植物観察会/KansatsukaiPageMiniLetter356

提供: 広島大学デジタル自然史博物館 植物
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ヒコビアミニレター No. 356 (2009年6月29日)

2009年6月21日の第481回植物観察会は広島県山県郡北広島町才乙の天狗石山(1192 m)で行われた.前日の天気予報どおりの雨で,参加者は41名.標高800 mの来尾峠から,ミズナラが優占する二次林中の急坂を登る. 900 m辺りからブナが多くなる.標高1050 mあたりで緩傾斜の風衝尾根となり,サワフタギ,タンナサワフタギ,ミヤマイボタ,アラゲナツハゼの白い花が目立つ.イヌツゲ,サンカクヅルも開花中,アカモノ,レンゲツツジの花は終わり,アズキナシ,ズミには若い果実が見られる.南側の斜面にはアカマツが植林されているが,尾根には天然生のクロマツが,樹高3-4 mのブナと共に,北側に傾いた風衝樹形を示している.標高1100 mからは,やや高齢のブナ林となり,コハウチワカエデ,アサノハカエデ,ハイイヌガヤ,オオカメノキ,クロモジを伴う.林床にギンリョウソウ,タニギキョウの花が残り,エンレイソウ,ツクバネソウの花は終わっていた.岩場には天然スギの集団がある.山頂の岩場には2株のオオヤマレンゲが開花中,足場が狭く,交代しながら,間近に花を観察する.近くのハスノハイチゴの花は終わり,午後には雨もやみ,ゆっくり下る.登りで見落としていたマツブサやハンショウヅルの花を確認した.

(H. Taoda 記)

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