボシリンガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56588s.jpg|250px|thumb|right|ギンボシリンガの成虫.白地に赤の複雑な模様が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190612ウメエダシャク成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56036s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のウメエダシャク(成虫).総合科学部棟前のアンズの木に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190614ヒョウモンエダシャク成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56596s.jpg|250px|thumb|right|ヒョウモンエダシャクの成虫.日中林間を飛ぶ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 14, 2019)]]
 
|}
 
 
 
その他[[アリグモ_広島大学東広島キャンパス|アリグモ]]や[[オナガグモ_広島大学東広島キャンパス|オナガグモ]]といった独特なクモ類を観察することができました.
 
 
 
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|[[ファイル: 20190612アリグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56064s.jpg|250px|thumb|right|アリグモの成体(メス).触肢はオスほど発達しない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190610オナガグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55558s.jpg|250px|thumb|right|オナガグモの成体(メス).卵を保護している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 10, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190612コアシダカグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_56111s.jpg|250px|thumb|right|コアシダカグモの成体(メス).アシダカグモのメスに似るが,上顎と単眼の間の白帯が本種にはなく,また腹部後縁の黄色斑が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 12, 2019)]]
 
|}
 
 
 
*2019.06.03-07 [[ふれあいビオトープ]]周辺で[[グンバイトンボ_広島大学東広島キャンパス|グンバイトンボ]]と[[イボテングタケ_広島大学東広島キャンパス|イボテングタケ]]を,[[生態実験園]]で[[クロアナバチ_広島大学東広島キャンパス|クロアナバチ]]を観察することができました.[[グンバイトンボ_広島大学東広島キャンパス|グンバイトンボ]]は県のRDBで準絶滅危惧種に指定されており,河川や水路の改修で減少しています.オスは白い軍配状の脚が大変目を引きます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190603グンバイトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54875s.jpg|250px|thumb|right|グンバイトンボの成虫(オス).モノサシトンボに似るがより小型で,オスは中脚と後脚が白い軍配状になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190603イボテングタケ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54843s.jpg|250px|thumb|right|工学部棟前のイボテングタケ.テングタケに似るが針葉樹林に多く,傘のイボが硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 3, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190606クロアナバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55202s.jpg|250px|thumb|right|ヒメギスの幼虫を狩るクロアナバチの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
 
|}
 
 
 
[[東広島植物園]]で[[サトキマダラヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|サトキマダラヒカゲ]]と[[ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒオドシチョウ]]を,[[生態実験園]]で[[キアシドクガ_広島大学東広島キャンパス|キアシドクガ]]と[[オビガ_広島大学東広島キャンパス|オビガ]]の幼虫を,[[ふれあいビオトープ]]で[[キスジホソマダラ_広島大学東広島キャンパス|キスジホソマダラ]]と[[マツカレハ_広島大学東広島キャンパス|マツカレハ]]を観察することができました.[[キアシドクガ_広島大学東広島キャンパス|キアシドクガ]]はときに大発生するガで,名前にドクガとつきますが一生を通して毒を持ちません.また[[マツカレハ_広島大学東広島キャンパス|マツカレハ]]は毒針をもつケムシで,同じく毒を持つタケカレハの幼虫とともに[[ふれあいビオトープ]]に多いので観察には十分ご注意ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190606サトキマダラヒカゲ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55265s.jpg|250px|thumb|right|サトキマダラヒカゲの成虫(メス).メスは後翅裏の色がメスより淡くなる傾向がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)|link=サトキマダラヒカゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190606ヒオドシチョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55252s.jpg|250px|thumb|right|ヒオドシチョウの成虫(メス).メスは翅形が幅広く,腹部が太い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190606キアシドクガ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54913s.jpg|250px|thumb|right|キアシドクガの成虫(オス).日中林縁を盛んに飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190606キスジホソマダラ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55319s.jpg|250px|thumb|right|キスジホソマダラの成虫(メス).メスの触角は櫛型でない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)|link=キスジホソマダラ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190606オビガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55423s.jpg|250px|thumb|right|オビガの幼虫.スイカズラに多いケムシで,毒はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)|link=オビガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 2010606マツカレハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55414s.jpg|250px|thumb|right|マツカレハの幼虫.毛には毒があり,刺されないよう注意が必要.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 6, 2019)|link=マツカレハ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
山中池周辺で[[キュウシュウクロナガオサムシ_広島大学東広島キャンパス|キュウシュウクロナガオサムシ]]を,[[生態実験園]]で[[センチコガネ_広島大学東広島キャンパス|センチコガネ]]と[[オジロアシナガゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|オジロアシナガゾウムシ]],[[ヤマクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス|ヤマクダマキモドキ]],[[ニシムネアカオオアリ_広島大学東広島キャンパス|ニシムネアカオオアリ]]を観察することができました.[[オジロアシナガゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|オジロアシナガゾウムシ]]はパンダのような模様をしており,クズの茎などに多いです.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190607キュウシュウクロナガオサムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55444s.jpg|250px|thumb|right|キュウシュウクロナガオサムシの成虫(メス).広島県にはオニクロナガオサムシとチュウゴククロナガオサムシの2亜種が存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)|link=キュウシュウクロナガオサムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190606センチコガネ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55013s.jpg|250px|thumb|right|センチコガネの成虫.オオセンチコガネに似るが,体色はより地味な場合が多く,頭楯が半円形である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)|link=センチコガネ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190606オジロアシナガゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55216s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のオジロアシナガゾウムシ.食草はクズ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190606ヤマクダマキモドキ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55131s.jpg|250px|thumb|right|ヤマクダマキモドキの幼虫.キャンパスでは生態実験園に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)|link=ヤマクダマキモドキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190606ニシムネアカオオアリ成虫(はたらきアリ)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55091s.jpg|250px|thumb|right|ニシムネアカオオアリのはたらきアリ.ムネアカオオアリに似るが,本種は胸部の前半分が黒い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)|link=ニシムネアカオオアリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]で[[チャイロアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|チャイロアサヒハエトリ]],[[ふれあいビオトープ]]で[[ヤマシロオニグモ_広島大学東広島キャンパス|ヤマシロオニグモ]],山中池周辺で[[サワガニ_広島大学東広島キャンパス|サワガニ]],[[東広島植物園]]で[[トビズムカデ_広島大学東広島キャンパス|トビズムカデ]]を観察することができました.サワガニはキャンパスでは山中谷川に多いですが,[[ふれあいビオトープ]]を流れる湧水でも見つかることがあります.また,[[トビズムカデ_広島大学東広島キャンパス|トビズムカデ]]は10cmを超える巨体で,少し触れただけでも咬みつこうとする上に毒を持つのでご注意ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190606チャイロアサヒハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55162s.jpg|250px|thumb|right|チャイロアサヒハエトリの成体(オス).メスに比べると歩脚が非常に細長く,ハエトリグモとしては独特な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190606ヤマシロオニグモ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55313s.jpg|250px|thumb|right|ヤマシロオニグモの成体(メス背白型).腹背の模様は変異が大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 06, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190607サワガニ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55512s.jpg|250px|thumb|right|サワガニの成体(メス).メスの腹節は半円形で,左右の第1歩脚(はさみ)の大きさにほとんど差がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190607トビズムカデ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_55516s.jpg|250px|thumb|right|トビズムカデの成体.コガネムシ類の幼虫を捕食している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 07, 2019)]]
 
|}
 
  
 
===5月===
 
===5月===
*2019.05.30-31 [[ふれあいビオトープ]]で[[サラサヤンマ_広島大学東広島キャンパス|サラサヤンマ]][[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]を,[[生態実験園]]で[[アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス|アサヒナカワトンボ]]を観察することができました.[[サラサヤンマ_広島大学東広島キャンパス|サラサヤンマ]][[モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス|モノサシトンボ]]はともにキャンパス内に広く分布しています.
+
*2023.05.19 キャンパス内の池では多くのトンボが見られます.[[トラフトンボ_広島大学東広島キャンパス|トラフトンボ]][[クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|クロスジギンヤンマ]][[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]]などが池を周回している様子や[[ハラビロトンボ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロトンボ]][[クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|クロイトトンボ]]などが見られます.
 
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
{|
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ファイル:20230428トラフトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2416s.JPG|250px|thumb|right|トラフトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 28, 2023)|link=トラフトンボ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190530サラサヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54136s.jpg|250px|thumb|right|パトロール中のサラサヤンマの成虫(オス).日本のヤンマ科では最小.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)|link=サラサヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230511クロスジギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3173s.JPG|250px|thumb|right|クロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 11, 2023)|link=クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190530モノサシトンボ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54179s.jpg|250px|thumb|right|モノサシトンボの成虫(メス).キャンパスでは広く見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)|link=モノサシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230518ヨツボシトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3395s.JPG|250px|thumb|right|ヨツボシトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 18, 2023)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190530アサヒナカワトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53930s.jpg|250px|thumb|right|成熟したアサヒナカワトンボの成虫(オス)の橙褐色翅.成熟すると体に粉を吹く.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)|link=アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230511ハラビロトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_3278s.JPG|250px|thumb|right|ハラビロトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 11, 2023)|link=ハラビロトンボ_広島大学東広島キャンパス
|}
+
ファイル:20230514クロイトトンボ_東広島市鏡山_竹内撮影_PICT0092s.JPG|250px|thumb|right|交尾中のクロイトトンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 14, 2023)|link=クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス
 
