「オオサンショウウオの部屋/エコミュージアム」の版間の差分

提供: 広島大学デジタル自然史博物館_広島大学総合博物館
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2020年7月9日 (木) 10:53時点における版

エコミュージアム

なぜ大学博物館がオオサンショウウオの保全に取り組むのでしょうか? 広島大学総合博物館の目指す姿をご紹介します.

地域丸ごと博物館

 皆さんにとって博物館ってどんなイメージでしょうか? 「化石や歴史的資料などたくさんの展示物がある建物」をイメージされる方が多いのではないでしょうか.私も昔はそう思っていました.

 しかし皆さんに見ていただきたいものは,建物に入るものだけではありません.美しい田園の並ぶ里山の風景,その中に生息する生き物たち,そこに暮らす人々,はぐくまれてきた文化,澄んだ空気,吹く風の温度や草木のにおいにいたるまで,五感のすべてを使って皆さんに感じてほしい地域の宝がそこにあります.

 「博物」とは「あらゆるもの」を意味します.地域そのものを「館」に見立て、ありのままの状態で皆さんに見ていただく,地域丸ごと博物館が広島大学総合博物館の目指すエコミュージアム像なのです.

なぜオオサンショウウオ?

 エコミュージアムの一つの核となるものとして,博物館では現在オオサンショウウオの調査研究保全活動に取り組んでいます.なぜオオサンショウウオなのかといえば,

  • 国の特別天然記念物に指定されている文化財である。
  • 河川生態系の頂点に位置する重要種である。
  • 地域で長年親しまれてきた隣人である

などの理由があげられます.