「成蛇と幼蛇の比較」の版間の差分
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ファイル:20190918ニホンマムシ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_0525s.JPG|250px|thumb|right|ニホンマムシ幼蛇.尾の先が黄色い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Sep. 18, 2019) | ファイル:20190918ニホンマムシ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_0525s.JPG|250px|thumb|right|ニホンマムシ幼蛇.尾の先が黄色い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Sep. 18, 2019) | ||
ファイル:20220507ニホンマムシ_東広島市_DSC_0265s.JPG|250px|thumb|right|若いニホンマムシ.尾を立ててとぐろを巻く姿勢.(広島県東広島市; 撮影: 岩﨑元道, May. 7, 2022) | ファイル:20220507ニホンマムシ_東広島市_DSC_0265s.JPG|250px|thumb|right|若いニホンマムシ.尾を立ててとぐろを巻く姿勢.(広島県東広島市; 撮影: 岩﨑元道, May. 7, 2022) | ||
+ | ファイル:20190927ニホンマムシ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_0905s.JPG|250px|thumb|right|若いニホンマムシ.赤みの強いもの.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Sep. 27, 2019) | ||
ファイル:20200915ニホンマムシ_廿日市市_岩﨑撮影_DSC_0356s.JPG|250px|thumb|right|2頭のニホンマムシ成蛇.(広島県廿日市市; 撮影: 岩﨑元道, Sep. 15, 2022) | ファイル:20200915ニホンマムシ_廿日市市_岩﨑撮影_DSC_0356s.JPG|250px|thumb|right|2頭のニホンマムシ成蛇.(広島県廿日市市; 撮影: 岩﨑元道, Sep. 15, 2022) | ||
ファイル:20211026ニホンマムシ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_0319s.JPG|250px|thumb|right|ニホンマムシ成蛇.赤みの強いもの.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Oct. 26, 2021) | ファイル:20211026ニホンマムシ_東広島市鏡山_岩﨑撮影_DSC_0319s.JPG|250px|thumb|right|ニホンマムシ成蛇.赤みの強いもの.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 岩﨑元道, Oct. 26, 2021) |
2022年11月13日 (日) 00:11時点における版
解説
- 日本の本州には8種類のヘビが生息しているが,一部のヘビでは成体と幼体とで模様などが異なる場合があり,誤同定などの要因となりうる.
- ここではニホンマムシと,よく誤認されるアオダイショウ・シマヘビ・ジムグリ,またヤマカガシ・ヒバカリ・シロマダラの成蛇と幼蛇の相違について解説する.
ニホンマムシ
- ニホンマムシでは,幼蛇のときには尾の先が黄色いという特徴がある.成長するに従って色は褪せていく.
- 幼蛇や若い個体では,狩り場で尾を上にあげてとぐろを巻く姿勢がみられる.
- 老熟すると銭形紋はだんだんと不明瞭になる.
- 幼蛇でもしっかりと毒性をもつ.小さいからと手を出してはいけない.
アオダイショウ
- アオダイショウの幼蛇は孵化時でも35㎝程度と,他のヘビの幼蛇と比べても大きい.
- 動いているとニホンマムシのようにも見える明瞭な模様がアオダイショウの幼蛇にはあり,毒ヘビへの擬態になっているという説がある.
- 地の体色は薄く模様がはっきりしているのが一般的.成長するにつれ体色は緑色を帯び,幼蛇の模様は消えていく.
- ニホンマムシとの識別点として,瞳孔の形が明暗で変化せず,大きさが変わっても丸いままである.
シマヘビ
- シマヘビの幼蛇は「アズキヘビ」とよばれ,成蛇と異なりしま模様はまだ目立たず,体色は赤みを帯びる.
- ある程度成長するとすぐに明瞭なしま模様があらわれるのが一般的だが,黒化個体では幼蛇のうちから全身が光沢のある黒色であることがほとんど.
ジムグリ
- ジムグリでは,幼蛇は黒いまだら模様があり体色は赤みが強い.
- 成長すると次第に模様は薄れ,体色も地味なものになる.
ヒバカリ
- ヒバカリの場合,幼蛇では体色が黒っぽいが,成熟すると赤みを帯びたり,薄い褐色となる.
- 幼蛇や若い個体では特に,後頭部から首筋などに2列の白い斑点状の模様がみられることがある.
- ほかのヘビと比べても幼蛇は殊更に小さく,ぱっと見てヘビだと思われないこともある.
シロマダラ
- シロマダラの場合,幼蛇では白黒のコントラストが明瞭だが,成熟していくにつれて赤みを帯びたり,色がくすんだりすることがある.
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