「コバネアオイトトンボ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル博物館
ナビゲーションに移動検索に移動
19行目: 19行目:
  
 
==解説==
 
==解説==
*[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]]や[[オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアオイトトンボ]]に似るが,未成熟個体は胸部が橙褐色になることや金属光沢部の範囲で識別することができる.
+
*[[アオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|アオイトトンボ]]や[[オオアオイトトンボ_広島大学東広島キャンパス|オオアオイトトンボ]]に似るが,未成熟個体は胸部が橙褐色になることや金属光沢部の範囲で識別することができる([[アオイトトンボ,オオアオイトトンボ,コバネアオイトトンボの見分け方|詳しくはこちら]]).
 +
*翅を開いてとまる.
 
*オスメスともに成熟しても白い粉を吹かない.
 
*オスメスともに成熟しても白い粉を吹かない.
 
*開けた水域を好む傾向がある.
 
*開けた水域を好む傾向がある.
 
*メスは[[カンガレイ]]や[[サンカクイ]]など組織が柔らかい抽水植物に産卵する.
 
*メスは[[カンガレイ]]や[[サンカクイ]]など組織が柔らかい抽水植物に産卵する.
 +
*広島県RDBで絶滅危惧I類,環境省のRDBで絶滅危惧IB類(EN)に選定されている.
 
*東広島キャンパス内での個体数は少ない.
 
*東広島キャンパス内での個体数は少ない.
  

2021年11月28日 (日) 10:21時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > コバネアオイトトンボ

コバネアオイトトンボの成虫(オス).アオイトトンボやオオアオイトトンボとは胸部の金属光沢部の範囲で識別することができる.(広島県東広島市; 撮影: 南葉錬志郎, Sep. 12, 2019)
コバネアオイトトンボの成虫(メス).池から離れた草地でも見られるときがある.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Oct. 4, 2019)
コバネアオイトトンボの成虫(未成熟オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 23, 2020)

コバネアオイトトンボ

和名

学名

  • Lestes japonicus

分類

  • アオイトトンボ科 Lestidae

分布

  • 本州,四国,九州

解説

  • アオイトトンボオオアオイトトンボに似るが,未成熟個体は胸部が橙褐色になることや金属光沢部の範囲で識別することができる(詳しくはこちら).
  • 翅を開いてとまる.
  • オスメスともに成熟しても白い粉を吹かない.
  • 開けた水域を好む傾向がある.
  • メスはカンガレイサンカクイなど組織が柔らかい抽水植物に産卵する.
  • 広島県RDBで絶滅危惧I類,環境省のRDBで絶滅危惧IB類(EN)に選定されている.
  • 東広島キャンパス内での個体数は少ない.

備考

参考文献

  • 尾園 暁・川島逸郎・二橋 亮. 2012. ネイチャーガイド 日本のトンボ. 531 pp. 文一総合出版, 東京.

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > コバネアオイトトンボ