「キムネクマバチ 広島大学東広島キャンパス」の版間の差分

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*胸部に黄色の毛が密生しており,ずんぐりとしたハチ.
 
*胸部に黄色の毛が密生しており,ずんぐりとしたハチ.
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*オスは山道などで縄張りをつくり,ホバリングしながらメスを待つ.(その際に,飛翔する昆虫や鳥など目がけて勢いよく飛んでいく様子が観察される.)
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*[[フジ]]や[[ノアザミ]],[[ミソハギ]]など様々な花に訪花する.
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*口吻が丈夫だが短いため,しばしば花弁の外側から口吻で穴を開けて蜜を吸う行動(盗蜜)をし,受粉に貢献しないことがある.
 
*メスは枯れ枝や木材などに巣穴を掘り,その中で幼虫を育てる.
 
*メスは枯れ枝や木材などに巣穴を掘り,その中で幼虫を育てる.
 
*キャンパス内での個体数は多い.
 
*キャンパス内での個体数は多い.

2020年11月11日 (水) 13:26時点における版

広島大学 > デジタル自然史博物館 > メインページ > 広島大学の自然 > 東広島キャンパスの動物 > キムネクマバチ(クマバチ)

キムネクマバチの成虫(オス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, May. 22, 2020)
キムネクマバチ成虫(オス).オスは春になると山道などでホバリングをしながらメスを待ち受ける.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 22, 2018)
アザミの花で吸蜜するキムネクマバチ成虫(メス).(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 24, 2018)
キムネクマバチの成虫(メス).メスはホバリングをせず,ひたすら花の蜜を集めている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Apr. 18, 2019)

キムネクマバチ(広島大学東広島キャンパス)

和名

学名

  • Xylocopa appendiculata

分類

  • ミツバチ科 Apidae

分布

  • 北海道,本州,四国,九州.

解説

  • 胸部に黄色の毛が密生しており,ずんぐりとしたハチ.
  • オスは山道などで縄張りをつくり,ホバリングしながらメスを待つ.(その際に,飛翔する昆虫や鳥など目がけて勢いよく飛んでいく様子が観察される.)
  • フジノアザミミソハギなど様々な花に訪花する.
  • 口吻が丈夫だが短いため,しばしば花弁の外側から口吻で穴を開けて蜜を吸う行動(盗蜜)をし,受粉に貢献しないことがある.
  • メスは枯れ枝や木材などに巣穴を掘り,その中で幼虫を育てる.
  • キャンパス内での個体数は多い.

備考

参考文献


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