ホソエガラシ

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ホソエガラシ Sisymbrium irio L.

シノニム

その他

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > アブラナ科 Brassicaceae > キバナハタザオ属 Sisymbrium

解説

  • 同属のイヌカキネガラシに似るが,果実(長角果)がやや小型で果柄が細い点で区別できる.
  • ホソエガラシは,カキネガラシよりもむしろイヌカキネガラシに類似するが,植物体が多少小型で華奢である点,植物体は無毛か毛があっても少ない点,葉は鮮濃緑色で,葉の頂裂片が鈍頭である点,花が径3 mm程度とイヌカキネガラシよりも小型である点,長角果がイヌカキネガラシよりも緑色を保つ傾向があり,表面の凹凸が目立つ点,斜上の程度が小さく,イヌカキネガラシよりも小型で,長さ3–5 cm,太さ0.5–0.8 mm,その和名にあるように,果柄が長角果より細く,長さ5–15 mmと長い点,果実はやや内側に湾曲し,成長した植物体では1本の花茎に15–25本が,1–10 mmの間隔で付く点などで区別できる.種子は米粒のような長楕円体で,長さ0.8–1.0 mm.(坪田ほか 2013
  • 坪田ほか(2013)で広島県から初報告.

花期

  • 4月?-6月

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島市佐伯区(坪田ほか 2013
  • ホソエガラシについては,広島市(佐伯区)の1か所で分布が確認された.本種はこれまで広島県からの報告が無かったが,野外調査の結果,1か所だけで生育が確認された.生育場所は幹線道路沿いの路傍の土上であった.構造物の陰になる所で,雨が直接あたらない比較的乾燥した場所であった.個体数は20個体以上が確認できたが,生育場所は数十m×数m四方の範囲に限られていた(坪田ほか 2013).

産地

天然記念物

標本

  • 広島市佐伯区

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード:
  • 帰化

文献(出典)


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