ハダカホオズキ

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ハダカホオズキ Tubocapsicum anomalum (Fr. & Sav.) Makino

シノニム

その他

  • Tubocapsicum anomalum (Franch. et Savat.) Makino(広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会 1997で採用.)

分類

種子植物門 Spermatophyta > 被子植物亜門 Angiospermae > 双子葉植物綱 Dicotyledoneae > ナス科 Solanaceae > ハダカホオズキ属 Tubocapsicum

解説

  • 山地に生育し,草丈30-80 cmになる多年生草本.
  • 葉は互生で,茎は比較的よく分枝して広がる.
  • 早秋に開花して,晩秋にかけて直径1 cm足らずの赤い果実(液果)をつける.
  • 液果であることから,鳥散布であると思われる.
  • 和名は,ホオズキに似た液果が包まれず露出することから.

花期

分布・産地・天然記念物

分布

  • 本州・四国・九州・沖縄に分布する.
  • 広島県では,吉備高原面から中国山地の渓谷に稀に分布し,島嶼部では宮島にあったが,最近,見られなくなった.

産地

  • 広島市佐伯区湯来町(関 2005)

天然記念物

標本

  • 吉和村冠山(yh-283),宮島(ts-620),戸河内町打梨(yy-7343),広島市瀬谷(rn-9778),河内町竹林寺(yy-6872),神之瀬峡(hh-8604),甲山町男鹿山(ns-800)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 49750

文献(出典)

  • 関ほか(1975),橋本ほか(1980),土井(1983),関ほか(1983b),井波(1985),広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(1997)

引用文献

  • 関 太郎. 2005.12.17. 野の花ズームアップ. 中国新聞, 朝刊, pp. 12.

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