植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter483

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
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ヒコビアミニレターNo.482(2018年4月24日)

 2018年5月20日の観察会は,大竹市栗谷町の三倉岳で行われた.天気は晴れ.参加者は43名.10時に三倉平の駐車場に集合.はじめに豊原先生がアカマツ群落について研究の流れや群落の区分,構成種などについて,説明を行われた.今回のルートは駐車場から札ケ峠への往復とし,三倉岳へは登らなかった.この地域の地質は花崗岩類からなり,林道はよく整備されている.豊原先生の説明ではかつてはツガが優占する群落で,人為的な影響によりアカマツ林に,そして現在はマツ枯れにより常緑広葉樹や落葉樹,アカマツなどが混生する林分となっている.林道沿いにコバノミツバツツジダイセンミツバツツジが見られるが,新葉では区分が難しい.林道の上にフデリンドウが見られた.エゴノキヤマボウシスノキヤマツツジバイカツツジハイノキなどの花を見る.襲速紀要素の種といわれるシロモジが多い.広島県では主に県西部(呉市から廿日市市,大竹市など)に分布している.ガンピヤブウツギナツハゼサンヨウアオイマンサク(アテツ?),ノアザミコハウチワカエデなど多くの種を見る.林道の途中で昼食.昼食後,一部のメンバーは峠をめざした.ジャケツイバラ(花),クマシデ(果実),ササユリ(つぼみ),コアジサイ(花),イチヤクソウなどを見る.峠付近にはヒメヤシャブシオオバヤシャブシがあり,かつて砂防造林が行われたことが判る.また,峠付近では松井先生からダイセンミツバツツジともコバノミツバツツジとも異なるツツジがあると教えられた.サイコクミツバツツジ(?)かもしれない.常緑のカシ類はアラカシウラジロガシツクバネガシなどを確認.ルートに沿って見られたササ類は久藤先生によるとウツクシザサミヤコザサとのことである.

(Y. Yoshino 記)



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