クロキ

提供: 広島大学デジタル博物館
Symplocos lucidaから転送)
ナビゲーションに移動検索に移動

広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 植物メインページ > 郷土の植物 > 維管束植物 > クロキ | 広島県の植物図鑑 / 和名順

開花したクロキ(広島県廿日市市宮島; 撮影: 坪田博美; March 16, 2023)
クロキ(広島県広島市安佐北区可部町 福王寺山; 撮影: 垰田 宏, Mar. 18, 2007)
クロキ(果)(山口県下松市 笠戸島; 撮影: 垰田 宏, Dec. 13, 2009)

クロキ Symplocos kuroki Nagam.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > 被子植物上綱 Angiospermae > モクレン綱 Magnoliopsida > キク上目 Asteranae > ツツジ目 Ericales > ハイノキ科 Symplocaceae > ハイノキ属 Symplocos

旧分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ハイノキ科 Symplocaceae > ハイノキ属 Symplocos

解説

  • 本来はシイノキなどの常緑広葉樹林の要素であるが,アカマツ林などにも多い.
  • 果実は黒色.
  • 本種にはSymplocos lucidaという学名があてられてきたが,Nagamasu(1993)によりSymplocos kurokiとされた.

花期

  • 花は白色で3月下旬から4月上旬に開花し,広島県のハイノキ属としてはもっとも早く咲く.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 広島県では,沿岸部から島嶼部に普通に分布し,吉備高原面ではほとんど見られない.

産地

天然記念物

標本

  • 宮島(rn-6158),廿日市市宮内(km-5110),広島市高鉢山(yw-1781),府中町山田(hh-5705),熊野町石岳山(mt-12826),河内町小田(yy-12412),福富町段原山(km-5267),東広島市鏡山(mt-15011),倉橋島(yy-10437),江田島(mt-13283),呉市情島(yy-10476),川尻町柏島(yy-4867),本郷町用倉(yy-6788),豊栄町乃美(yy-9740),三原市仏通寺(yw-1316),黒瀬町柳国(mt-7963),安浦町諏訪大明神(mt-8623),上蒲刈島(rn-9267),下蒲刈島(hh-6015),大崎上島(hh-6476),大崎下島(hh-5966),竹原市賀茂神社(hh-6562),豊島(mt-12021)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

  • アオギ
  • クロギ
  • ドバー
  • ハア
  • ハアノキ
  • ハイドバ
  • ハイノキ
  • ハエノキ
  • ハイキ
  • ヤマギ

備考

  • 環境庁コード: 43670

文献(出典)

引用文献

  • 三次地方林業同志会. 1997. 広島県樹木方言集. -viii + 57 pp. 三次地方林業同志会, 三次.
  • Nagamasu, H. 1993. The Symplocaceae of Japan. Contr. Biol. Lab. Kyoto Univ. 28: 173–260.

ギャラリー Gallery 画廊

関連ページ


広島大学 > 広島大学デジタルミュージアム > デジタル自然史博物館 > 植物メインページ > 郷土の植物 > 維管束植物 > クロキ | 広島県の植物図鑑 / 和名順