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</gallery>
[[ふれあいビオトープ]]で[[ヒメジャノメ_広島大学東広島キャンパス|ヒメジャノメ]],[[ヒカゲチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒカゲチョウ]],[[オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|オオヒカゲ]]を観察することができました.いずれも成虫は眼状紋(目玉模様)をもつチョウです.[[ヒカゲチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒカゲチョウ]]は先週紹介した[[クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|クロヒカゲ]]に酷似していますが,全体的に明るい色をしています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190530ヒメジャノメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54262s.jpg|250px|thumb|right|ヒメジャノメの成虫.コジャノメに似るが,本種は後翅の裏に並ぶ眼状紋が3つである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)|link=ヒメジャノメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190530ヒカゲチョウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54368s.jpg|250px|thumb|right|ヒカゲチョウの成虫.クロヒカゲより色が明るく,オオヒカゲよりも一回り小さい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190530オオヒカゲ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54385s.jpg|250px|thumb|right|オオヒカゲの幼虫.幼虫の頭部には斜めに伸びた一対の角がある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)|link=オオヒカゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]で[[ラクダムシ_広島大学東広島キャンパス|ラクダムシ]]を,[[ふれあいビオトープ]]で[[ヤマトクサカゲロウ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトクサカゲロウ]]と[[ヒメクロゴキブリ_広島大学東広島キャンパス|ヒメクロゴキブリ]]を観察することができました.クサカゲロウの仲間は頭部の模様で識別をすることができます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190531ラクダムシ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54637s.jpg|250px|thumb|right|ラクダムシの成虫(メス).メスは長い産卵管をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190531ヤマトクサカゲロウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54519s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトクサカゲロウの成虫.背面中央には黄色い筋が入る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190530ヒメクロゴキブリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54036s.jpg|250px|thumb|right|ヒメクロゴキブリの成虫(オス).樹上性のゴキブリであり,害はない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|}
 
  
[[生態実験園]]で[[マイマイカブリ_広島大学東広島キャンパス|マイマイカブリ]]と[[ヨツボシゴミムシ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシゴミムシ]],[[アオゴミムシ_広島大学東広島キャンパス|コガシラアオゴミムシ]]を観察することができました.ゴミムシの仲間は地表をせわしなく動き回っています.
+
*2023.05.16 キャンパスでは[[トゲヒシバッタ_広島大学東広島キャンパス|トゲヒシバッタ]]が見られました.
また[[ふれあいビオトープ]]付近で[[アオハナムグリ_広島大学東広島キャンパス|アオハナムグリ]]と[[オバボタル_広島大学東広島キャンパス|オバボタル]],[[ゴボウゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|ゴボウゾウムシ]],[[ハスジカツオゾウムシ_広島大学東広島キャンパス|ハスジカツオゾウムシ]]を,[[生態実験園]]で[[ヤナギハムシ_広島大学東広島キャンパス|ヤナギハムシ]]と[[ハラグロオオテントウ_広島大学東広島キャンパス|ハラグロオオテントウ]]を観察することができました.[[オバボタル_広島大学東広島キャンパス|オバボタル]]は成虫が光らないホタルで,幼虫は陸生です.
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230516トゲヒシバッタ 東広島市鏡山 竹内撮影 P5160202s.JPG|250px|thumb|right|トゲヒシバッタの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 16, 2023)
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</gallery>
  
{|
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*2023.05.14 キャンパスでは脱皮中の[[ニホンカナヘビ]]が見られました.
|[[ファイル: 20190531マイマイカブリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54798s.jpg|250px|thumb|right|マイマイカブリの成虫.キャンパスではよく道路を横断する姿が見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)|link=マイマイカブリ_広島大学東広島キャンパス]]
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190530ヨツボシゴミムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53873s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシゴミムシの成虫.似た種類が複数存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
+
ファイル:20230514ニホンカナヘビ 東広島市鏡山 竹内撮影 PICT0048s.JPG|250px|thumb|right|脱皮中のニホンカナヘビ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 竹内史, May. 14, 2023)
|[[ファイル: 20190531アオゴミムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54522s.jpg|250px|thumb|right|コガシラアオゴミムシの成虫.湿地でよく見られるゴミムシである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
+
</gallery>
|-
 
|[[ファイル: 20190530アオハナムグリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54403s.jpg|250px|thumb|right|アオハナムグリの成虫.ナミハナムグリに似るが,本種は前翅に毛がほとんど生えず,前胸の金紫色の部分は縁のみである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190530オバボタル成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54357s.jpg|250px|thumb|right|オバボタルの成虫.キャンパスでは広く見られるが,特に林床のような場所に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190530ゴボウゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54227s.jpg|250px|thumb|right|ゴボウゾウムシの成虫.オオゴボウゾウムシなどに似るが,本種のほうが前翅の点刻が弱い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190530ハスジカツオゾウムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54191s.jpg|250px|thumb|right|ハスジカツオゾウムシの成虫.アザミやヨモギといったキク科植物の上で見られることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190530ヤナギハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53964s.jpg|250px|thumb|right|ヤナギハムシの成虫.キャンパスではアカメヤナギなどの葉を食べていると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190531ハラグロオオテントウ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54749s.jpg|250px|thumb|right|ハラグロオオテントウの幼虫.約10mmほどの大きの巨体で,主にクワキジラミなどを捕食する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
 
|}
 
  
植物園で[[コガタノミズアブ_広島大学東広島キャンパス|コガタノミズアブ]]を,[[ふれあいビオトープ]]で[[ミスジガガンボ_広島大学東広島キャンパス|ミスジガガンボ]],[[チュウガタコガネグモ_広島大学東広島キャンパス|チュウガタコガネグモ]]を観察することができました.[[コガタノミズアブ_広島大学東広島キャンパス|コガタノミズアブ]]の幼虫は水棲であるため,水田や湿地の周辺で見られます.
 
  
{|
+
*2023.05.03-08 キャンパスでは夏鳥の[[コサメビタキ]]や上空を通過する[[ハチクマ]],[[オオタカ]]が見られました.
|[[ファイル: 20190531コガタノミズアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54724s.jpg|250px|thumb|right|コガタノミズアブの成虫(メス).美しい黄緑色をしたミズアブ類で,近年減少している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190531ミスジガガンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54553s.jpg|250px|thumb|right|ミスジガガンボの成虫.小さいが翅に3本の黒帯が入り,頭~胸部が青色に輝く美しいガガンボ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 31, 2019)]]
+
ファイル:20230503コサメビタキ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2513s.JPG|250px|thumb|right|コサメビタキ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 03, 2023)|link=コサメビタキ
|[[ファイル: 20190530チュウガタコガネグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_54156s.jpg|250px|thumb|right|チュウガタコガネグモの成体(メス).コガネグモに似るが,少し小さく腹部の模様も異なる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 30, 2019)]]
+
ファイル: 20230504ハチクマオス_東広島市鏡山_國井撮影_2802s.JPG|250px|thumb|right|ハチクマ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, May. 04, 2023)|link=ハチクマ
|}
+
ファイル:20230508オオタカ_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2899s.JPG|250px|thumb|right|オオタカ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, May. 08, 2023)|link=オオタカ
 
+
</gallery>
*2019.05.21-24 [[生態実験園]]で[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]の抱接を,陣ヶ平山周辺で[[ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ナキイナゴ]]を観察することができました.[[ナキイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ナキイナゴ]]はバッタ類の中では出現が早く,6月頃から見られます.丈の長いススキなどが生えた草原で「シャカシャカ」と音を立てて鳴きます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190521シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52916s.jpg|250px|thumb|right|正面から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190521シュレーゲルアオガエル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52927s.jpg|250px|thumb|right|横から見たシュレーゲルアオガエルの抱接.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190521ナキイナゴ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52441s.jpg|250px|thumb|right|ナキイナゴの成虫(オス).後脚と前翅をこすり合わせシャカシャカという音を鳴らす.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|}
 
 
 
植物園で[[クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|クロスジギンヤンマ]],[[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]],[[ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス|ショウジョウトンボ]]を観察することができました.これら3種のトンボは激しく縄張り争いを行っている様子でした.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190521クロスジギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52727s.jpg|250px|thumb|right|池を周回するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190521ヨツボシトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52762s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシトンボの成虫(オス).メスの産卵中,オスはそれを見張るようにメスの真上でホバリングをする.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190521ショウジョウトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52774s.jpg|250px|thumb|right|成熟したショウジョウトンボの成虫(オス).止まり木に近寄る別のトンボを追い払おうとする姿が観察される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=ショウジョウトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
同じく植物園で[[アカサシガメ_広島大学東広島キャンパス|アカサシガメ]],[[シマサシガメ_広島大学東広島キャンパス|シマサシガメ]],[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]]を観察することができました.サシガメ類は肉食で他の昆虫の体液を吸いますが,[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]]は植物の汁を吸います.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190521アカサシガメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52574s.jpg|250px|thumb|right|アカサシガメの成虫.低木上に多く,真っ赤な体がよく目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190521シマサシガメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52799s.jpg|250px|thumb|right|シマサシガメの成虫.ヨコヅナサシガメに少し似るが,より小型でどちらかというと草本上に多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190521アカスジキンカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52639s.jpg|250px|thumb|right|アカスジキンカメムシの成虫.成虫は緑色の胸部と翅に赤い筋が入っているという派手な模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)|link=アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[クロオオアリ_広島大学東広島キャンパス|クロオオアリ]]及び[[ムネアカオオアリ_広島大学東広島キャンパス|ムネアカオオアリ]]の結婚飛行が始まろうとしています.キャンパスの至る所で翅をつけた女王アリや,巣の周りで待機する雄アリのようすを観察することができました.
 
