植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter399

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
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ヒコビアミニレター No. 399 (2012年3月21日)

2012年3月18日の第522回植物観察会は広島市安佐北区可部町桐原(とげ)付近で行われた.根ノ谷川の土手に10時集合.参加者49名.道端にはナズナオオイヌノフグリホトケノザオランダミミナグサスズメノカタビラなど,堤の草地にはミチタネツケバナが咲いている.ヒメオドリコソウエゾノギシギシスイバヤハズエンドウはまだ.セイヨウタンポポシロバナタンポポの開花は少数.三入神社の社叢下部の林縁には,イノモトソウフモトシダベニシダシシガシラウラジロゼンマイ(枯),フユイチゴキヅタテイカカズラが,斜面はツブラジイツガが優占し,林内にヤブツバキクロキシキミサカキヤブニッケイ,林床にツルアリドオシがある.先月の観察会で見たスダジイとここのツブラジイの違いを葉の断面写真で説明.岩山でもないのにツガの群生は珍しい.社殿のそばにコウヨウザンが1本.社叢を下り水田地帯へ,畦の側にタネツケバナが咲いていたので,外来種のミチタネツケバナとの違いを検索表で確認する.車道沿いの斜面にはアラカシナナミノキイヌツゲシャシャンボコシダ,人家の庭には咲き始めのサンシュユや満開のシナマンサクが,石垣にはチャセンシダノキシノブ,大きなウメノキゴケがある.集落を外れると石垣の上にセリバオウレンが咲いていた,昨年の葉が残り,新しい葉は小さい.谷間のスギ林内を進むと,林道脇にウリハダカエデが多く,林内にコショウノキの白い花が各所に見つかる.ここもシカの食害が顕著で,冬枯れのイワヒメワラビや大きな果実を残したジャケツイバラが目立つ.

(H. Taoda 記)

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