植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter409

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
移動: 案内検索

ヒコビアミニレター No. 409 (2013年1月8日)

 2012年12月16日の533回植物観察会は,花田トシさんのお世話で,東広島市安芸津町三津で行われた.天気は晴れ.参加者は42名.昭和池の奥に10時集合.竹原周辺や安芸津は古くからシカの生息地として知られている.集合地付近でバスの運転手さんが,シカの頭蓋骨を見つけ一同驚く.夫婦滝付近にはシリブカガシタラヨウアラカシなどが生育していた.滝の岩場(海抜160 m)で関先生がクマノゴケ(環境省:絶滅危惧I類,広島県:絶滅危惧II類)を見つけた.道路沿いに樹木や草本類がほとんど生育していない放棄水田があった.皆であれこれ考えた結果,シカが食べるためであろうとなった.タマミズキジャケツイバラハイノキなどを見ながら登る.ほとんどの樹木が萌芽状であり,里山としてよく利用されていたことが判る.7合目付近からはある会社の所有地で,持ち主の御好意により入らせていただく.峠付近には,オオミズゴケの生育する小さな湿原が見られた.周囲の樹木が茂り,湿原内にも樹木が生育するようになって環境が悪化している.樹木を伐採除去すれば湿原が復活するであろう.洞山の東側にある466 mの山頂で昼食.ここからは瀬戸内海がよく見えた.食後,豊原先生から本日確認されたハイノキと県内のツガ林やモミ林との関係について説明を受けた.帰りは所有者の宇根川さんのキャンプ場で温かい豚汁とヒサカキ茶をいただいた.

(Y. Yoshino 記)

デジタル自然史博物館 / 広島大学 / 宮島自然植物実験所 / 植物観察会のトップ / 過去のヒコビアミニレター / 古いNews | 植物 にもどる