また,[[ふれあいビオトープ]]で[[オオイシアブ_広島大学東広島キャンパス|オオイシアブ]]と[[チャイロオオイシアブ_広島大学東広島キャンパス|チャイロオオイシアブ]]を観察することができました.この2種は酷似しているため,識別が少し難しいです.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190523クロオオアリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53437s.jpg|250px|thumb|right|結婚飛行を控えているクロオオアリの巣.翅があるのは雄アリ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190524クロオオアリ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53843s.jpg|250px|thumb|right|クロオオアリの女王.まだ交尾を終えていない様子.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190523ムネアカオオアリ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53668s.jpg|250px|thumb|right|ニシムネアカオオアリの女王アリ.翅が生えているため,まだ交尾を済ませていないと考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190523オオイシアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53263s.jpg|250px|thumb|right|オオイシアブの成虫(メス).しばしば飛ぶ虫を目で追う.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=オオイシアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190524チャイロオオイシアブ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53727s.jpg|250px|thumb|right|チャイロオオイシアブの成虫(メス).腹部第2節以降にオレンジ色の毛が生えているため,オオイシアブよりも全体的に明るい色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)|link=チャイロオオイシアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[発見の小径]]で[[アサマイチモンジ_広島大学東広島キャンパス|アサマイチモンジ]]と[[クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス|クロヒカゲ]]と[[キンモンガ_広島大学東広島キャンパス|キンモンガ]]を,植物園で[[ベニオビヒゲナガ_広島大学東広島キャンパス|ベニオビヒゲナガ]]を観察することができました.ヒゲナガガ類はオスの触角が非常に細長いのが特徴で,キャンパスではほかにシロオビヒゲナガやクロハネシロヒゲナガなどを観察することができます.
 
イモムシでは[[アケビコノハ_広島大学東広島キャンパス|アケビコノハ]]や[[ホタルガ_広島大学東広島キャンパス|ホタルガ]],[[シロシタホタルガ_広島大学東広島キャンパス|シロシタホタルガ]]を観察することができました.[[ホタルガ_広島大学東広島キャンパス|ホタルガ]]と[[シロシタホタルガ_広島大学東広島キャンパス|シロシタホタルガ]]はともに刺激されると有毒な分泌液を出すので,観察にはご注意ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190523アサマイチモンジ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53253s.jpg|200px|thumb|right|ウツギの花で吸蜜するアサマイチモンジの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=アサマイチモンジ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190523クロヒカゲ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53226s.jpg|250px|thumb|right|クロヒカゲの成虫.ヒカゲチョウよりも全体的に黒っぽい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=クロヒカゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190523キンモンガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53183s.jpg|250px|thumb|right|キンモンガの成虫.昼行性のガで,チョウのような美しい模様をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190523ベニオビヒゲナガ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53539s.jpg|250px|thumb|right|ベニオビヒゲナガの成虫(オス).翅の赤い帯が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190521アケビコノハ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52766s.jpg|250px|thumb|right|アケビコノハの幼虫.眼状紋と威嚇姿勢が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190521ホタルガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53012s.jpg|250px|thumb|right|ホタルガの幼虫.ヒサカキによく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=ホタルガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190523シロシタホタルガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53302s.jpg|250px|thumb|right|シロシタホタルガの幼虫.サワフタギやクロミノニシゴリに見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=シロシタホタルガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]で[[ウバタマムシ_広島大学東広島キャンパス|ウバタマムシ]]と[[ヒメイトアメンボ_広島大学東広島キャンパス|ヒメイトアメンボ]]と[[ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトシリアゲ]]を,植物園で[[カタオカハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カタオカハエトリ]]と[[ヒトリコゲチャハエトリ_広島大学東広島キャンパス|ヒトリコゲチャハエトリ]]と[[キアシナガバチ_広島大学東広島キャンパス|キアシナガバチ]]を観察することができました.[[ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス|ヤマトシリアゲ]]はキャンパスで最も普通に見られるシリアゲムシ類で,オスの腹部の先端は鋏状になっておりオス同士での争いやメスとの交尾に用いられます.[[カタオカハエトリ_広島大学東広島キャンパス|カタオカハエトリ]]の旧称はカキイロハエトリで,その名の通りオスは第1脚が鮮やかな柿色をしていますが,今回紹介しているメスは地味な体色です.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190524ウバタマムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53747s.jpg|250px|thumb|right|アカマツの切り株の上にいるウバタマムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 24, 2019)|link=ウバタマムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190521ヒメイトアメンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52946s.jpg|250px|thumb|right|ヒメイトアメンボの成虫.アメンボというよりはナナフシのような形をしており,キャンパスでは生態実験園やふれあいビオトープで見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190523ヤマトシリアゲ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53611s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトシリアゲの交尾.オス(左)は,メス(右)が餌を食べているのを見計らって交尾行動に移る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)|link=ヤマトシリアゲ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190521カタオカハエトリ成体(メス)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52991s.jpg|250px|thumb|right|カタオカハエトリの成体(メス).メスはオスのように脚が鮮やかでない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190521ヒトリコゲチャハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52682s.jpg|250px|thumb|right|ヒトリコゲチャハエトリの成体(オス).オスはあまりシラホシコゲチャハエトリとは似ない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 21, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190523キアシナガバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_53422s.jpg|250px|thumb|right|巣材を集めるため看板を齧るキアシナガバチの成虫(メス).セグロアシナガバチに似るが,胸部から腹部にかけて一対の黄斑があり,各脚にも黄色い模様が目立つなどの違いがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 23, 2019)]]
 
|}
 
 
 
*2019.05.10-17 教育学部棟周辺で[[イソヒヨドリ]],生態実験園で[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の幼体と[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]のオタマジャクシ,[[ふれあいビオトープ]]でシュレーゲルアオガエルの成体.理学部棟周辺で[[ニホンヤモリ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190514イソヒヨドリオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51491s.jpg|250px|thumb|right|イソヒヨドリ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=イソヒヨドリ]]
 
|[[ファイル: 20190516ニホンアカガエル_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52237s.jpg|250px|thumb|right|上陸したニホンアカガエルの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190516シュレーゲルアオガエル孵化_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52264s.jpg|250px|thumb|right|孵化したシュレーゲルアオガエルのオタマジャクシ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190516シュレーゲルアオガエル成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52065s.jpg|250px|thumb|right|休むシュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190516ニホンヤモリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52271s.jpg|250px|thumb|right|夜活動するニホンヤモリの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)|link=ニホンヤモリ]]
 
|}
 
 
 
 
 
[[ふれあいビオトープ]]で[[ムカシヤンマ_広島大学東広島キャンパス|ムカシヤンマ]]と[[タベサナエ_広島大学東広島キャンパス|タベサナエ]]と[[フタスジサナエ_広島大学東広島キャンパス|フタスジサナエ]],山中池で[[オオヤマトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオヤマトンボ]]と[[クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|クロイトトンボ]],植物園で[[ヤマサナエ_広島大学東広島キャンパス|ヤマサナエ]]を観察することができました.[[ムカシヤンマ_広島大学東広島キャンパス|ムカシヤンマ]]は県の,[[フタスジサナエ_広島大学東広島キャンパス|フタスジサナエ]]は国のRDBで準絶滅危惧種に指定されています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190512ムカシヤンマ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51483s.jpg|250px|thumb|right|ふれあいビオトープのパイロンにとまるムカシヤンマの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190510タベサナエ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50499s.jpg|250px|thumb|right|ブタナにとまるタベサナエの成虫(メス).タベサナエは胸部の前方の黒条が途中で切れている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)|link=タベサナエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190516フタスジサナエ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51979s.jpg|250px|thumb|right|フタスジサナエの成虫.フタスジサナエは胸部の黒条が2本.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)|link=フタスジサナエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190512オオヤマトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50850s.jpg|250px|thumb|right|山中池の岸辺を巡回飛行するオオヤマトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190512クロイトトンボ成虫オス成熟_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50717s.jpg|250px|thumb|right|成熟したクロイトトンボの成虫(オス).左にはジュンサイハムシの姿も確認できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)|link=クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ヤマサナエ成虫(メス)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51719s.jpg|250px|thumb|right|ヤマトシリアゲを捕食するヤマサナエの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ヤマサナエ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
学生プラザ付近で[[ウンモンスズメ_広島大学東広島キャンパス|ウンモンスズメ]]、[[生態実験園]]で[[ダイミョウセセリ_広島大学東広島キャンパス|ダイミョウセセリ]]と[[ヒメウラナミジャノメ_広島大学東広島キャンパス|ヒメウラナミジャノメ]],山中池周辺で[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]],[[ふれあいビオトープ]]で[[ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒオドシチョウ]]と[[ルリイロスカシクロバ_広島大学東広島キャンパス|ルリイロスカシクロバ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190516ウンモンスズメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51972s.jpg|250px|thumb|right|ケヤキにとまるウンモンスズメの成虫.緑色の翅にピンクの脚と,派手な見た目をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190514ダイミョウセセリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51834s.jpg|250px|thumb|right|スイカズラにとまるダイミョウセセリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ダイミョウセセリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ヒメウラナミジャノメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51840s.jpg|250px|thumb|right|ヒメウラナミジャノメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=ヒメウラナミジャノメ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190512イボタガ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51084s.jpg|250px|thumb|right|イボタガの幼虫.突起は若齢幼虫のみ存在する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)|link=イボタガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190512ヒオドシチョウ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51463s.jpg|250px|thumb|right|エノキの葉を食べるヒオドシチョウの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190514ルリイロスカシクロバ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51904s.jpg|250px|thumb|right|ルリイロスカシクロバの幼虫.ブドウなどを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)]]
 
|}
 
 
 
