植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter371

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ヒコビアミニレター No. 371 (2010年6月10日)

2010年6月6日の第495回植物観察会は岡山県岡山市の半田山植物園(岡山市北区法界院 3-1)で行われた.昨年好評であったので,今年も6月の観察会は2回開催とし,1回は植物 園での植物観察とした.半田山植物園は岡山市の市街地に隣接し,面積約11万m2で,半田 山(85 m)の斜面を利用して作られている.園内には約3,000種の植物があり,頂上に近 い部分には一本松古墳がある.桜の時期には多くの人で賑わうとのこと.参加者20名.雨 を心配していたが天気は良く,暑いくらいであった.10時30分に半田山植物園駐車場に集 合.ビヨウヤナギとキンシバイ(園芸品種の花が大型のもの)が開花.いずれもオトギリソウ科 の小低木で,庭木や植え込みに利用される.いずれも黄色い花を咲かせるが,ビヨウヤナギの 方が雄しべが長い点で区別できる.4月から宮島自然植物実験所に勤務の平原 の紹介の後,入園料(大人300円,65歳以上無料)を払い入園.入口から向かって左側の 園路を上る.コルクガシ,ロウバイ(果実),セコイアメスギ,ウメ(枝垂れ),チョウ センレンギョウ,ショウドシマレンギョウ(小豆島固有),ハナゾノツクバネウツギ, テーダマツが見られる.テーダマツは北米原産の高木で,現地では樹高30 mになる.三葉 マツの一種で,球果の鱗片の先端に棘があるのが特徴.池の周囲で,ヒマラヤゴヨウやタ ラヨウ,カラタネオガタマ,サラサウツギ,キショウブ,ヤマボウシ,タブノキ,バクチノキ, ハンゲショウ,ミズスギ,ニオイヒバ,メタセコイア,ラクウショウ(ヌマスギ), スイショウ,エノキスダジイを観察.順路を進み,タイサンボクやリギダマツ,キンシ バイ,アイノコマンサク(マンサクとシナマンサクの雑種),アカバナマンサク,シナマ ンサク,ヤマアジサイ,クロバナロウバイ,セイヨウハシバミ(ヘーゼルナッツ),ウバ メガシ,モミジバフウ,ブラジルマツ,ユスラウメ,ヒトツバタゴ,マスクサ,コブシ, アマドコロ,カイノキ,ヒメカンスゲを見る.園路沿いにコトネアスター類(Cotoneaster lacteus, C. dammeri, C. horizontalis)が 植えられていた.コトネアスターはバラ科 シャリントウ属Cotoneasterの植物の総称で,中国南西部からヒマラヤにかけて分布する. 低木で匍匐する性質の強いものが園芸で利用されている.ハーブ園でラベンダーやミント類をはじめとするハーブ,スモークツリー(ケムリノキ)を観察.ハーブ園からユリノキの花が見られた.ロックガーデンを経て,頂上手前の休憩所で昼食.途中でフェンネルやアメリカユクノキ,イイギリ,マンシュウクロマツ,コバノミツバツツジ,シモツケ,ボケを観察.昼食後,アカマツで覆われた一本松古墳を経由.サザンカやカンツバキ,フェイジョア,アカギ,サイカチ,サンザシ,トサミズキ,ダンコウバイ,ソメイヨシノ,ダイオウショウ,コバンモチ,ホルトノキ,シラカシツクバネガシ,ジャケツイバラ,ネジキ, ハナノキ,サンゴジュを見る.竹笹園でホウライチクを観察.垰田さんから土地の境界に植えるとの説明がある.湿性園を経て温室に上がる.途中,ハカタガラクタやイヌシデ,ヤマウルシ,ネズ,ナナメノキ(大木),オオヤマザクラ,ヤブミョウガ(花),エビネ,アキニレ,ノリウツギが見られる.湿性園ではフシグロセンノウやオタカラコウが見られる.その後,コウヨウザン,ハンカチノキ,ドクダミ,ケグワ(果実),センダン,オガタマノキ,シナノガキを観察.温室ではアナナス類やサンタンカ,アボカド,マツバラン,ミッキーマウスノキ,バンジロウ,サガリバナ,インドボダイジュ,ウツボカズラ類などを観察.そのまま下り,駐車場で14時30分頃解散.予定していた,三野公園(みのこうえん)は時間の関係で省略した.

(H. Tsubota, H. Kubo & T. Hirahara記)

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