植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter367

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ヒコビアミニレター No. 367 (2010年3月31日)

2010年3月21日の第492回植物観察会は,広島市安佐北区の飯室-太田川畔で行われた.参加者は 36名,安佐公民館前で市内からの路線バス到着を待ち,説明後に出発.前日の黄砂が消え,良い天気となったが風は強い. 車の多い国道を避け支流の土手を歩く,オオイヌノフグリ,フラサバソウ(イヌノフグリに比べて葉が横広で毛が多い),ナズナ,ホトケノザ,コハコベ,シロバナタンポポなどが咲いている. ここのセイヨウタンポポは総苞外片の反りが少なく,西日本タンポポ調査の区分では3にあたる.長沢橋を渡り,太田川右岸を歩く.山麓斜面にはアラカシ,ヒサカキ(雄),イヌツゲ,ネズミモチ,アセビ,ソヨゴ,シキミなどの常緑樹が多い.タマゴケのやわらかな緑葉と大きな胞子のうが春らしい. 途中の水田にはスズメノテッポウ,ノミノフスマに混じってコオニタビラコが花ざかり.日陰の湿地にはヤマネコノメソウ,カテンソウ,ヒメウズが咲き,樹下には斑入りのハカタシダが目立つ.明るい場所にはヤマブキが咲き始め,雌花をつけたヒサカキもある. 階段から岩場に下るとキシツツジが数株開花,ユキヤナギは咲き始め.対岸の広い川原で竹林を風除けに昼食.午後は再び右岸に戻り,235 m丘の南側を長沢に向かう. ここは工業団地として削られる計画があったそうで,現状は二次林と放棄水田.樹木はアベマキ,アラカシ,ノグルミ,シロダモなど,2ヶ所にワサビが咲き,アマナ,キジムシロ,ミミナグサが開花,イノシシのヌタ場となった湿地にはネコノメソウが満開,北斜面にあったヤマネコノメソウは見当たらない. タガラシ,カキドオシが咲き,渓流にはセキショウが花穂を伸ばし,傍らにはチャルメルソウ.宇津に戻り,廃線となった可部線を歩く.飯室駅では枕木の間にスギナ,セイヨウタンポポ,スイバ,キランソウが咲き,南向きの斜面のオドリコソウは満開であった.

(H. Taoda記)

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