[[生態実験園]]で[[エゴツルクビオトシブミ_広島大学東広島キャンパス|エゴツルクビオトシブミ]]と[[ヒメクロオトシブミ_広島大学東広島キャンパス|ヒメクロオトシブミ]]と[[カシルリオトシブミ_広島大学東広島キャンパス|カシルリオトシブミ]]を,キャンパス北部で[[シロオビナカボソタマムシ_広島大学東広島キャンパス|シロオビナカボソタマムシ]]と[[アカガネサルハムシ_広島大学東広島キャンパス|アカガネサルハムシ]]を,ががら山で[[ニワハンミョウ_広島大学東広島キャンパス|ニワハンミョウ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190514エゴツルクビオトシブミ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51801s.jpg|250px|thumb|right|エゴツルクビオトシブミの成虫(オス).オスは非常に首が長く,本当に鶴のような形をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190514ヒメクロオトシブミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51851s.jpg|250px|thumb|right|ヒメクロオトシブミの成虫.様々な広葉樹の葉を巻き,産卵用のゆりかごを作る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190516カシルリオトシブミ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52230s.jpg|250px|thumb|right|カシルリオトシブミの成虫(メス).主にイタドリの葉の上で見られ,それを巻いてゆりかごを作る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190514シロオビナカボソタマムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51539s.jpg|250px|thumb|right|シロオビナカボソタマムシの成虫.クマイチゴの葉を好んで食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=シロオビナカボソタマムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514アカガネサルハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51695s.jpg|250px|thumb|right|アカガネサルハムシの成虫.ノブドウなどを食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)|link=アカガネサルハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190512ニワハンミョウ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50925s.jpg|250px|thumb|right|ニワハンミョウの成虫(メス).メスは大アゴの有色部が広い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|}
 
 
 
ががら山で[[トビイロツノゼミ_広島大学東広島キャンパス|トビイロツノゼミ]],キャンパス北部で[[ウシカメムシ_広島大学東広島キャンパス|ウシカメムシ]],[[ふれあいビオトープ]]で[[ハルゼミ_広島大学東広島キャンパス|ハルゼミ]]の抜け殻を観察することができました.
 
また,[[生態実験園]]で[[メガネアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|メガネアサヒハエトリ]],工学部棟周辺で[[チャイロアサヒハエトリ_広島大学東広島キャンパス|チャイロアサヒハエトリ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190512トビイロツノゼミ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50964s.jpg|250px|thumb|right|トビイロツノゼミの成虫.最も身近なツノゼミ類.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)|link=トビイロツノゼミ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190514ウシカメムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51574s.jpg|250px|thumb|right|ウシカメムシの成虫.胸部から大きく突き出た一対の角が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 14, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190512ハルゼミ抜け殻_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51470s.jpg|250px|thumb|right|ハルゼミの抜け殻.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190516メガネアサヒハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52257s.jpg|250px|thumb|right|メガネアサヒハエトリの成体(オス).タカラダニに寄生されている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 16, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190512チャイロアサヒハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51328s.jpg|250px|thumb|right|チャイロアサヒハエトリの幼体.メスは脚が短い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 12, 2019)]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2019.05.07-10 キャンパス内で[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]],植物園で[[アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス|アカスジキンカメムシ]],キャンパス南部で[[トサハエトリ_広島大学東広島キャンパス|トサハエトリ]]を観察することができました.[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]]は広島県のRDBで準絶滅危惧種に指定されている昆虫です.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190509キバネツノトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50445s.jpg|250px|thumb|right|キバネツノトンボの成虫.昼間,開けた草地などを素早く飛び回る.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)|link=キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190510アカスジキンカメムシ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50572s.jpg|250px|thumb|right|アカスジキンカメムシの幼虫.成虫と比べると体色は比較的地味.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)|link=アカスジキンカメムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190509トサハエトリ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50388s.jpg|250px|thumb|right|トサハエトリの成体(オス).ジャバラハエトリ類に似るが,オスは胸部が光沢のない黒色をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)|link=トサハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパス内で[[ニホンイシガメ]],[[生態実験園]]で[[クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|クロスジギンヤンマ]],[[ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス|ヨツボシトンボ]]を観察することができました.ほかにも[[ヤマサナエ_広島大学東広島キャンパス|ヤマサナエ]]や[[クロイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|クロイトトンボ]]など,各種トンボが続々と羽化しています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190510ニホンイシガメ幼体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50616s.jpg|250px|thumb|right|ニホンイシガメの幼体.甲板の数からおよそ2歳だと推測される.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)|link=ニホンイシガメ]]
 
|[[ファイル: 20190509クロスジギンヤンマ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50472s.jpg|250px|thumb|right|飛翔するクロスジギンヤンマの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)|link=クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190510ヨツボシトンボ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50621s.jpg|250px|thumb|right|ヨツボシトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 10, 2019)|link=ヨツボシトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
キャンパス南部で[[カバキコマチグモ_広島大学東広島キャンパス|カバキコマチグモ]],[[オオイシアブ_広島大学東広島キャンパス|オオイシアブ]],[[ウバタマコメツキ_広島大学東広島キャンパス|ウバタマコメツキ]]を観察することができました.[[カバキコマチグモ_広島大学東広島キャンパス|カバキコマチグモ]]はキャンパスでは特に南部に多く,毒を持つクモです.ススキの葉の先がちまき状に巻かれているのは本種の産室であるため,不用意に触れたり開けたりしないよう十分にご注意ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190507カバキコマチグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50079s.jpg|250px|thumb|right|カバキコマチグモの成体(メス).メスは葉を粽のような形に巻いて,中に産卵する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 7, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190509オオイシアブ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50320s.jpg|250px|thumb|right|コメツキムシを捕食するオオイシアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)|link=オオイシアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190509ウバタマコメツキ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50309s.jpg|250px|thumb|right|アカマツ材上のウバタマコメツキの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 9, 2019)]]
 
|}
 
  
 
===4月===
 
===4月===
*2019.04.20-26 キャンパス内でハルゼミが鳴いています.高所で鳴くことが多いため,姿を確認することが難しいです.
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*2023.04.22-28 キャンパスで[[センダイムシクイ]][[キビタキ]],[[イソヒヨドリ]]などが囀っています.[[イソヒヨドリ]]は学部棟などの建物の上で囀っている姿がよく見られます.
植物園で[[アオオビハエトリ_広島大学東広島キャンパス|アオオビハエトリ]][[アダンソンハエトリ_広島大学東広島キャンパス|アダンソンハエトリ]],[[シラホシコゲチャハエトリ_広島大学東広島キャンパス|シラホシコゲチャハエトリ]]を観察することができました.[[アダンソンハエトリ_広島大学東広島キャンパス|アダンソンハエトリ]]は屋内でよく見られるハエトリグモで,[[アオオビハエトリ_広島大学東広島キャンパス|アオオビハエトリ]]や[[シラホシコゲチャハエトリ_広島大学東広島キャンパス|シラホシコゲチャハエトリ]]も垣根や植木鉢の上でよく見られるため,いずれも身近な存在です.
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
 
+
ファイル:20230422センダイムシクイオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2063s.JPG|250px|thumb|right|センダイムシクイのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 22, 2023)|link=センダイムシクイ
{|
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ファイル:20230428キビタキオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2333s.JPG|250px|thumb|right|キビタキのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 27, 2023)|link=キビタキ
|[[ファイル: 20190425アオオビハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52008s.JPG|250px|thumb|right|求愛するアオオビハエトリの成体(オス).メスのアオオビハエトリより第一脚に毛が多く,腹部の模様が不明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=アオオビハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230427イソヒヨドリオス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_2269s.JPG|250px|thumb|right|イソヒヨドリのオス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 28, 2023)|link=イソヒヨドリ
|[[ファイル: 20190425アダンソンハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52083s.JPG|250px|thumb|right|アダンソンハエトリの成体(オス)の正面顔.オスは触肢が白くて目立つ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=アダンソンハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|[[ファイル: 20190425シラホシコゲチャハエトリ成体オス_東広島市_鏡山南葉撮影_IMG_52033s.JPG|250px|thumb|right|シラホシコゲチャハエトリの成体(オス).腹部の白い斑が特徴的.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=シラホシコゲチャハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
植物園で[[ニッポンヒゲナガハナバチ_広島大学東広島キャンパス|ニッポンヒゲナガハナバチ]],ぶどう池横のドウダンツツジで[[コマルハナバチ_広島大学東広島キャンパス|コマルハナバチ]]と[[オオスズメバチ_広島大学東広島キャンパス|オオスズメバチ]]を観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190426ニッポンヒゲナガハナバチ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52393s.JPG|250px|thumb|right|ニッポンヒゲナガハナバチの成虫(オス).オスは触角が非常に長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=ニッポンヒゲナガハナバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190425コマルハナバチ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52188s.JPG|250px|thumb|right|コマルハナバチの成虫.クロマルハナバチよりも小型.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190425オオスズメバチ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52196s.JPG|250px|thumb|right|オオスズメバチの女王蜂.女王蜂は刺激しなければ基本的には襲ってこない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=オオスズメバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
陣ヶ平山周辺で[[オスクロハエトリ_広島大学東広島キャンパス|オスクロハエトリ]],[[ニホンジネズミ(ジネズミ)]],[[アオゲラ]]を観察することができました.[[ニホンジネズミ]]は東広島キャンパスの哺乳類相調査でも確認されています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190421オスクロハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50195s.jpg|250px|thumb|right|オスクロハエトリの成体(オス).メスや亜成体はヤハズハエトリに似るが,オスは全身が黒銅色をしているので容易に識別できる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2019)|link=オスクロハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190423ニホンジネズミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51514s.jpg|250px|thumb|right|ニホンジネズミ.ネズミと名が付くが,モグラの仲間である.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 23, 2019)]]
 
|[[ファイル: 20190425アオゲラオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51789s.jpg|250px|thumb|right|早朝に囀るアオゲラ(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019|link=アオゲラ]]
 
|}
 
 
 
