カバキコマチグモ 広島大学東広島キャンパス

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カバキコマチグモの成体(オス).頭胸部が鮮やかな橙褐色.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jun. 28, 2021)
たくさんの子グモに覆われるカバキコマチグモの成体(メス).母グモは,生きたまま自らの子グモに食べられて死を迎える.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Aug. 2, 2022)
カバキコマチグモの産室.ちまき型をしている.(広島県東広島市鏡山; 撮影: 南葉錬志郎, Jul. 16, 2019)

カバキコマチグモ(広島大学東広島キャンパス)

和名

  • カバキコマチグモ

学名

  • Cheiracanthium japonicum

分類

  • コマチグモ科 Eutichuridae

分布

  • 北海道,本州,四国,九州.

解説

  • メスの腹部は黄~黄緑色で,オスは橙褐色.
  • メスは産卵のためにススキなどの葉を巻いて産室を作るが,その形状はちまき状である.
  • 非常に強い毒をもち,死亡例はないが咬まれると激しい痛みを伴うため,決して不用意に産室などを開けないよう注意が必要.
  • 子グモが母親の体を食べて育つという生態が知られている.
  • 東広島キャンパス内での個体数は多い.

ギャラリー

備考

参考文献

  • 馬場友希・谷川明男. 2015. クモ ハンドブック. 111 pp. 文一総合出版, 東京.

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