「イチモンジタナゴ」の版間の差分

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*濃尾平野,琵琶湖,淀川水系を主な分布域とする.
 
*濃尾平野,琵琶湖,淀川水系を主な分布域とする.
 
*広島県では,芦田川で採集記録があるが,他の河川では琵琶湖産稚アユの放流に伴って移入された報告もある.
 
*広島県では,芦田川で採集記録があるが,他の河川では琵琶湖産稚アユの放流に伴って移入された報告もある.
タナゴ類の中ではやや小型で体高が低い.鰓ぶた後方に淡青い斑紋があり,そこから青緑色の線がやや上側に曲がりながら尾びれの付け根辺りに達するのが特徴.
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*タナゴ類の中ではやや小型で体高が低い.鰓ぶた後方に淡青い斑紋があり,そこから青緑色の線がやや上側に曲がりながら尾びれの付け根辺りに達するのが特徴.
 
*産卵期は春から夏で,他のタナゴ類と同じように[[ドブガイ]]などの鰓内に産卵する.
 
*産卵期は春から夏で,他のタナゴ類と同じように[[ドブガイ]]などの鰓内に産卵する.
 
*県内では個体数が非常に少ないことから移入種と考えられれている.
 
*県内では個体数が非常に少ないことから移入種と考えられれている.

2019年8月14日 (水) 07:25時点における版

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イチモンジタナゴの標本(島根県邑智郡美郷町 江の川水系産; 撮影: 平山琢朗, Aug. 1, 2012)

イチモンジタナゴ

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 顎口上綱 Gnathostomata > 硬骨魚綱 Osteichthyes > 条鰭亜綱 Actinopterygii > コイ目 Cypriniformes > コイ科 Cyprinidae


解説

  • 濃尾平野,琵琶湖,淀川水系を主な分布域とする.
  • 広島県では,芦田川で採集記録があるが,他の河川では琵琶湖産稚アユの放流に伴って移入された報告もある.
  • タナゴ類の中ではやや小型で体高が低い.鰓ぶた後方に淡青い斑紋があり,そこから青緑色の線がやや上側に曲がりながら尾びれの付け根辺りに達するのが特徴.
  • 産卵期は春から夏で,他のタナゴ類と同じようにドブガイなどの鰓内に産卵する.
  • 県内では個体数が非常に少ないことから移入種と考えられれている.


天然記念物・RDB

  • 環境省RDBカテゴリ:絶滅危惧IA類(CR)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

  • 特になし

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1994. 広島県の淡水魚, 増補改訂版. 239 pp. 中国新聞社, 広島.
  • 中坊徹次(編). 2013. 日本産魚類検索 全種の同定, 3版. xlix + xxxii + xvi + 2428 pp. 東海大学出版会, 秦野.
  • 田口 哲. 2014. フィールドガイド 淡水魚識別図鑑 日本で見られる淡水魚の見分け方. 256 pp. 誠文堂新光社, 東京.

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