[[ふれあいビオトープ]]で[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]と[[クビキリギス_広島大学東広島キャンパス|クビキリギス]]と[[ヤサアリグモ_広島大学東広島キャンパス|ヤサアリグモ]]を観察することができました.[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]と[[クビキリギス_広島大学東広島キャンパス|クビキリギス]]は夜の[[ふれあいビオトープ]]で鳴く姿が観察できます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190425シュレーゲルアオガエル成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52283s.jpg|250px|thumb|right|鳴くシュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190425クビキリギス成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52288s.jpg|250px|thumb|right|鳴くクビキリギスの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=クビキリギス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190425ヤサアリグモ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52136s.jpg|250px|thumb|right|ヤサアリグモの成体(メス).アリグモのメスに似るが,腹部がより細長い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=ヤサアリグモ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
[[ふれあいビオトープ]]で[[セモンジンガサハムシ_広島大学東広島キャンパス|セモンジンガサハムシ]],[[生態実験園]]で[[イチモンジカメノコハムシ_広島大学東広島キャンパス|イチモンジカメノコハムシ]],植物園で[[バラルリツツハムシ_広島大学東広島キャンパス|バラルリツツハムシ]]を観察することができました.[[セモンジンガサハムシ_広島大学東広島キャンパス|セモンジンガサハムシ]]と[[イチモンジカメノコハムシ_広島大学東広島キャンパス|イチモンジカメノコハムシ]]は非常によく似ていますが,食樹や体の大きさ,模様などが異なります.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190426セモンジンガサハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52360s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のセモンジンガサハムシ(成虫).イチモンジカメノコハムシに似るが,背中の金色に輝くX字紋が特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=セモンジンガサハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190426イチモンジカメノコハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_52402s.jpg|250px|thumb|right|イチモンジカメノコハムシ(成虫).セモンジンガサハムシに似るが,背中に金色の紋はなく,体も一回り大きい.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)|link=イチモンジカメノコハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190422バラルリツツハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51000s.jpg|250px|thumb|right|バラルリツツハムシ(成虫).様々な樹木の葉を食べる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 26, 2019)]]
 
|}
 
 
 
陣ヶ平山で[[シオヤトンボ_広島大学東広島キャンパス|シオヤトンボ]],角脇調整池で[[オツネントンボ_広島大学東広島キャンパス|オツネントンボ]],[[生態実験園]]で[[アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス|アサヒナカワトンボ]]を観察することができました.[[ヤマサナエ_広島大学東広島キャンパス|ヤマサナエ]]や[[クロスジギンヤンマ_広島大学東広島キャンパス|クロスジギンヤンマ]]の発生も確認しています.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190421シオヤトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50209s.jpg|250px|thumb|right|シオヤトンボの成虫(未成熟オス).シオカラトンボよりも一回り小さく,ずんぐりしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 21, 2019)|link=シオヤトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190422オツネントンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51257s.jpg|250px|thumb|right|オツネントンボの成虫(オス).ホソミオツネントンボとは異なり,越冬前と越冬後で体色に変化がない.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 22, 2019)|link=オツネントンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190425アサヒナカワトンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_51856s.jpg|250px|thumb|right|アサヒナカワトンボの成虫(オス)の透明翅.周囲を樹林で囲まれた渓流を好むため,生態実験園は本種の生息環境に適していると考えられる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 25, 2019)|link=アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
*2019.04.17-19 生物生産学部農場で[[キリギリス_広島大学東広島キャンパス|キリギリス]],[[ヤブキリ_広島大学東広島キャンパス|ヤブキリ]],[[ヒメギス_広島大学東広島キャンパス|ヒメギス]]の幼虫を観察することができました.[[ヤブキリ_広島大学東広島キャンパス|ヤブキリ]]の初齢幼虫はタンポポの花の上で花粉を食べてる姿がよく見られます.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190419キリギリス幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影IMG_50012s.jpg|250px|thumb|right|セイヨウタンポポの上のキリギリスの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)|link=キリギリス_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190419ヤブキリ幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50043s.jpg|250px|thumb|right|セイヨウタンポポの上のヤブキリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)|link=ヤブキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190419ヒメギス幼虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49917s.jpg|250px|thumb|right|ヒメギスの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)]]
 
|}
 
 
 
植物園で[[ニホンミツバチ_広島大学東広島キャンパス|ニホンミツバチ]]と[[セグロアシナガバチ_広島大学東広島キャンパス|セグロアシナガバチ]]を,[[ぶどう池]]で[[キムネクマバチ_広島大学東広島キャンパス|キムネクマバチ(クマバチ)]]を観察することができました.4月になると藤の花の周りや林縁部でクマバチのオスがホバリングをする姿がよく観察されますが,羽音が大きいだけで人を刺すことはありませんのでご安心ください.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190416ニホンミツバチワーカー_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49083.jpg|250px|thumb|right|ニホンミツバチの働きバチ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)|link=ニホンミツバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190416セグロアシナガバチ女王_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49142s.jpg|250px|thumb|right|セグロアシナガバチの女王.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)|link=セグロアシナガバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190418キムネクマバチ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49627s.jpg|250px|thumb|right|キムネクマバチの成虫(メス).メスはホバリングをせず,ひたすら花の蜜を集めている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)|link=キムネクマバチ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
植物園で[[ナガメ_広島大学東広島キャンパス|ナガメ]],[[生態実験園]]で[[イカリモンガ_広島大学東広島キャンパス|イカリモンガ]],[[ぶどう池]]周辺で[[タベサナエ_広島大学東広島キャンパス|タベサナエ]],[[ナミハナムグリ_広島大学東広島キャンパス|ナミハナムグリ]],[[シマヘビ]],[[クロセンブリ_広島大学東広島キャンパス|クロセンブリ]],生物生産学部農場で[[ナミテントウ_広島大学東広島キャンパス|ナミテントウ]],[[シラヒゲハエトリ_広島大学東広島キャンパス|シラヒゲハエトリ]],[[オオハサミムシ_広島大学東広島キャンパス|オオハサミムシ]]を観察することができました.
 
  
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*2023.04.08-16 キャンパスでは[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]][[タベサナエ_広島大学東広島キャンパス|タベサナエ]][[シオヤトンボ_広島大学東広島キャンパス|シオヤトンボ]][[アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス|アサヒナカワトンボ]]が出現しています.[[キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス|キバネツノトンボ]]は名前にトンボとつきますが,トンボの仲間ではなくアミメカゲロウの仲間です.
|[[ファイル: 20190416ナガメ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49140s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のナガメ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)|link=ナガメ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190416イカリモンガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49242s.jpg|250px|thumb|right|イカリモンガの成虫.チョウにそっくりなガである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)]]
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ファイル:20230414キバネツノトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1603s.JPG|250px|thumb|right|キバネツノトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 14, 2023)|link=キバネツノトンボ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190416タベサナエ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49323s.jpg|250px|thumb|right|タベサナエの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 16, 2019)|link=タベサナエ_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230408タベサナエ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1438s.JPG|250px|thumb|right|タベサナエの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)|link=タベサナエ_広島大学東広島キャンパス
|-
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ファイル:20230414シオヤトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1641s.JPG|250px|thumb|right|シオヤトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 14, 2023)|link=シオヤトンボ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190418ナミハナムグリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49620s.jpg|250px|thumb|right|ナミハナムグリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)]]
+
ファイル:20230416アサヒナカワトンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1748s.JPG|250px|thumb|right|アサヒナカワトンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 16, 2023)|link=アサヒナカワトンボ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190418シマヘビ成蛇_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49559s.jpg|250px|thumb|right|シマヘビの成蛇.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)|link=シマヘビ]]
+
</gallery>
|[[ファイル: 20190418クロセンブリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49305s.jpg.jpg|250px|thumb|right|クロセンブリの成虫.キャンパスでは発見の小径沿いでよく見られる.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)|link=クロセンブリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190419ナミテントウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49955s.jpg|250px|thumb|right|交尾中のナミテントウ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)|link=ナミテントウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190419シラヒゲハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_49936s.jpg|250px|thumb|right|シラヒゲハエトリの成体(メス)の正面顔.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)|link=シラヒゲハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190419オオハサミムシ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_50122s.jpg|250px|thumb|right|威嚇するオオハサミムシの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 19, 2019)]]
 
|}
 
  
*2019.04.6-12 4月になり,クモや昆虫の活動が活発になってきました.[[ふれあいビオトープ]]で[[オオハエトリ_広島大学東広島キャンパス|オオハエトリ]][[マダラスジハエトリ_広島大学東広島キャンパス|マダラスジハエトリ]],[[生態実験園]]で[[アオオビハエトリ_広島大学東広島キャンパス|アオオビハエトリ]]を観察することができました.[[オオハエトリ_広島大学東広島キャンパス|オオハエトリ]]と[[マダラスジハエトリ_広島大学東広島キャンパス|マダラスジハエトリ]]は針葉樹林を好むため,アカマツの多い東広島キャンパスでは比較的よく見られます.
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水辺では[[ミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ミズカマキリ]][[オオアメンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアメンボ]],[[メミズムシ_広島大学東広島キャンパス|メミズムシ]]などの昆虫が見られます.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230408ミズカマキリ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1361s.JPG|250px|thumb|right|ミズカマキリの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)|link=ミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230408オオアメンボ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1389s.JPG|250px|thumb|right|オオアメンボの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)|link=オオアメンボ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230408メミズムシ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1470s.JPG|250px|thumb|right|メミズムシの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 08, 2023)|link=メミズムシ_広島大学東広島キャンパス
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</gallery>
  
