トクサ

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トクサ Equisetum hyemale L.

シノニム

その他

分類

維管束植物門 Tracheophyta > シダ植物亜門 Polypodiophytina > シダ植物綱(シダ綱) Polypodiopsida > トクサ亜綱 Equisetidae > トクサ目 Equisetales > トクサ科 Equisetaceae > トクサ属 Equisetum

旧分類

トクサ門 Calamophyta > トクサ綱 Equisetopsida > トクサ目 Equisetales > トクサ科 Equisetaceae > トクサ属 Equisetum

解説

  • 常緑性.
  • 地上部は高さ0.5-0.8 m程度.
  • 地下茎は横に伸び,地上茎は直立し叢生.地上部は硬く,分枝せず,中空.茎の表面は節が目立ち,縦溝があって濃緑色.節には袴がある.
  • 夏,茎の先端に胞子嚢穂をつける.
  • 表皮細胞の細胞壁にプラントオパールと呼ばれる珪酸(二酸化ケイ素)が多く含まれるため,茎をゆでて乾燥させたものが研磨材としても利用される.

分布・産地・天然記念物

分布

  • 本州中部から北海道の山中の湿地に自生.
  • 園芸や観賞用に庭園に栽培され,人家の周辺に逸出している.

産地

天然記念物

標本

慣用名・英名・広島県方言

慣用名

  • 漢字では「砥草」あるいは「木賊」と表記される.

英名

広島県方言

備考

  • 環境庁コード: 480
  • 栽培
  • 「トクサ刈る」は秋の季語
  • 干した茎は木賊(もくぞく)と呼ばれ,漢方で利用される.
  • 能に「木賊」がある.
  • 小話にトクサを題材にしたものがある.

文献(出典)


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