「ムネアカハラビロカマキリ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分
提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動 (ページの作成:「<span style="font-size:10">[http://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館...」) |
|||
(同じ利用者による、間の2版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | <span style="font-size:10">[ | + | <span style="font-size:10">[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[ムネアカハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ムネアカハラビロカマキリ]]</span> |
[[ファイル: 20191009ムネアカハラビロカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81822s.jpg|200px|thumb|right|威嚇するムネアカハラビロカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)]] | [[ファイル: 20191009ムネアカハラビロカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81822s.jpg|200px|thumb|right|威嚇するムネアカハラビロカマキリの成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)]] | ||
+ | [[ファイル: 20191009ムネアカハラビロカマキリ成虫メス_東広島市鏡山_南葉撮影_IMG_81833s.jpg|200px|thumb|right|ムネアカハラビロカマキリの成虫(メス).赤で囲った前脚腿節の顆粒が[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]より明らかに多い.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 9, 2019)]] | ||
=ムネアカハラビロカマキリ= | =ムネアカハラビロカマキリ= | ||
18行目: | 19行目: | ||
==解説== | ==解説== | ||
*体全体が幅広く,大型のカマキリ. | *体全体が幅広く,大型のカマキリ. | ||
− | * | + | *日本では2000年から記録があり,外来種の可能性が高い種で,卵嚢が付着した竹箒が中国から輸入されることで侵入したとされる. |
*在来種の[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]とは生態や生息環境がよく似ており,両種が同所的に生息する地域では競合の結果か,[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]の個体数が減少していることが多い. | *在来種の[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]とは生態や生息環境がよく似ており,両種が同所的に生息する地域では競合の結果か,[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]の個体数が減少していることが多い. | ||
*[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]との識別点は,本種の方がより大型になること,前脚の基部の突起が小さく,その数が多いこと,胸部の赤みが強いことなどがある. | *[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]との識別点は,本種の方がより大型になること,前脚の基部の突起が小さく,その数が多いこと,胸部の赤みが強いことなどがある. | ||
*卵嚢は[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]のものに比べると白っぽく,下部が枝から斜めに突き出し,離れる傾向にある. | *卵嚢は[[ハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ハラビロカマキリ]]のものに比べると白っぽく,下部が枝から斜めに突き出し,離れる傾向にある. | ||
− | * | + | *キャンパス内では2019年から目撃されている. |
==備考== | ==備考== | ||
29行目: | 30行目: | ||
---- | ---- | ||
− | <span style="font-size:10">[ | + | <span style="font-size:10">[https://www.hiroshima-u.ac.jp/index-j.html 広島大学] > [https://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~museum/ デジタル自然史博物館] > [[メインページ]] > [[広島大学の自然]] > [[東広島キャンパスの動物]] > [[ムネアカハラビロカマキリ_広島大学東広島キャンパス|ムネアカハラビロカマキリ]]</span> |
[[Category:動物]] | [[Category:動物]] |
2020年10月13日 (火) 09:41時点における版
広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > ムネアカハラビロカマキリ
ムネアカハラビロカマキリ
和名
学名
- Hierodula sp.
分類
- カマキリ科 Mantidae
分布
- 本州,九州の数県で記録があり,今後さらに広がる可能性が高い.
解説
- 体全体が幅広く,大型のカマキリ.
- 日本では2000年から記録があり,外来種の可能性が高い種で,卵嚢が付着した竹箒が中国から輸入されることで侵入したとされる.
- 在来種のハラビロカマキリとは生態や生息環境がよく似ており,両種が同所的に生息する地域では競合の結果か,ハラビロカマキリの個体数が減少していることが多い.
- ハラビロカマキリとの識別点は,本種の方がより大型になること,前脚の基部の突起が小さく,その数が多いこと,胸部の赤みが強いことなどがある.
- 卵嚢はハラビロカマキリのものに比べると白っぽく,下部が枝から斜めに突き出し,離れる傾向にある.
- キャンパス内では2019年から目撃されている.
備考
広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > ムネアカハラビロカマキリ