{|
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*2023.04.01 東広島キャンパスでは春に見られる大型蛾が出現しています.[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]]は翅の眼状紋が特徴で,危険を感じると翅を広げて眼状紋を強調します.[[エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス|エゾヨツメ]]もまた眼状紋を有しており,止まっているときは翅を閉じていますが,翅を開くと角度によって青く見える眼状紋が見られます.
|[[ファイル: 20190406オオハエトリ成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_47573s.jpg|250px|thumb|right|オオハエトリ成体(オス).オスの触肢はボクシンググローブのような形をしているのが特徴.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)|link=オオハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190407マダラスジハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48614s.jpg|250px|thumb|right|ハチを捕らえているマダラスジハエトリ成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=マダラスジハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230401イボタガ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1312s.JPG|250px|thumb|right|イボタガの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 01, 2023)|link=イボタガ_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190407アオオビハエトリ成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48167s.jpg|250px|thumb|right|アオオビハエトリ成体(メス).メスは腹部の模様が明瞭.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=アオオビハエトリ_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230328エゾヨツメ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1158s.JPG|250px|thumb|right|エゾヨツメの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 28, 2023)|link=エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス
|}
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ファイル:20230401エゾヨツメ成虫メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1318s.JPG|250px|thumb|right|エゾヨツメの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Apr. 01, 2023)|link=エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス
 
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</gallery>
また,陣ヶ平山で[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]]と,[[ツチイナゴ_広島大学東広島キャンパス|ツチイナゴ]],植物園周辺で[[エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス|エゾヨツメ]]を観察することができました.[[イボタガ_広島大学東広島キャンパス|イボタガ]]と[[エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス|エゾヨツメ]]はともに春に見られる代表的な大型蛾で,写真では分かりませんが[[エゾヨツメ_広島大学東広島キャンパス|エゾヨツメ]]の翅表には鮮やかな青い目玉模様があります.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190406イボタガ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_47418s.jpg|250px|thumb|right|イボタガの成虫.翅の色や模様は樹皮にそっくりである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)|link=イボタガ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190407ツチイナゴ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48070s.jpg|250px|thumb|right|ツチイナゴの成虫.本土では珍しい越冬するバッタである.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ツチイナゴ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190406エゾヨツメ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影IMG_48055s.jpg|250px|thumb|right|枝にとまるエゾヨツメの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 6, 2019)]]
 
|}
 
 
 
発見の小径では[[イタドリハムシ_広島大学東広島キャンパス|イタドリハムシ]]や[[ツマキチョウ_広島大学東広島キャンパス|ツマキチョウ]],[[ビロードツリアブ_広島大学東広島キャンパス|ビロードツリアブ]],[[ニホンカナヘビ]],[[ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス|ホソミオツネントンボ]],[[ミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ミズカマキリ]],[[メミズムシ_広島大学東広島キャンパス|メミズムシ]]などを観察することができました.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル: 20190407イタドリハムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48326s.jpg|250px|thumb|right|イタドリハムシの成虫.春になると草地を飛び回っていることが多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=イタドリハムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190407ツマキチョウ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48455s.jpg|250px|thumb|right|ツマキチョウの成虫(オス).前翅の先が黄橙色になっている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ツマキチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190407ビロードツリアブ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48641s.jpg|250px|thumb|right|ホバリングするビロードツリアブの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ビロードツリアブ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190407ニホンカナヘビ成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48491s.jpg|250px|thumb|right|日光浴をするニホンカナヘビの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ニホンカナヘビ]]
 
|[[ファイル: 20190407ホソミオツネントンボ成虫オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48331s.jpg|250px|thumb|right|ホソミオツネントンボの成虫(オス).越冬後は美しい水色に変化する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ホソミオツネントンボ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190407ミズカマキリ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48667s.jpg|250px|thumb|right|ミズカマキリの成虫.4月になると越冬から目覚めて活動する.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=ミズカマキリ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190407メミズムシ成虫_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_48409s.jpg|250px|thumb|right|メミズムシの成虫.極めて長い口吻をもつ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 7, 2019)|link=メミズムシ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20190409クロボシツツハムシ01_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_41875s.JPG|250px|thumb|right|クロボシツツハムシ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Apr. 9, 2019)]]
 
|}
 
  
 
===3月===
 
===3月===
*2019.03.27 [[生態実験園]]や[[ふれあいビオトープ]]で[[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]が鳴き始めました.オスはあぜの土の中に穴を掘り,鳴き声でメスを呼びます.白い泡に包まれた卵塊を土の中に産み付けます.鳴き声はよく響き聞こえますが,姿を見るのは難しいカエルです.[[シュレーゲルアオガエル|広島県版のシュレーゲルアオガエルの解説ページはこちら]].
+
*2023.03.27-31 天気の良い日中には[[ニホンイシガメ]]や[[ニホンカナヘビ]]などが日光浴している姿を観察できます.
 
+
<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
*2019.03.15 成虫越冬する[[テングチョウ_広島大学東広島キャンパス|テングチョウ]]が今年初めて観察できました.毎週金曜日の野鳥調査では,[[ウグイス]]や[[ホオジロ]],[[カワラヒワ]]などのさえずりが聞けました.
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ファイル:20230331ニホンイシガメ幼体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1266s.JPG|250px|thumb|right|日光浴するニホンイシガメの幼体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 31, 2023)|link=ニホンイシガメ
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ファイル:20230331ニホンカナヘビ成体_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1281s.JPG|250px|thumb|right|ニホンカナヘビの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 31, 2023)|link=ニホンカナヘビ
|[[ファイル:20190315テングチョウ成虫オス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_38693s.JPG|250px|thumb|left|成虫越冬したテングチョウ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)|link=テングチョウ_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|[[ファイル:20190315ダイサギ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_38585s.JPG|250px|thumb|right|ダイサギ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)|link=ダイサギ]]
 
|[[ファイル:20190315ホオジロオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_38421s.JPG|250px|thumb|right|さえずるホオジロのオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 15, 2019)|link=ホオジロ]]
 
|}
 
 
 
  
*2019.03.01 [[メジロ]]が[[ウメ]]や[[カワヅザクラ_廣島大學櫻曼荼羅|カワヅザクラ(河津桜)]],[[アセビ]]など様々な花の蜜を吸っている様子が観察できました.
+
[[テングチョウ_広島大学東広島キャンパス|テングチョウ]]や[[ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス|ヒオドシチョウ]],[[コツバメ_広島大学東広島キャンパス|コツバメ]]などのチョウも見られました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230327テングチョウ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1051s.JPG|250px|thumb|right|テングチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 27, 2023)|link=ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230328ヒオドシチョウ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1094s.JPG|250px|thumb|right|ヒオドシチョウの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 28, 2023)|link=ヒオドシチョウ_広島大学東広島キャンパス
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ファイル:20230329コツバメ成虫_東広島市鏡山_國井撮影IMG_1164s.JPG|250px|thumb|right|コツバメの成虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Mar. 29, 2023)|link=コツバメ_広島大学東広島キャンパス
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</gallery>
  
{|
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*2023.03.22 [[シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス|シュレーゲルアオガエル]]の繁殖期となり,キャンパス内ではオスが鳴いている姿を観察できます.
|[[ファイル:20190301メジロとギョクエイ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_37337s.JPG|250px|thumb|right|[[ウメ]]で吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=メジロ]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル:20190301メジロとカワヅザクラ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_37605s.JPG|250px|thumb|right|[[カワヅザクラ_廣島大學櫻曼荼羅|カワヅザクラ]]で吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=メジロ]]
+
ファイル: 20230322シュレーゲルアオガエル成体オス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0902s.JPG|250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Mar. 22, 2023)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル:20190301メジロとアセビ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_37363s.JPG|250px|thumb|right|[[アセビ]]で吸蜜するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=メジロ]]
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ファイル: 20230322シュレーゲルアオガエル成体メス_東広島市鏡山_國井撮影IMG_0890s.JPG |250px|thumb|right|シュレーゲルアオガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛,Mar. 22, 2023)|link=シュレーゲルアオガエル_広島大学東広島キャンパス
|}
+
</gallery>
 
 
*2019.03.01 [[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の幼生(オタマジャクシ)が泳ぎ始めました.また,今年も[[ニホンヒキガエル]]の卵塊が確認でき繁殖していることが分かりました.[[カスミサンショウウオ]]は,卵のうの中で泳ぎ始めました.このカスミサンショウウオですが,先日出た論文で分類の再検討がなされ,9種に分かれました.東広島市のものは「[[アキサンショウウオ]]」とされ,東広島キャンパスのものも[[アキサンショウウオ]]に相当します.
 
 
 
{|
 
|[[ファイル:20190301ニホンアカガエル幼生_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_37452s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの幼生(オタマジャクシ)(広島県東広島市 東広島キャンパスふれあいビオトープ; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20190301ニホンヒキガエル卵塊_東広島市_池田撮影_IMG_37217s.JPG|250px|thumb|right|ニホンヒキガエルの卵塊.ひも状の卵塊の中に多数の卵が見える.(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=ニホンヒキガエル]]
 
|[[ファイル:20190301アキサンショウウオ卵のう_東広島市_池田撮影_IMG_37463s.JPG|250px|thumb|right|アキサンショウウオの卵のう.幼生が中で泳ぎ始めている.(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Mar. 1, 2019)|link=カスミサンショウウオ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
  
 +
*2023.03.05 キャンパス内で,[[ウグイス]]や[[ヒバリ]]がさえずり始めました.また,[[ニホンアカガエル]]の卵がふ化してオタマジャクシになりつつあります.[[ふれあいビオトープ]]では[[シュレーゲルアオガエル]]の鳴き声が聞かれました.
 
