ニホンスッポン

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日光浴するニホンスッポン.吻端の鼻は長くつき出て,首が極めて長い.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 19, 2015)
ニホンスッポン成体(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 19, 2016)
ニホンスッポン.首が極めて長い.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 20, 2016)
日光浴するニホンスッポン成体(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 15, 2016)
水面に出て呼吸するニホンスッポン(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 21, 2016)
ニホンスッポンの頭部.鼻孔は吻端まで延び,口先が尖っている.(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 21, 2016)
ニホンスッポン幼体(広島県三原市; 撮影: 池田誠慈, Jul. 2, 2016)

目次

ニホンスッポン Pelodiscus sinensis

分類

動物界 Animalia > 脊索動物門 Chordata > 脊椎動物亜門 Vertebrata > 爬虫綱 Reptilia > カメ目 Testudines > スッポン科 Trionychidae > スッポン属 Pelodiscus > ニホンスッポン Pelodiscus sinensis

解説

  • 本州・四国・九州・壱岐島・徳之島・沖縄島・久米島・伊平屋島・石垣島・西表島・与那国島に分布(一部は養殖個体の定着.琉球の個体群の一部は九州や台湾から持ち込まれた養殖個体に由来).国外ではモンゴル・朝鮮半島・中国大陸・台湾・海南島・インドシナ北部に分布.
  • 広島県では,内陸部の河川や砂泥質の池沼に生息する.
  • 背甲は平たく軟質の皮膚に覆われ,角質の鱗板(りんばん)をもたない(ニホンイシガメクサガメミシシッピアカミミガメのような固い甲羅ではない).
  • 吻端の鼻は長くつき出る.首が極めて長く,よく咬みつく.水中生活に適応し,水かきが発達している.
  • 皮膚や咽頭の内面に毛細血管が集中しており,そこで水中の溶存酸素を取り込むことができ,水中で長時間活動できる.
  • オスの尾はメスに比べて,長く太い.
  • 護岸のコンクリート化により日当たりの良い砂地の産卵場所が減少し,用水路のコンクリート化で繁殖地や採餌場への移動の制限が生じている.
  • 食用にされることもあり,養殖されている場所もある.
  • 県内の野生個体は減少していると推定されるが情報が不足している.

天然記念物・RDB

  • 環境省RDB:情報不足 (DD)
  • 広島県RDB(2011):要注意種 (AN)

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • スッポン

英名

  • Chinese softshell turtle

広島県方言

  • すっぽん

備考

参考文献

  • 比婆科学教育振興会(編). 1996. 広島県の両生・爬虫類. 168 pp. 中国新聞社, 広島. ISBN 978-4885172298.
  • 疋田 努. 2002. 爬虫類の進化. 234 pp. 東京大学出版, 東京.
  • 内藤順一. 2012. スッポン. 広島県の絶滅のおそれのある野生生物, 3版. 92 p. 広島県, 広島.
  • 千石正一(編). 原色両生・爬虫類. 206 pp. 家の光協会, 東京.
  • 安川雄一郎. 1996. スッポン. 日本動物大百科 5: 61 p. 平凡社, 東京.

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