植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter423

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
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ヒコビアミニレター No. 423(2014年1月10日)

 2013年12月23日(祝日)の第547回植物観察会は勉強会の形で,広島市中区東千田町の広島大学東千田キャンパスS棟207講義室で13時30分より行われた.天気はくもりで,参加者は46名であった.担当者は久保と坪田.2013年の年間計画では,11月から12月に九州・沖縄方面での野外観察会を計画していたが,日程の関係で実施が困難となり,以前から要望のあった勉強会の形での開催に変更した.今回はここ数年で大きく変わった植物分類体系を紹介すべく,「新しい植物分類体系について」と題して話題提供した.久保が最初の話題を担当し,「維管束植物の新しい植物分類体系について」と題して,リンネの性分類体系以来約300年にわたる分類の歴史を解説するとともに,維管束植物の分類体系について従来のマクロ形態(おしべやめしべの形態)に基づく分類体系から,分子系統学の発展にともなって提案された最新のAPGⅢ分類体系までの概略を説明した.また,APGⅢ分類体系で大幅に取扱が変わった科のいくつかについて例示した.続いて,坪田が担当の話題では,「分子系統学のはなし-基礎からわかる生物の歴史の調べ方-」と題し,近年発展したDNAの情報を使って生物の歴史を調べる分子系統学について,それを理解するための基礎知識と分子系統学の概略を説明した.予定よりやや遅く15時40分頃終わり,引き続いてSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の高校生のポスター発表を2件行った.発表の中でアレロパシーに関する内容があり,関先生がアレロパシーに関する歴史の解説をされた.16時30分すぎに会場を出て,やや暗くなり始めていたが,希望者だけ旧理学部1号館周辺の植物を30分ほど観察した.今回はじめて勉強会の形で開催したが,好評であれば今後も続けたい.

(H. Tsubota, H. Kubo & S. Uchida 記)

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