植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter435

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
移動: 案内検索

ヒコビアミニレター No. 435(2014年12月4日)

2014年11月16日の観察会は,三原市本郷町塔之岡の高山城跡で行われた.本郷町の生涯学習センターの駐車場を利用させてもらう.参加者は44名.天気は晴れ.9時30分にJR本郷駅南口に集合.新しい駅舎から塔之岡の登山口をめざす.城跡は花崗岩の岩山で,堆積物のある山麓部はアラカシコナラモウソウチクなどが見られる.登山道が急傾斜になるとアカマツが見られ,足元は風化した花崗岩で歩きにくい.展望のきくところから見ると,山麓部と急傾斜地の植生の違いがよくわかる.尾根筋でアカマツの1品種で根元から枝分かれするタギョウショウ(多行松)を見つける.広島県では野外で初めてみるものである.土壌が貧弱な立地なので自生の可能性が高い.この型のアカマツでは滋賀県湖南市のウツクシマツが有名で国の天然記念物に指定されている.県内でも緑化センターなどに植栽されたものが見られる.その後テイカカズラフシグロなどを見ながら尾根の砦跡につく.昼食時にエノキに多数の果実をつけたケテイカカズラが巻き付いているのを見る.午後は山頂に行き,東側に降りようとして一時道に迷う.本丸から東の尾根にたどりつき,アラカシシリブカガシの二次林の中を高坂町真良に無事おりる.本郷の駅にもどる途中に数株のツメレンゲが咲いていた.

(Y. Yoshino 記)

デジタル自然史博物館 / 広島大学 / 宮島自然植物実験所 / 植物観察会のトップ / 過去のヒコビアミニレター / 古いNews | 植物 にもどる