===2月===
 
===2月===
*2019.02.15-22 [[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]のふ化が始まっています.[[カスミサンショウウオ_広島大学東広島キャンパス|カスミサンショウウオ]]の卵も発生が進んで尾芽胚と呼ばれる段階になっています.また,山中池で[[オオバン]]が流木に登っており,普段見ることがない脚を観察できました.
+
*2023.11-15 キャンパスの至る所で[[ジョウビタキ]][[ツグミ]]を見ることができます.池の上空を[[ミサゴ]]が飛んでいるのも観察できました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル: 20230211ジョウビタキオス_東広島市鏡山_國井撮影DSC04279s.JPG |250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 11, 2023)|link=ジョウビタキ
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ファイル: 20230215ツグミ_東広島市鏡山_國井撮影DSC04381s.JPG|250px|thumb|right|ツグミ.(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 15, 2023)|link=ツグミ
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ファイル: 20230211ミサゴ_東広島市鏡山_國井撮影DSC04278s.JPG |250px|thumb|right|ミサゴ.(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Feb. 11, 2023)|link=ミサゴ
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</gallery>
  
{|
 
|[[ファイル:20190222ニホンアカガエルふ化_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_36798s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルのふ化(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20190215カスミサンショウウオ尾芽胚_東広島市_池田撮影_IMG_36337s.JPG|250px|thumb|right|カスミサンショウウオの卵(尾芽胚)(広島県東広島市; 撮影: 池田誠慈, Feb. 15, 2019)|link=カスミサンショウウオ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル:20190222オオバン_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_36570s.JPG|250px|thumb|right|流木に登ったオオバン.普段見えない脚が観察できた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Feb. 22, 2019)|link=オオバン]]
 
|}
 
  
*2019.02.10 キャンパス内のため池で[[ハシビロガモ]]や[[オシドリ]][[ホシハジロ]],[[コガモ]]などの水鳥を観察することができました.[[ハシビロガモ]]は数匹~数十匹が渦を描くように泳ぐことでプランクトンを渦の中心に集め,それを採食します.
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[[シモフリトゲエダシャク_広島大学東広島キャンパス|シモフリトゲエダシャク]]や[[ホソウスバフユシャク_広島大学東広島キャンパス|ホソウスバフユシャク]]などの冬尺蛾を見ることができました.また幼虫で越冬する[[キンヒバリ_広島大学東広島キャンパス|キンヒバリ]]の姿も見られました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190210ハシビロガモオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40324s.jpg|250px|thumb|right|ハシビロガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=ハシビロガモ]]
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ファイル: 20230212シモフリトゲエダシャクオス_東広島市鏡山_國井撮影DSC04312s.JPG|250px|thumb|right|シモフリトゲエダシャクの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 12, 2023)|link=シモフリトゲエダシャク_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190210ハシビロガモメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40343s.jpg|250px|thumb|right|ハシビロガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=ハシビロガモ]]
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ファイル: 20230215ホソウスバフユシャクオス_東広島市鏡山_國井撮影DSC04384s.JPG|250px|thumb|right|ホソウスバフユシャクの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 15, 2023)|link=ホソウスバフユシャク_広島大学東広島キャンパス
|[[ファイル: 20190210ハシビロガモ採餌_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40190s.jpg|250px|thumb|right|ハシビロガモ(採餌)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=ハシビロガモ]]
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ファイル: 20230208キンヒバリ幼虫_東広島市鏡山_國井撮影DSC04187s.JPG|250px|thumb|right|キンヒバリの幼虫.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 08, 2023)|link=キンヒバリ_広島大学東広島キャンパス
|-
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</gallery>
|[[ファイル: 20190210オシドリオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40236s.jpg|250px|thumb|right|オシドリ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=オシドリ]]
 
|[[ファイル: 20190210ホシハジロメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40329s.jpg|250px|thumb|right|ホシハジロ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=ホシハジロ]]
 
|[[ファイル: 20190210コガモメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40325s.jpg|250px|thumb|right|コガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 10, 2019)|link=コガモ]]
 
|}
 
  
*2019.02.08-09 毎週金曜日の野鳥調査で[[ツグミ]]などを観察することができました.翌日にはキャンパス内のため池で[[トモエガモ]],[[カイツブリ]]などを観察することができました.また,[[ニホンジカ]]や各種昆虫,クモ類なども観察することができました.
 
{|
 
|[[ファイル: 20190208ツグミ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43180.jpg|250px|thumb|right|ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)|link=ツグミ]]
 
|[[ファイル: 20190209トモエガモオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40010s.jpg|250px|thumb|right|トモエガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 9, 2019)|link=トモエガモ]]
 
|[[ファイル: 20190209カイツブリ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40026s.jpg|250px|thumb|right|カイツブリ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 9, 2019)|link=カイツブリ]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190208ニホンジカ(ホンシュウジカ)オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43192s.jpg|250px|thumb|right|ニホンジカ(ホンシュウジカ)のオス(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)|link=ニホンジカ]]
 
|[[ファイル: 20190208ムネアカアワフキ巣_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43158s.jpg|250px|thumb|right|ムネアカアワフキの巣.石灰質で硬い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)|link=ムネアカアワフキ_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190208ウロコアシナガグモ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43223s.jpg|250px|thumb|right|マユミの開裂した実の中で越冬するウロコアシナガグモ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 8, 2019)]]
 
|}
 
  
*2019.02.03 [[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|ニホンアカガエル]]の産卵と[[カスミサンショウウオ_広島大学東広島キャンパス|カスミサンショウウオ]]を観察することができました.「[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|東広島キャンパスのニホンアカガエル]]」のページと「[[ニホンアカガエル|広島県のニホンアカガエル]]」のページもご覧ください.
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*2023.02.07 先月に引き続き[[ニホンアカガエル]]の繁殖が見られました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190203ニホンアカガエル成体メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43089s.jpg.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル: 20230207ニホンアカガエル_東広島市鏡山_國井撮影DSC04131s.JPG |250px|thumb|right|抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 07, 2023)|link=ニホンアカガエル
|[[ファイル: 20190203ニホンアカガエル産卵_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43081s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの産卵.メスが産んだ卵にオスが放精している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル: 20230207ニホンアカガエルオス_東広島市鏡山_國井撮影_DSC04073s.JPG |250px|thumb|right|ニホンアカガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Feb. 07, 2023)|link=ニホンアカガエル
|[[ファイル: 20190203カスミサンショウウオ成体メス_東広島市_南葉撮影_IMG_43116s.jpg.jpg|250px|thumb|right|カスミサンショウウオの成体(メス).(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 3, 2019)|link=カスミサンショウウオ]]
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</gallery>
|}
 
 
 
*2019.02.1 [[ふれあいビオトープ]]でニホンアカガエルの抱接中のペアを観察することができました.「[[ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス|東広島キャンパスのニホンアカガエル]]」のページと「[[ニホンアカガエル|広島県のニホンアカガエル]]」のページもご覧ください.
 
{|
 
|[[ファイル: 20190201ニホンアカガエル成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43068s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエル.奥は抱接中のペア,手前は成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190201ニホンアカガエル成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43072s.jpg|250px|thumb|right|抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190201ニホンアカガエル成体_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_43074s.jpg|250px|thumb|right|抱接中のニホンアカガエル.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Feb. 1, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
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===1月===
 
===1月===
*2019.01.21-25 [[ふれあいビオトープ]]にて[[ニホンアカガエル]]の産卵が始まっています.多数の卵塊が確認でき,25日(金)の日没後にはメスを待つ多数のオスの姿を観察することができました.
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*2023.01.12-22 キャンパス外ではありますが,キャンパス周辺で[[キンクロハジロ]]や[[ハシビロガモ]],[[トモエガモ]],メジロガモが見られました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190124ニホンアカガエル卵塊_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42914s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230122キンクロハジロオス_東広島市_國井撮影DSC03693s.JPG|250px|thumb|right|キンクロハジロ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)|link=キンクロハジロ
|[[ファイル: 20190124ニホンアカガエル卵塊_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42884s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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ファイル:20230122ハシビロガモオス_東広島市_國井撮影DSC03708s.JPG|250px|thumb|right|ハシビロガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)|link=ハシビロガモ
|[[ファイル: 20194124ニホンアカガエル卵塊_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42907s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの卵塊.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 24, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
+
ファイル:20230122トモエガモオス_東広島市_國井撮影DSC03685s.JPG|250px|thumb|right|トモエガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)|link=トモエガモ
|-
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ファイル:20230122メジロガモオス_東広島市_國井撮影DSC03696s.JPG|250px|thumb|right|メジロガモ(オス).(広島県東広島市; 撮影: 國井秀剛, Jan. 22, 2023)
|[[ファイル:20190125ニホンアカガエル成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42947s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエル成体(オス).メスを待機している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
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</gallery>
|[[ファイル: 20190125ニホンアカガエル成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42950s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエル成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|[[ファイル: 20190125ニホンアカガエル成体オス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_42973s.jpg|250px|thumb|right|ニホンアカガエル成体(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 25, 2019)|link=ニホンアカガエル_広島大学東広島キャンパス]]
 
|}
 
 
 
 
 
*2019.01.17-18 今週見られた野鳥を紹介します.[[ヨシガモ]]や[[ホシハジロ]],[[トモエガモ]]などの水鳥の他,[[ハイタカ]]や[[シメ]],[[ルリビタキ]],[[モズ]],[[ホオジロ]]が観察できました.東広島キャンパスの野鳥については,「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」のページもご参照ください.
 
 
 
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|[[ファイル:20190117ヨシガモオス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40163s.jpg|250px|thumb|right|ヨシガモのオス.冬羽へ移行している.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 17, 2019)|link=ヨシガモ]]
 
|[[ファイル:20190117ホシハジロメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40098s.jpg|250px|thumb|right|ホシハジロのメス.しばしば潜水をしていた.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 17, 2019)|link=ホシハジロ]]
 
|[[ファイル:20190117トモエガモメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_34325s.JPG|250px|thumb|right|トモエガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 17, 2019)|link=トモエガモ]]
 
|-
 
|[[ファイル:2019018ハイタカ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_34594s.JPG|250px|thumb|right|ハイタカ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 18, 2019)|link=ハイタカ]]
 
|[[ファイル: 20190118シメ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40264s.jpg|250px|thumb|right|シメ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)|link=シメ]]
 
|[[ファイル: 20190118ルリビタキメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40276s.jpg|250px|thumb|right|ルリビタキのメス.尾羽の一部が青い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)|link=ルリビタキ]]
 
|-
 
|[[ファイル: 20190118モズメス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40331s.jpg|250px|thumb|right|モズのメス.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)|link=モズ]]
 
|[[ファイル:20190118ホオジロ_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40283s.jpg|250px|thumb|right|ホオジロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)|link=ホオジロ]]
 
|}
 
 
 
*ガの繭も複数見つけることができました.落葉によって秋まで木陰に隠れていたものが観察しやすくなっています.
 
  
{|
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暖かい雨が降ったことで,[[ニホンアカガエル]]の繁殖が始まりました.既に卵塊も確認することができました.また[[アキサンショウウオ]]も見られました.
|[[ファイル: 20190114イラガ繭_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_39846s.jpg|250px|thumb|right|イラガ(繭).殻は硬質.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 14, 2019)]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル: 20190118ヤママユ(繭)_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_40320s.jpg|250px|thumb|right|ヤママユ(繭).成虫が羽化してから長い時間が経っているためか色褪せている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jan. 18, 2019)]]
+
ファイル:20230113ニホンアカガエル成体メス_東広島市鏡山_國井撮影DSC03375s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの成体(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 13, 2023)|link=ニホンアカガエル
|}
+
ファイル:20230114ニホンアカガエル成体オス_東広島市鏡山_國井撮影DSC03425s.JPG|250px|thumb|right|ニホンアカガエルの成体(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 14, 2023)|link=ニホンアカガエル
 +
ファイル:20230114アキサンショウウオ成体_東広島市鏡山_國井撮影DSC03434s.JPG|250px|thumb|right|アキサンショウウオの成体.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 14, 2023)|link=アキサンショウウオ
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</gallery>
  
*2019.01.04 明けましておめでとうございます.今年初めの野鳥調査では,2005年10月以来久しぶりに[[トモエガモ]]のメスが観察できました.また,先週同様[[メジロ]][[ヤマハゼ]]の果実を採食していました.他に[[ツグミ]]や[[ジョウビタキ]]などの冬鳥も見ることができました.東広島キャンパスの野鳥については,「[[東広島キャンパスの鳥類相]]」のページもご参照ください.
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東広島キャンパスで[[アオゲラ]]がアカマツを叩いているのを観察できました.[[アオゲラ]]は北海道以外の全国に広く生息しており,メスは後頭部にのみ赤い羽毛が見られるのが特徴です.また[[ルリビタキ]]も見られました.
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
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ファイル:20230116アオゲラメス_東広島市鏡山_國井撮影DSC03440s.JPG|250px|thumb|right|アオゲラ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 16, 2023)|link=アオゲラ
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ファイル:20230121ルリビタキ_東広島市鏡山_國井撮影DSC03546s.JPG|250px|thumb|right|ルリビタキ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 21, 2023)|link=ルリビタキ
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</gallery>
  
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*2023.01.09-11 あけましておめでとうございます.東広島キャンパスの林縁部では[[シロハラ]]や[[ビンズイ]]が,草地では[[ミヤマホオジロ]][[ホオジロ]]が採食しています.
|[[ファイル:20190104トモエガモメス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_33382s.JPG|250px|thumb|right|トモエガモ(メス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)|link=トモエガモ]]
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<gallery mode="nolines" widths="250" heights="250">
|[[ファイル:20190104コガモオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_33363s.JPG|250px|thumb|right|コガモ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)|link=コガモ]]
+
ファイル:20230109シロハラ_東広島市鏡山_國井撮影DSC03119s.JPG|250px|thumb|right|シロハラ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 9, 2023)|link=シロハラ
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ファイル:20230109ビンズイ_東広島市鏡山_國井撮影DSC03116s.JPG|250px|thumb|right|ビンズイ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 9, 2023)|link=ビンズイ
|[[ファイル:20190104メジロ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_33415s.JPG|250px|thumb|right|[[ヤマハゼ]]の果実を採食するメジロ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)|link=メジロ]]
+
ファイル:20230110ミヤマホオジロメス_東広島市鏡山_國井撮影DSC03200s.JPG|250px|thumb|right|ミヤマホオジロ(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 10, 2023)|link=ミヤマホオジロ
|[[ファイル:20190104ツグミ_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_33470s.JPG|250px|thumb|right|ツグミ(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)|link=ツグミ]]
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ファイル:20230111ホオジロ_東広島市鏡山_國井撮影DSC03240s.JPG|250px|thumb|right|ホオジロ.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 國井秀剛, Jan. 11, 2023)|link=ホオジロ
|[[ファイル:20190104ジョウビタキオス_東広島市鏡山_池田撮影_IMG_33788s.JPG|250px|thumb|right|ジョウビタキ(オス)(広島県東広島市鏡山; 撮影: 池田誠慈, Jan. 4, 2019)|link=ジョウビタキ]]
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==過去のニュース==
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==[[テンプレート:東広島キャンパスの生き物|過去のニュース]]==
 
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[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~ 広島大学デジタルミュージアム] > [[キャンパスまるごと博物館]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[東広島キャンパスの生き物]]
  
 
[[Category:植物]]
 
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[[Category:遷移]]
 
[[Category:遷移]]
 
[[Category:生態]]
 
[[Category:生態]]
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2024年4月13日 (土) 23:10時点における最新版

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > キャンパスまるごと博物館 > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > 東広島キャンパスの生き物

キャンパスで現在見られる動物の情報です.名前や写真をクリックすると解説ページに移動します.

2024

4月

  • 2024.04.05 キャンパスの所々で湧水が染み出し, 水たまりになっています. そのような場所では, アカハライモリやガムシの仲間, ゲンゴロウの仲間が多く見られます. ため池やビオトープでは越冬から覚めたその他水生昆虫が見られます.

3月

  • 2024.03.28 シュレーゲルアオガエルの繫殖が始まっています.生体実験園やビオトープ周辺では,昼間でも「キリリリ…,コロロロ…」と鳴く声を耳にすることができます.繫殖期間のオスは湿った土の中などで鳴くので通常は発見が難しいですが,雨の日には地上に出てきて鳴いていることがあります.緑色の小型のカエルということで,ニホンアマガエルと混同されることがあります.見分け方のページはこちら
  • 2024.03.03 3月に入りましたが,東広島キャンパス周辺は雪が降る日もあり,寒い日が続いています.そんな寒い中でもトビモンオオエダシャクが発生していました.成虫は早春のガとしては大型で,ふいに見かけると少しぎょっとするかもしれません.華やかなイメージはなくても,来たる春の訪れを告げてくれる存在の一つです.幼虫はいわゆるシャクトリムシの仲間です.

2月

  • 早春の陽気に誘われて,顔を出していた生き物たちを紹介します.
  • キャンパス内で,ウグイスのさえずりが聞かれるようになりました.
  • 2024.02.16 東広島キャンパスの浅い水場ではニホンアカガエルの産卵が続いています.卵塊は産み落とされた直後は小さいですが,水を吸って徐々に肥大化していきます.日当たりがいい場所では,藻類が生えてしまって緑色になっているものもよくみられます.広島県のニホンアカガエルについてはこちら.
  • 天気のいい日には,上空を猛禽類が飛翔していることがあります.高所から獲物となる小動物や鳥類を探していますが,カラスに見つかると執拗に攻撃されてしまいます.

1月

  • キャンパスでは様々な越冬昆虫が見られます.コナラなどの枝ではコミミズクの幼虫が,常緑樹の葉の裏ではヒゲナガサシガメの幼虫が見られました.また,水辺では多くの水生昆虫が越冬している姿を観察できます.

2023

12月

11月

10月

9月

その他,ツヅレサセコオロギエンマコオロギクマスズムシなども見られました.

8月

キャンパスではトリノフンダマシ類が多く見られます.日中は葉の裏などで休んでおり,湿度の高い夜間になると巣を張ります.

7月

また,多くのジャノメチョウ類も見られます.

6月

キャンパスではネブトクワガタヒラタクワガタミヤマクワガタなどのクワガタが樹液に集まっている姿を観察できます.


  • 2023.06.13 今の時期に鳴く虫が見られます.ナキイナゴは日中,ススキが生える草地などで「シャカシャカ...」と鳴いています.夜間にはキンヒバリが「リッリッリッリー」と鳴き,コガタコオロギが「ビー!」と鳴いている姿を観察できます.

5月


4月

水辺ではミズカマキリオオアメンボメミズムシなどの昆虫が見られます.

  • 2023.04.01 東広島キャンパスでは春に見られる大型蛾が出現しています.イボタガは翅の眼状紋が特徴で,危険を感じると翅を広げて眼状紋を強調します.エゾヨツメもまた眼状紋を有しており,止まっているときは翅を閉じていますが,翅を開くと角度によって青く見える眼状紋が見られます.

3月

テングチョウヒオドシチョウコツバメなどのチョウも見られました.

2月


シモフリトゲエダシャクホソウスバフユシャクなどの冬尺蛾を見ることができました.また幼虫で越冬するキンヒバリの姿も見られました.


1月

暖かい雨が降ったことで,ニホンアカガエルの繁殖が始まりました.既に卵塊も確認することができました.またアキサンショウウオも見られました.

東広島キャンパスでアオゲラがアカマツを叩いているのを観察できました.アオゲラは北海道以外の全国に広く生息しており,メスは後頭部にのみ赤い羽毛が見られるのが特徴です.またルリビタキも見られました.

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